格安SIMの中でも評判の良さでひときわ目立っているのが、このUQモバイル!
TVのCMが大々的に放映されているというのもありますが、auのサブブランドでもあることから、UQモバイルは、通信速度や通信の安定性でも評判が良いようです。
また、2021年1月13日に発表された「くりこしプラン」(スタートは、2021年2月1日)も、なかなかの高評価。
では、UQモバイルに死角はないのでしょうか?UQモバイルの評判や口コミを徹底的に調べてみました。
UQモバイルのメリット・デメリット
まず、UQモバイルのメリット・デメリットをみてみましょう。
UQモバイルのメリット
料金プランがシンプルで分かりやすい
UQモバイルのスマホ向け料金プラン(スマホプラン)はとてもシンプル!分かりやすいです。
月間の使用データ量ごとに、2つのプラン(「S」「R」)が用意されています。
(2020年6月1日から、下表のような新しいスマホプランがスタートしました)
スマホプラン | S | R | |
---|---|---|---|
月額料金 | ずーっと 1,980円 | ずーっと 2,980円 | |
割引 | UQ家族割 | ずーっと 1,480円 | ずーっと 2,480円 |
ギガMAX 月額 | |||
データ 容量 | 基本容量 | 3GB | 10GB |
キャンペーン 適用時 | 最大4GB | 最大12GB | |
容量超過時の速度 | 最大300kbps | 最大1Mbps | |
通話 | 基本 | 20円/30秒 | |
オプション | オプションとして、
が選べます。 |
UQモバイルの場合は、上記の月額料金がそのままずーっと適用されるのも有り難いですね!(2年目以降値上がりするようなことがありません)。
2021年2月1日からスタートする「くりこしプラン」については、

をご覧ください。
60歳以上の方に特におすすめ!
60歳以上のシニア層を対象に、「国内通話し放題」のオプション料金(1,700円/月)が、
- 2ヶ月目~6ヶ月目:無料
- 7ヶ月目以降:700円/月(1,000円/月オフ)
となるプランがあり(但し、機種が限定されます)、大変おトクです。
「遠方に住んでいる子供や孫との通話が殆ど!あとは、LINEやニュースをみるくらい」というシニア層の方には、大変有り難いですね!
データ節約モードがある
UQモバイルには、「節約モード」というのがあります。
データの送受信速度が、最大1Mbps(プラン「S」の場合は最大300kbps)と低速になるものの、低速でもストレス無く使えるアプリ、例えばSNSや音楽等、のデータ消費量が「ゼロ」になります。
Youtube等の動画の再生には少し無理があるかもしれませんが、普段はSNSや音楽の再生が中心という方にはとても有り難いモードです。
以上の他にも、当月データ量が余れば、翌月に繰り越しが出来るという「データ繰り越し」ができるのもいいですね。ワイモバイルにはありません。
UQモバイルのデメリット
新しいiPhoneが購入できない
携帯キャリアと比較した場合のUQモバイルの最大のデメリットは、「新しいiPhoneが購入できない」(但し、iPhoneSE2は除く)ということではないでしょうか。UQモバイルで端末セットとして購入できるiPhoneは、iPhoneSE2とiPhone8(但し、au certified)のみとなっています。
とは言っても、購入できないだけ。
最新iPhone含めてiPhone11、iPhpneXは、Apple StoreやAppleの実店舗でSIMフリーのiPhoneを購入できます。既にUQモバイルで動作確認済ですので、問題なく使用することができます。
ガラケーが使えない
「軽い」「バッテリーの持ちが良い」「2つ折りだからアゴに挟んで使える」など、携帯電話を通話中心で使用するガラケーユーザーには、UQモバイルは利用できません。
「持ち込み」が出来ないし「ガラケー」タイプの端末の販売もないからです。
ガラケーにこだわりのある方は、ワイモバイルのご利用をおすすめします。
データ通信で「3G回線」が使えない
こちらも、携帯キャリアと比較した場合のデメリットになります。他のMVNOもデータ通信で「3G回線」は使用できません。
UQモバイルは、auから「4G LTE」という高速回線を借りていますが、3Gの回線は借りていません。従って、電波の入りにくいところや地方にいくと、圏外になってしまうことがよくあるようです。
アウトドアで山や海に出かける機会の多い方や、地方出身の方で地元に帰省した場合、データ通信が出来なかった(例えば、Webが閲覧できない等)といった問題が発生するかもしれません。
ただし、通話に関しては、3G回線も使っているので上記のような問題は起こりにくいです。
携帯キャリアでは、既に「3G回線のサポート終了予定」を表明しています。
なので、それ程大きなデメリットとは言えないでしょう。
通信速度の制限
これは、「3日間のデータ通信量が6GB以上になると通信速度を制限する」というものです(公式サイトには細かい文字で記載されています)。
速度制限の解除につきましては、直近3日間の通信量が「6GB」を下回った翌日に解除されるようです。
UQモバイルのもっと詳しい情報は、

次からは、実際のUQモバイルの評判や口コミです。
良かったという評判・口コミ
評判や口コミで特に多いのが、
に関するものです。この3点について徹底的に調べてみました。
まず、料金プランに関する評判や口コミをみてみましょう。
UQモバイルの料金プランについて
その前に、UQモバイルの料金って、
- キャリアであるauと比較してどうなの?
