楽天モバイルがUN-LIMIT(アンリミット) VIを発表。使った分だけ支払う料金体系に

楽天モバイルが「UN-LIMIT VI」を発表。毎月使った分を支払う料金体系に

2021年1月29日、楽天モバイルが新しい料金プラン「UN-LIMIT(アンリミット) VI」を発表しました。

毎月のデータ使用量が20GBにも満たない小・中容量ユーザーにも大きく響く料金体系になっているほか、使ったデータ容量に見合う料金を支払えば良いので、スマホ代の大きな節約に繋がります。

通話料や従来のZERO宣言は、そのまま踏襲されます。また、回線申込みの受付やサポートは、オンラインだけでなく楽天モバイルショップ(リアル店舗)でも受付可能など、他の3大携帯キャリアの新ブランドとは一線を画したサービスを提供するようです。

 

携帯料金の値下げは、ahamoから始まった

2020年12月以降、スマホ料金の値下げが相次いで発表されました。

口火を切ったのは、NTTドコモのahamo20GBで月額2,980円(税込:3,278円)という低価格だったことから、携帯業界に衝撃が走りました。
(2021年3月に、2,980円 -> 2,700円(税込2,970円)に変更)

その跡を追ったのが、SoftBank。SoftBank もNTTドコモと同様、20GBで月額2,980円(税込:3,278円)。しかもLINEは使いたい放題というおまけ付き。
(2021年2月に、2,980円 -> 2,480円(税込2,728円)に変更)

年が変わった2021年1月。auの発表に期待が高まっていましたが、povoというブランドで20GBで月額2,480円(税込:2,728円)という料金を発表。5分かけ放題は含まれていませんが、「トッピング」と呼ばれるオプション群の中からこのオプションを追加(550円/月)すると、2,980円(税込:3,278円)となってahamoSoftBank on LINE(現在のブランド名は、LINEMO)と横並び。

以上、携帯大手3社の料金プランは、データ容量20GBで月額2,480円(税込:2,728円) ~ 2,700円(税込:2,970円)となったわけです。

ここまでを振り返ってみると、

これらの発表に関心が高かったのは、毎月20GB近くのデータ容量を消費するヘビーユーザーです。

逆に、月に数GBしか使わないユーザーにとっては、それ程魅力的な料金プランとは言えません。1GBしか使っていなくても2,480円(税込:2,728円)の支払いが発生する訳ですから、それ程魅力的とは言えません(魅力的と感じる方がいるとすれば、それは単に、今までの料金があまりにも高すぎたからです)。

実は、「日本のスマホユーザーの80%近くは月間7GB以下」なんですね!

 

落ち着いて考えてみると、「20GBで月額2,480円(税込:2,728円)」の恩恵を受けることができるのは、10%程度のユーザーのみ。他のユーザーにとっては、それ程魅力的な料金の改定とは言えないと言えるでしょう。

 

 

楽天モバイルのUN-LIMIT VIとは?

そして本日、2021年1月29日。楽天モバイルから衝撃的な発表がありました。「UN-LIMIT(アンリミット) VI」です!

毎月使った分だけ支払う!

楽天モバイルの「UN-LIMIT VI」は、「毎月使った分だけ支払えばOK!」という料金プランになっています。

しかも、

  • 0 – 1GB無料
  • 1 – 3GB980円(税込:1,078円)
  • 3 – 20GB: 1,980円(税込:2,178円)
  • 20GB以上2,980円(税込:3,278円)

と低料金。この料金プランは、「UN-LIMIT VI」で提供されます。しかも、「毎月使った分だけ支払う」なので、

  • ある月の使用量が500MBだったら、その月の月額料金は無料
  • 翌月の使用量が7GBだったら、その月の月額料金は1,980円(税込:2,178円)。
  • また次の月の使用量が50GBに一気に膨らんでも、2,980円(税込:3,278円)の料金で済んでしまう。

このように、「UN-LIMIT VI」というプランでは、「毎月使った分だけ支払えば良い」ということになります。

 

「UN-LIMIT VI」の概要

3大キャリアとの比較

今回発表のあった楽天モバイル「UNLIMIT VI」を、既に発表のあったahamopovoSoftBank on LINEと比較してみました。

()の料金は税込価格です)

 ahamopovoLINEMOUNLIMIT
VI
キャリアNTTドコモau
(KDDI)
SoftBank楽天
モバイル
0 ~1GB2,700円
(2,970円)
2,480円
(2,728円)
2,480円
(2,728円)
0円
1 – 3GB2,700円
(2,970円)
2,480円
(2,728円)
2,480円
(2,728円)
980円
(1,078円)
3 – 20GB2,700円
(2,970円)
2,480円
(2,728円)
2,480円
(2,728円)
1,980円
(2,178円)
20GB以上最大1Mbps
の速度制限