- 他のMVNOと比較してどうなの?
はチェックしておく必要があります。
そこで、月間のデータ通信量を、
- 10GBまで
- 10GB以上
に分けグラフ化してみました。
表中の料金には、できるだけ条件を揃えるために、
- auの料金には、5分かけ放題(500円/月)とLTE NET(300円/月)を考慮
- UQモバイル及び他のMVNOの料金には、10分かけ放題料金を加算
しています。
10GBまでの料金比較
上記のグラフから、
- 10GBまでの場合、auの料金とUQモバイルを含むMVNOの料金には、大きな差があることがわかります。
- UQモバイルと他のMVNOの料金を比較しても、特別、UQモバイルが安いということはない。
と言えるでしょう。
10GB以上での料金比較
但し、14GBを超える辺りから、auの料金のほうがUQモバイルより安くなることが言えるでしょう。
以上のことから、auとUQモバイルの棲み分けは、
- 10GB程度までのライトユーザーには、UQモバイルがおすすめ
- 14GBを超えるようなヘビーユーザーには、auのほうがおすすめ
と言えます。
以上のことを踏まえて、以下の評判や口コミを見ていただくと分かりやすいと思います。
良かったという評判
まず、料金に対する評判や口コミをみてみます。
(インスタグラムへの実際の投稿は、こちら。)
比較したのは
Yモバイル・楽天モバイル・UQモバイル
*
今回重視したポイント
☑︎月額6,000円以内である
☑︎わたし4GB以上、夫2GB
☑︎音声通話かけ放題あり
☑︎できれば向こう2年は変えたくない
*
■1年目の料金比較
Y→61,560円
楽天→47,520円
UQ→59,520円
*
■2年間の合計料金比較
Y→145,560円
楽天→131,040円
UQ→119,040円
*
楽天を1年で解約して、その後UQモバイルにするか。。
Yモバイルを半年で解約して…など
考えましたが、事務手続きやSIM自体にもお金がかかります😂
*
*
そして気になったのは楽天モバイルの
かけ放題は専用アプリなので
結構面倒くさい…
そもそも遅い…みたいなクチコミを見て
UQモバイルにしよう!と決めました😊🙌
*
*
申込先によって特典も様々なので比較しましたので
よかったらご覧ください。
(Twitterより引用。実際のツイートは、こちら。)
このように、データ容量が10GB/月程度までであれば、「3大携帯キャリアの時と比較して、通信料金を大幅に削減できた」と多くの方が喜ばれています。
そして注目したいのが、UQモバイルが2020年6月1日からサービスを開始したプラン「R」。繰り返しになりますが、これは、
- データ容量:10GB/月
- 月額料金:2,980円(税抜)
- 容量超過時の制限速度:最大1Mbps
と、楽天モバイルの「UN-LIMIT」をかなり意識した強力なプランになっています(特にデータ容量は、UN-LIMITパートナー回線の倍)。
そして、最近、このプラン「R」に対する評判や口コミも挙がってきました。
(Twitterより引用。実際のツイートは、こちら)
このように、プラン「R」はかなり評判が良いようです。
通信速度に関する評判・口コミ
MMD研究所「2019年3月格安SIMサービス通信速度調査結果」や、RBB SPEED TESTの結果をみても、UQモバイルの通信速度は、他のMVNOと比較して優れていることがお分かりでしょう。
実際、以下のUQモバイルを利用されている口コミをみても、評判が良いのが分かります。
良かったという評判・口コミ
■ 通常モードでの通信速度は?
(Twitterより引用。実際のツイートは、こちら)
(Twitterより引用。実際のツイートは、こちら)
(Twitterより引用。実際のツイートは、こちら)
(Twitterより引用。実際のツイートは、こちら)
このように、通信速度に関しても、他のMVNOよりは評判が良いようです。
でもこれは、他の格安SIM(MVNO)と比較した場合の話です。
UQモバイルもauから携帯回線を借り受けているので、auと比較すると、通信速度が上回ることはありません。ドコモやソフトバンクと比較しても上回ることは無いでしょう。
特に、携帯回線が混み合う12:00-13:00や18:00以降の時間帯では、携帯キャリアとの速度差を感じる時があるようです。
しかし、これは仕方ありません。月額料金がかなり安くなるので、「この点については我慢するしか無い!」ですね!
■ 節約モードでの通信速度は?
UQモバイルには、節約モードというのがあります。SNSやWebブラウジングなど、低速でもストレスなく閲覧できるものはこの「節約モード」に切り替えて、データ消費量を「ゼロ」にすることができます。
では、この「節約モード」の通信速度は?
プラン「S」では最大300kbpsとなっていますが、プラン「R」では最大1Mbps。
では、この最大1Mbpsという通信速度はどのような感じなのでしょうか?
(Twitterより引用。実際のツイートは、こちら)
(Twitterより引用。実際のツイートは、こちら)
このように、この節約モードも好評のようですね!
サポートに関する評判や口コミ
UQモバイルに限らず、携帯キャリアや他の格安SIMでも、サポートに関する評判や口コミは分かれます。良かったという口コミもあれば悪いという口コミも…
結局は、サポートしてくれるスタッフの対応力(受け答えや知識など)次第のようです。
良かったという評判や口コミ
(Twitterより引用。実際のツイートは、こちら)
(Twitterより引用。実際のツイートは、こちら)
良かったという評判や口コミのまとめ
2020年6月1日に新プランが始まって、UQモバイルの評判や口コミがさらに良くなってきているようです。
比較されるのが、
- 楽天モバイルの「UN-LIMIT(アンリミット)」
- ワイモバイルのプラン「M」(2020年7月1日から。データ容量:10GB、10分かけ放題の通話料込みで月額3,680円、制限速度:最大1Mbps)
まず、楽天モバイルの「UN-LIMIT(アンリミット)」との比較ですが、
- UN-LIMIT(アンリミット)は、まだサービスエリアが限定的。それに対しUQモバイルの回線はauなので、ほぼ全国的に使える。
- UN-LIMIT(アンリミット)では、iPhoneがまだサポート外。それに対しUQモバイルでは、ほとんどのiPhoneが使える。
などの優位性があります。
ワイモバイルとの比較については、
- データアクセスをメインで使うのであれば、UQモバイルが有利。月額料金が安い、余った容量を翌月に繰り越せるなどのメリットがある。
といえます。
ワイモバイルとの比較は、

でも詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
あまり良くない(悪い)評判・口コミ
何を比較対象にするかにより評判や口コミは違ってきます。
- 他の格安SIMと比較した場合、良くない・悪いという評判や口コミは殆どありません。強いてあげれば、「料金が特別安いという訳ではない」というくらいです。
- 3大キャリアと比較した場合、通信速度が遅くなるという方がいますが、格安SIMという位置づけからこれは仕方ありません。
このように、悪い口コミがあまり無いUQモバイルですが、敢えて、ここは改善してもらえると有り難いという評判・口コミを挙げてみました。
料金に関して
UQモバイルの料金は、3大携帯キャリアと比べると大幅に安いです。でも、他の格安SIM(MVNO)と比較すると、それほど安くはありません。
(Twitterより引用。実際のツイートは、こちら)