最大1Mbps
の速度制限。

500円/GBで
容量追加
可能

最大1Mbps
の速度制限
2,980円
(3,278円)
通話5分
かけ放題
込み
20円/30秒。
オプション
550円/月で
5分かけ放題
20円/30秒。
オプション
550円/月で
5分かけ放題

Rakuten
Linkを
使えば、
完全かけ放題

キャリア
メール
なしなしなし2021年夏
提供予定
申込みオンライン
のみ
オンライン
のみ
オンライン
のみ
オンライン
店舗
提供開始2021年
3月
2021年
3月
2021年
3月
2021年
4月

 

UN-LIMIT VIの特徴

  • 料金プランの比較は、上記の通りです。
  • 通話に関しては従来通りで、Rakuten Link」経由で通話をすれば、通話代無料(つまり「かけ放題」です)。
  • プランの申込みは、オンラインリアルショップの両方で受付可能。ここも3大携帯キャリアと違うところです。
  • 楽天モバイルのキャリアメールが、2021年夏頃から提供される予定。
  • UN-LIMIT VI」の提供開始は、2021年4月から。現在の「UN-LIMIT V」は、自動的に「VI」にアップグレードされます(ワンプランにこだわっていて、全ユーザーが4月に自動的にアップグレードされます)。
  • その他、ZERO宣言に変更はありません。

 

楽天回線の拡大について

以上、楽天モバイルの衝撃的なポイントを中心に記述してきました。ただし、ここまでの楽天モバイル「UN-LIMIT」メリットは、楽天回線の安定的なサービスを受けることが出来て初めて可能になります。

楽天回線について気になることは、

  • サービスエリアのカバーはどうなっている?
  • 通信の安定性や信頼性は?

 

楽天回線のサービスエリア拡大は?

この点についても、本日、発表がありました。

  • 現在のエリアカバー率は73.5%にまで拡大されてきている(基地局数:11,500局を超えた)。
  • 2021年3月末:80%を目指す
  • 2021年夏:96%を目指す。

2023年には、衛星を使用したSpace Mobileのサービスを提供予定。楽天回線のサービスが空から降ってくることになるので、地理的なカバー率が100%となる。

楽天回線のサービスエリア拡大の状況は、こちらでご覧いただけます。

参考記事:

楽天モバイルがエリア拡大中!自宅が遂にアンリミットのサービスエリア内に。早速試してみた
楽天モバイル自身が提供する「アンリミット」のサービスエリアが順調に拡大しているようです。私の自宅も遂にサービスエリア内に入ったので、早速、通信速度等を詳細にチェック。実際に分かったことをご紹介します。

 

楽天回線のサービス品質について?

この点については、NTTドコモやau、ソフトバンクには当面かなわないでしょう。

3大携帯キャリアには、今まで長い期間をかけて積み上げてきた技術的なノウハウがあります。単に基地局を増やせば良いという問題ではなく、電波の届かないエリアをどうやって減らすか、そのための基地局の設置方法など、様々なノウハウが求められます。

楽天回線の信頼性や安定性は、当面、楽天モバイルの大きな課題と思われますが、楽天モバイルを利用するユーザーにもある程度の工夫が必要ですね。

気になる方は、当面は、万が一の事態に備え、NTTドコモ等を使えるようにしておく、あるいは、楽天回線はバックアップラインとして利用する等の工夫が必要ですね。

 

 

まとめ

携帯料金の値下げ競争が熱くなってきました。

携帯大手3社は、月間のデータ通信容量20GBに対して、月額2,480円 (税込:2,728円)~ 2,700円(税込:2,970円)という料金を発表。2021年3月から、この新料金プランがスタートする予定になっています。

「このままでは、劣勢に立たされること間違いなし」と囁かれていた楽天モバイル。その動向が注目されていましたが、2021年1月29日、「UNLIMIT VI」という、小容量・中容量ユーザー(ライトユーザー)にも使いやすくなったサービスを発表、2021年4月よりこのサービスが開始されます。

料金的には、優位に立ったと思える楽天モバイルですが、残念ながら後発携帯キャリアとしての問題を抱えています。回線サービスのエリア拡充とサービスの信頼性・安定性です。

楽天モバイルの利用を検討されている方は、料金をとるか・サービス品質をとるかの天秤にかけることになると思いますが、楽天モバイルから発信される情報にも注目して検討されると良いと思います。