でも、通信速度や通信の安定性という通信の質で、評価を上げているようですね。
サポートに関して
UQモバイルのサポートに関しても、「あまり良くない(悪い)口コミ」が挙がっています。
「サポートの電話がなかなかつながらない」という口コミ以外にも、次のような口コミが挙がっています。
(Twitterより引用。実際のツイートは、こちら)
(Twitterより引用。実際のツイートは、こちら)
UQモバイルをおすすめしない人
このようにUQモバイルの評判や口コミを見てきましたが、「良かった」という評判や口コミが殆どで、「悪い」「ここは改善して欲しい」という評判や口コミが本当に少ないと思いました。
ただ、次のような方には、残念ながらUQモバイルはおすすめできません。
1.新しいiPhoneを購入したい方
UQモバイルで購入出来るiPhoneは、今の所、iPhoneSE2 64GB/128GBとiPhone 7のみ。iPhoneSE2 256GBやiPhone 12、iPhone 11、iPhone Xといった新しいモデルは購入できません。
但し、Apple Store でSIMフリーのiPhoneを購入してUQモバイルで使用することは、何ら問題ありません。
2.通話のトータル時間が60分を超えるような方
長時間スマホを使って通話する方は、UQモバイルよりもワイモバイルがおすすめです。
3.データ使用容量が10GBを超えるようなヘビーユーザーの方
UQモバイルに限らず、格安SIM(MVNO)のメリットは、料金が格段に安くなることですが、これは、月間のデータ使用量が小・中規模(おおよそ10GB以下)というライトユーザーの方です。
最近、動画やYoutube等をスマホで長時間視聴する方が増え、「月間のデータ使用量が30GB、50GBは当たり前!」という方も増えてきました。
このようなヘビーユーザー方は、ドコモ、au、ソフトバンクのほうが安くなります。
4.LINEのID検索、キャリアメールが必要な方
UQモバイルでは、LINE IDの検索機能が使えません。
また、キャリアメール(@docomo.ne.jp、@ezweb.ne.jp、@softbank.ne.jpのような、今まで3大キャリアでお使いのメールアドレス)も使えません。
UQモバイルの概要
KDDIやJR東日本等の大手企業が株主のUQコミュニケーションズ(株)。そのUQコミュニケーションズが運用する格安SIM(MVNO)サービスが、このUQモバイルです。
(2020年5月、KDDIはUQモバイルの統合を発表しました。今後、KDDIは「au」と「UQモバイル」の2つのブランドで通信サービスを提供していく予定のようです)
対応している回線はauのみ。KDDIとの繋がりが強いせいか、通信速度が速い、通信が安定していると好評です。
また、格安SIM(MVNO)の中で「国内通話かけ放題」の通話サービスを提供している会社でもあります(このサービスを提供しているのは、ワイモバイルとUQモバイルの2社のみ)。
UQモバイルの詳細は、
UQモバイルお買い得情報
iPhoneSE2がUQモバイルにも登場
UQモバイルが、今大人気のiPhoneSE(第二世代)の販売を開始しました。
iPhoneSE2 64GB:
一括購入:32,400円、24回:1,350円/回、36回:900円/回
iPhoneSE2 128GB
一括購入:43,200円、24回:1,800円/回、36回:1,200円/回
上記価格は、スマホプラン購入時。表示は、税込み。
詳細は、

をご覧ください。
まとめ
知名度と通信速度や通信の安定性に対する評価が高いことから、UQモバイルに乗りかえる方が多いようです。
格安SIMの中で、とりわけ料金が安いという訳ではありませんが、UQモバイルに乗り換えるだけで通信料が1/2から1/3に抑えられて、そこそこ安定して使えるとなれば、UQモバイルを推さない理由はないですね。
同様のサブキャリアという位置づけで、ワイモバイルと比較検討される方もおられるので、下記の参考記事も参考にしてみて下さい。
UQモバイルの公式サイトは、こちらをご覧ください。
ご参考記事:

