メインで利用している格安SIMのマーケット調査で、堂々の1位を獲得した楽天モバイル。
(MMD研究所の調査による)
その理由として考えられるのが、まず、ドコモ、au、あるいはソフトバンクからこの楽天モバイルに乗り換えることによって、月額料金が大幅に安くなること。
さらに、楽天の大きな目玉である「楽天ポイントが貯まる。さらに有効的に使える」ということも目が離せません。
そんな楽天モバイルへ乗り換える際のメリット・デメリット、押さえておきたい注意点や乗り換え手順についてまとめてみましたので、是非、ご覧ください。
ドコモ、au、ソフトバンクと楽天モバイルの違い
料金を比較してみる
まず、大きく違うところは、SIMの月額料金です。
具体的にどれくらい違うのか、各キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)と楽天モバイルの月額料金を比較してみます。
楽天モバイルの料金体系は?
まず、楽天モバイルの料金体系をみてみましょう。
楽天モバイルの料金体系には大きく2種類あり、適用されるキャリアにも違いがあります。
- スーパーホーダイプラン — ドコモ回線のみ
- 組み合わせプラン — ドコモとauの両回線に対応
1. スーパーホーダイ プラン
ドコモ回線のみの対応です。
プラン | S | M | L | LL |
データ容量 | 2GB | 6GB | 14GB | 24GB |
データ 使い放題 | 使い切っても最大1Mbpsで使い放題 | |||
通話 かけ放題 | 10分かけ放題 | |||
月額 基本料 | 2,980円 | 3,980円 | 5,980円 | 6,980円 |
割引1 | 楽天会員(※1)なら、▲1,500円 | |||
楽天会員 割引料金 (1年目) | 1,480円 | 2,480円 | 4,480円 | 5,480円 |
割引2 | ダイヤモンド会員(※2)なら▲500円 | |||
ダイヤモンド 会員割引料金 (1年目) | 980円 | 1,980円 | 3,980円 | 4,980円 |
(※1)楽天会員:
楽天会員割は、スーパーホーダイお申し込み特典。楽天モバイルに楽天IDを登録された月から割引が適用。
開通月をまたはプラン変更適用月を1カ月目とし、12カ月目までの月額基本料が1,500円割引。
(※2)ダイヤモンド会員
ダイヤモンド会員割は、スーパーホーダイお申し込み特典。楽天モバイルに楽天IDを登録された月から割引が適用。
開通月またはプラン変更適用月を1カ月目とし、12カ月目までで楽天会員ランクがダイヤモンドの月のみ、楽天会員割に加え月額基本料からさらに500円割引。
2. 組み合わせプラン
スーパーホーダイ以外にも、組み合わせプランというのがあります。
これは、お好みのデータ容量、通話オプションなどを組み合わせてお申し込みいただく月額料金プラン。
データSIM(SMSあり/SMSなし)をご利用の方は、こちらのプランがおすすめですね。
ドコモ回線以外にも、au回線にも対応しています。
通話SIM | データSIM (SMSあり) | データSIM (SMSなし) | |
対応回線 | ドコモ、au | ドコモ、au | ドコモ |
ベーシック(注) | 1,250円 | 645円 | 525円 |
3.1GB | 1,600円 | 1,020円 | 900円 |
5GB | 2,150円 | 1,570円 | 1,450円 |
10GB | 2,960円 | 2,380円 | 2,260円 |
20GB | 4,750円 | 4,170円 | 4,050円 |
30GB | 6,150円 | 5,520円 | 5,450円 |
注)ベーシックとは、通信速度が最大200kbpsに制限されていますが、容量無制限のプラン。
1回の通話時間が10分以内の国内通話かけ放題オプション:850円/月
ドコモの料金体系は?
ドコモの料金体系をみてみましょう。
1.ギガホ
◆毎月最大30GBまで通信速度制限なし
◆容量超過後も送受信最大1Mbpsの通信速度で利用可能
というプランです。
下表の料金は、「dカードお支払い割」適用後、または2年定期契約の料金です。
3等身以内のご家族にドコモ契約者がいる場合 | |||
~30GB | 1回線 | 2回線 | 3回線 |
最大 | 5,980円/月 | 1回線あたり 5,480円/月 | 1回線あたり 4,980円/月 |
7ヶ月 目以降 | 6,980円/月 | 1回線あたり 6,480円/月 | 1回線あたり 5,980円/月 |
上記料金には、通話料が含まれていませんので、別途、20円/30秒の通話料が発生します。
通話オプションとして、次のものがあります。
国内通話かけ放題オプション | 1,700円/月 |
1回あたり5分以内の国内通話が無料 | 700円/月 |
2. ギガライト
◆毎月1~7GBまでの間で、使った分に応じて支払えるプラン。
というプランです。
下表の料金は、「dカードお支払い割」適用後、または2年定期契約の料金です。
3等身以内のご家族にドコモ契約者がいる場合 (「みんなドコモ割」適用) | |||
1回線 | 2回線 | 3回線 | |
~7GB | 5,980円/月 | 1回線あたり 5,480円/月 | 1回線あたり 4,980円/月 |
~5GB | 4,980円/月 | 1回線あたり 4,480円/月 | 1回線あたり 3,980円/月 |
~3GB | 3,980円/月 | 1回線あたり 3,480円/月 | 1回線あたり 2,980円/月 |
~1GB | 2,980円/月 | 1回線あたり 2,480円/月 | 1回線あたり 1,980円/月 |
ギガホと同じように、上記料金には、通話料が含まれていませんので、別途、20円/30秒の通話料が発生します。
通話オプションとして、次のものがあります。
国内通話かけ放題オプション | 1,700円/月 |
1回あたり5分以内の国内通話が無料 | 700円/月 |
auの料金体系は?
現在申し込みが可能なauの新プラン【2年契約適用時】の料金は、次のようになっています。
プラン名 | データ容量 | 月額の 利用料金 |
新auピタットプランN | ~1GB | 2,980円 |
1GB~4GB | 4,480円 | |
4GB~7GB | 5,980円 | |
auフラットプラン7プランN | 7GB | 5,480円 |
auフラットプラン20N(シンプル) | 20GB | 6,000円 |
auフラットプラン25NetflixパックN | 25GB | 7,150円 |
auデータMAXプランNetflixパック | 上限なし | 7,880円 |
auデータMAXプランPro | 上限なし | 8,980円 |
20円/30秒の通話料が別途かかります。
通話オプションとして、以下のものがあります。
1回5分以内の国内通話が24時間かけ放題 | 500円/月 |
国内通話が24時間かけ放題 | 1,700円/月 |
ソフトバンクの料金体系は?
ソフトバンクには、
- ウルトラギガモンスター+(プラス)
- ミニモンスター
という2つの料金プランがあります。
■ ウルトラギガモンスター+
大容量ユーザーやビジネスユーザーが対象となります。中には、50GBをご家族でシェアして使っているというユーザーもいるようです。
家族の人数 | 1人 | 2人 | 3人 |
データ量 | 50GB + 対象の動画(注)・SNS使い放題 | ||
基本プラン (音声) | 980円 | ||
データプラン 50GB+ | 6,500円 | ||
割引 (1年お得割) | -1,000円 | ||
みんな家族割 | - | -500円 | -1,500円 |
1年間 | 6,480円 | 5,980円 | 4,980円 |
2年目以降 | 7,480円 | 6,980円 | 5,980円 |
注)「対象の動画」とは、YouTube、AbemaTV、TVer、GYAO!、Hulu、スタディサプリ、Kurashiru、スタディサプリ English、LINE、Twitter、インスタグラム、Facebook、TikTok、prime video。
通話オプションは、
1回5分以内の国内通話し放題 | 500円/月 |
全ての国内通話し放題 | 1,500円/月 |
■ミニモンスター
通信データ量をそれほど使わないというライトユーザーが対象です。
下表は、お一人でご利用時の料金です。
データ量 | 0 ~ 1GB | ~ 2GB | ~ 5GB | ~ 50GB |
基本プラン (音声) | 980円 | |||
データプラン ミニ | 3,000円 | 5,000円 | 6,500円 | 7,500円 |
1年お得割 | -1,000円 | |||
1年目 | 2,980円 | 4,980円 | 6,480円 | 7,480円 |
2年目以降 | 3,980円 | 5,980円 | 7,480円 | 8,480円 |
通話オプションは、ウルトラギガモンスター+と同じで、
1回5分以内の国内通話し放題 | 500円/月 |
全ての国内通話し放題 | 1,500円/月 |
ドコモ、au、ソフトバンクと楽天モバイルの料金比較
ここからは、各キャリアと楽天モバイルの料金比較になります。
■ ドコモ vs 楽天モバイル
出来るだけ同じ条件にするために、以下のような条件で比較してみました。
- ドコモ料金(ギガホ、ギガライト)には、5分かけ放題の700円/月を加算しています。
- 楽天モバイルのスーパーホーダイは、楽天会員価格ではなく通常価格で表示しています。
- 楽天モバイルの組み合わせには、10分かけ放題の850円/月を加算しています。
楽天モバイルの「スーパーホーダイ」プランは、ドコモ回線のみ、
楽天モバイルの「組み合わせ」プランは、ドコモ・auの両回線(料金は同じ)
に対応してます。
従って、現在ドコモを利用されている方は、スーパーホーダイと組み合わせ両プランの価格と比較できます(「ドコモ vs スーパーホーダイ」、あるいは 「ドコモ vs 組み合わせ」の比較が可能です)。
さらに、現在ドコモを利用されていて、楽天モバイルでau回線を使用したいという方も、下の図で料金比較ができます(「ドコモ vs 組み合わせ」の比較になります)。
楽天モバイルの場合、上図のスーパーホーダイに楽天会員やダイヤモンド会員の割引は反映していません。
これらの割引を適用すると、契約して1年目までは、それぞれ1,500円、500円の割引があるので、もっとお得になります。
■ au vs 楽天モバイル
出来るだけ同じ条件にするために、以下のような条件で比較しています。
- au料金には、5分かけ放題の500円/月を加算しています。
- 楽天モバイルの「スーパーホーダイ」はドコモのみに対応です。下のグラフは、楽天会員価格ではなく通常価格で表示しています。
- 楽天モバイルの「組み合わせ」はドコモとauにも対応で同じ料金です。10分かけ放題の850円/月を加算しています。
auから楽天モバイル経由でドコモ回線への乗り換えをご検討中の方は、スーパーホーダイと組み合わせの両プランの価格と比較できます(「au vs スーパーホーダイ」、あるいは 「au vs 組み合わせ」の比較が可能です)。
現在auを利用されていて、楽天モバイルでもそのままau回線を使用したいという方は、「au vs 組み合わせ」の比較になります。
楽天モバイルの場合、上図のスーパーホーダイに楽天会員やダイヤモンド会員の割引は反映していません。
これらの割引を適用すると、契約して1年目までは、それぞれ1,500円、500円の割引があるので、さらにお得になります。
■ ソフトバンク vs 楽天モバイル
出来るだけ同じ条件にするために、以下のような条件で比較しています。
- ソフトバンク料金(ミニモンスター、ギガモンスター+)には、5分かけ放題の500円/月を加算しています。
- 楽天モバイルのスーパーホーダイは、楽天会員価格ではなく通常価格で表示しています。
- 楽天モバイルの組み合わせには、10分かけ放題の850円/月を加算しています。
楽天モバイルのスーパーホーダイは、ドコモ回線のみ、
楽天モバイルの組み合わせは、ドコモ・auの両回線(料金は同じ)
に対応してます。
ドコモ回線への乗り換えをご検討中の方は、スーパーホーダイと組み合わせの両プランとの価格比較ができます(「ソフトバンク vs スーパーホーダイ」、あるいは 「ソフトバンク vs 組み合わせ」)。
また、楽天モバイル経由でau回線への乗り換えをご検討中の方は、組み合わせプランとの料金比較ができます(「ソフトバンク vs 組み合わせ」)。
楽天モバイルの場合、上図のスーパーホーダイに楽天会員やダイヤモンド会員の割引は反映していません。
これらの割引を適用すると、契約して1年目までは、それぞれ1,500円、500円の割引があるので、さらにお得になります。
楽天モバイルはかなり安い!?
以上、
- ドコモと楽天モバイル(スーパーホーダイ、組み合わせ)
- auと楽天モバイル(スーパーホーダイ、組み合わせ)
- ソフトバンクと楽天モバイル(スーパーホーダイ、組み合わせ)
注)スーパーホーダイはドコモのみ、組み合わせはドコモとauに対応
の月額料金の比較を行ってみました。
具体的にどれ位安くなるかは、加入されているオプション等によって違ってきますので、現在加入されているキャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)の明細をチェックしながら、再度、ご確認ください。
ただ、大まかなにどれくらい安くなるかは、掴んでいただけたと思います。
楽天モバイルへ乗り換えるメリットとは?
楽天ポイントが貯まる・使える
特に、常日頃から楽天市場でお買い物をされている方は、楽天モバイルで貯めたポイントを有効に活用することができます。
楽天モバイルへ乗り換える最大のメリットは、楽天ポイントが貯まる・使えることにあります。
単に、スマホのポイントとして捉えるのではなく、日常生活にまでポイント利用を広げられるると考えると、そのメリットは大きいですよね!
月額料金が安くなる!
既に上でご説明しているように、大手携帯キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)からこの楽天モバイルに乗り換えることで、月額料金を節約することができます。
特に、現在ソフトバンクをご利用の方は、その節約額が大きいようです。ただ、ドコモもしくはau回線を利用する事になってしまいますが…
楽天モバイルに乗り換えるデメリットとは?
通信量を大量に消費する人には向かない
現在、auやソフトバンクをお使いの方で、月間の通信データ容量が30GBを超えるようなヘビーユーザーやビジネスユーザーの方は、そのままauやソフトバンクをお使い頂いたほうがよいでしょう(楽天モバイルには、30GBより大容量のプランが無いため)。
キャリアメールが使えない
楽天モバイルを含む格安SIMの会社(MVNO)に乗り換えると、今までの、
xxx@docomo.ne.jp
xxx@ezweb.ne.jp
xxx@softbank.ne.jp
というキャリアメールが使えなくなってしまいます。
楽天モバイルに乗り換えるとメールアドレスが変わってしまうので、今までお付き合いのあった方にメール変更の連絡をする必要があります。
また、他にも従来のキャリアメールが使えなくなることで不都合が生じてしまう方は、楽天モバイルへの乗り換えはおすすめしません。
通信スピードや安定性は?
楽天モバイルは、ドコモやauという携帯網を運営する携帯事業者(MNO)から回線を借り受けてサービスを提供しているMVNOです。
なので、通信速度や通信の安定性というサービス品質の面で比較すると、ドコモ・au・ソフトバンクにはどうしても劣ってしまいます。
通信データ容量を大量に使うヘビーユーザーやビジネスユーザーの方にとって、このサービス品質は重要なポイントとなりますので、乗り換えの際はしっかりと検討されたほうが良いでしょう。
通話の「かけ放題」は?
ドコモやau、ソフトバンクでは、月額1,500円~1,700円のオプションを追加すると、24時間国内通話かけ放題が可能です。
楽天モバイルには、この24時間国内通話かけ放題のオプションがありませんので、頻繁に通話を利用される方は、楽天モバイルへの乗り換えはおすすめしません。
新しいiPhoneを使いたいならドコモ・au・ソフトバンクで
楽天モバイルに限らず、格安SIMの会社(MVNO)経由で新しいiPhoneを購入することはできません。
特に、最新のiPhoneを購入したいという方は、ドコモ、au、ソフトバンクを利用された方が良いでしょう。
楽天モバイルへ乗り換える際の注意事項
使用していた端末が楽天モバイルで動作するか確認
ドコモやau、ソフトバンクで使用していた端末を、楽天モバイルに乗り換えてもそのまま継続して使いたいという方は、事前にその端末の動作確認をしてください。
特に、キャリア間の移動(例えば、ドコモ->au回線、ソフトバンク->ドコモ回線など)を伴うような乗り換えの場合、現在ご使用の端末が利用できなくなる場合があります。
楽天モバイルの公式サイトでは、動作確認済み端末が掲載されていますので必ずご確認ください。
楽天モバイルでは、新しいiPhoneの販売は無し
iPhoneといえば、人気の機種。楽天モバイルに乗り換えるついでに端末も一新!新しいiPhoneを購入しようという方も多いかもしれません。
でも残念ながら、格安スマホの会社(MVNO)で新しいiPhoneを購入することはできません。
楽天モバイルで同時に購入できる端末は、こちら。
乗り換えるには費用がかかる
現在ご利用のキャリアから楽天モバイルに乗り換える際には、手続きの費用が発生します。
現在ご利用中のキャリアに支払う費用として、
- 契約解約料(違約金):0から1,000円(新プランから契約更新月以外に解約する場合。契約更新月に解約する場合は0円。ソフトバンクの場合は0円。)
- MNP転出料:3,000円(電話番号を継続して使用する場合の転出料)
- SIMロック解除料:3,000円(詳細は、こちらをご覧ください)
楽天モバイルに支払う費用として、
- 登録手数料:3,000円
全て必要な場合、約10,000円(税抜)が発生します。
また、現在お持ちのスマホ端末に残価がある場合、解約時に一括支払いが発生します。残価次第では、乗り換えを止めたほうが良い場合もありますのでご注意ください。
乗り換える前に、新しい料金プランに移行しておくこと
2019年10月の改正電気通信事業法の施行に伴い、契約解約料(違約金)が9,500円 -> 1,000円に変更になりました。
これに伴い、ドコモ、au、ソフトバンクからは新しいプラン(新プラン)がスタート。この新プランからの乗り換えに限り、上記の契約解約料が1,000円以下となっています。
注)ドコモの場合は、新プランに乗り換えても旧プランの契約更新月を迎えるまでは、9,500円が適用されますのでご注意ください。詳細は、こちらをご覧ください。
つまり、2019年9月30日以前に契約された方(旧プラン)は、そのまま楽天モバイルに乗り換えようとすると、従来の9,500円が請求されてしまいます。
従って、まず、大手携帯キャリアで旧プラン -> 新プランへ移行。新プランが適用された後に楽天モバイルに乗り換える必要があります。
電話番号をそのまま使うならMNP手続きを!
- 現在お使いの端末を楽天モバイルに乗り換えても、そのまま使い続けたい
- 楽天モバイルに乗り換えるのを機に、新しく端末を購入したい
のどちらの場合でも、同じ電話番号を使い続けるのであれば、MNP(Mobile Number Portabilit)の手続きを行う必要があります。
詳細は、こちら。
楽天モバイルへの乗り換え手順
① 端末の動作確認
楽天モバイルに乗り換えても、端末はそのまま使い続けたいという方も多いかもしれません。しかし、必ず動作するとは言えませんので、事前確認が必要です。
楽天モバイルの公式サイトには、動作確認済み端末が掲載されていますのでご確認ください。
下図が、動作確認済端末のページになります。
ここから、お持ちの端末・機種を選びます。例えば、iPhone 7 の場合、
のように表示されます。同時にSIMサイズやテザリングについても確認しましょう。
検索して表示されない端末は動作しません。
iPhoneについては、「iPhoneのご利用について」というページ(↓↓↓)もあります。
下の方にスクロールしていくと、「まずは、お持ちのiPhoneを下記の対応表で確認」という表記が出てきます(↓↓↓)。
動作確認済のiPhoneが表示されて、ドコモ回線/au回線で使えるかどうかも分かります。
さらに下の方にスクロールすると、キャリアごとのSIMロックの解除方法が記載されています。また、動作可能なiPhone機種も記載されています(↓↓↓)。
例えば、ソフトバンクで使っていた以下のiPhoneは、楽天モバイルでも使えます。
ソフトバンクのiPhone |
2015年5月1日以降に発売されたiPhone iPhone 6s, |
このような方法で、端末の動作確認が出来ますので、必ずチェックしてください。
お持ちの端末が動作しない場合は、新規に端末を購入するか、楽天モバイルへの乗り換えはできません。
② 旧プランから新プランへ移行する
既に、こちらでも説明していますが、2019年9月30日以前にドコモ、au、あるいはソフトバンクのプラン(旧プラン)に加入された方は、2019年10月1日以降の新プランに移行しましょう(旧プランの方でも、タイミング良く契約解約月を迎えた方は除きます)。
旧プランのまま楽天モバイルに乗り換えると、契約解約料(違約金)として9,500円が発生してしまいます。
新プランに移行し適用後に乗り換えれば、1,000円以下の違約金で済みます(但し、ドコモの場合は、新プラン移行後も旧プランの契約条件が引き継がれるので、契約更新月まで待つ必要があります)。
③ 楽天モバイルの契約プランを決める
楽天モバイルの契約プランには、大きく2種類あります。
- スーパーホーダイ(ドコモ回線のみ)
- 組み合わせ(ドコモ、au回線が可能)
- ドコモ回線にしたいか。それともau回線か?
- 乗り換え後も通話で頻繁に使用するか?
- 月間の通信データ使用量はどれくらいか?
に応じてプランを決定すると良いでしょう。
1. スーパーホーダイ プラン
ドコモ回線のみの対応です。
プラン | S | M | L | LL |
データ容量 | 2GB | 6GB | 14GB | 24GB |
データ 使い放題 | 使い切っても最大1Mbpsで使い放題 | |||
通話 かけ放題 | 10分かけ放題 | |||
月額 基本料 | 2,980円 | 3,980円 | 5,980円 | 6,980円 |
割引1 | 楽天会員(※1)なら、▲1,500円 | |||
楽天会員 割引料金 (1年目) | 1,480円 | 2,480円 | 4,480円 | 5,480円 |
割引2 | ダイヤモンド会員(※2)なら▲500円 | |||
ダイヤモンド 会員割引料金 (1年目) | 980円 | 1,980円 | 3,980円 | 4,980円 |
(※1)楽天会員:
楽天会員割は、スーパーホーダイお申し込み特典。楽天モバイルに楽天IDを登録された月から割引が適用。
開通月をまたはプラン変更適用月を1カ月目とし、12カ月目までの月額基本料が1,500円割引。
(※2)ダイヤモンド会員
ダイヤモンド会員割は、スーパーホーダイお申し込み特典。楽天モバイルに楽天IDを登録された月から割引が適用。
開通月またはプラン変更適用月を1カ月目とし、12カ月目までで楽天会員ランクがダイヤモンドの月のみ、楽天会員割に加え月額基本料からさらに500円割引。
2. 組み合わせプラン
スーパーホーダイ以外にも、組み合わせプランというのがあります。
これは、お好みのデータ容量、通話オプションなどを組み合わせてお申し込みいただく月額料金プラン。
データSIM(SMSあり/SMSなし)をご利用の方は、こちらのプランがおすすめですね。
ドコモ回線以外にも、au回線にも対応しています。
通話SIM | データSIM (SMSあり) | データSIM (SMSなし) | |
対応回線 | ドコモ、au | ドコモ、au | ドコモ |
ベーシック(注) | 1,250円 | 645円 | 525円 |
3.1GB | 1,600円 | 1,020円 | 900円 |
5GB | 2,150円 | 1,570円 | 1,450円 |
10GB | 2,960円 | 2,380円 | 2,260円 |
20GB | 4,750円 | 4,170円 | 4,050円 |
30GB | 6,150円 | 5,520円 | 5,450円 |
注)ベーシックとは、通信速度が最大200kbpsに制限されていますが、容量無制限のプラン。
1回の通話時間が10分以内の国内通話かけ放題オプション:850円/月
④ SIMロックの解除を忘れずに!
SIMロックとは、ある携帯会社で購入した端末を、格安SIM(MVNO)を含む他の携帯会社(キャリア)で流用できないように制限したもの。
日本の大手携帯会社(キャリア)では、簡単に他のキャリアに乗り換えられないようにと、ユーザーを囲い込むためにとられた策が、この「SIMロック」でした。
なので、乗り換える場合は、基本的にこのSIMロックを解除する必要があります。
ただ、このSIMロック解除は、必要な場合・不要な場合があります。どこのキャリアから楽天モバイルのどちらの回線系(ドコモ、あるいはau)に乗り換えるかに依存します。
概ね次のようになります。
現在の キャリア | 楽天モバイルで 使用する回線 | SIMロックの解除 |
ドコモ | ドコモ回線 | 基本的に不要 |
au回線 (組み合わせプランのみ) | 必要 | |
au | ドコモ回線 | 必要 |
au回線 (組み合わせプランのみ) | 端末に依存 | |
ソフト バンク | ドコモ回線 | 必要 |
au回線 (組み合わせプランのみ) | 必要 |
ご使用の端末のSIMロック解除が必要か不要かは、かならずこちらでご確認ください。
SIMロックの具体的な解除法については、以下をご覧ください。
iPhoneの場合は、こちら。
Android端末の場合、
■ ドコモで使用している端末は、こちら。
■ auで使用している端末は、こちら。
■ ソフトバンクで使用している端末は、こちら。
⑤ MNP転出手続きを行う
- 現在お使いの端末を、楽天モバイルに乗り換えてもそのまま使い続けたい
- 楽天モバイルに乗り換えるのを機に、新しく端末を購入したい
のどちらの場合でも、同じ電話番号を使い続けるのであれば、MNP(Mobile Number Portabilit)の手続きを行う必要があります。
このMNPの手続きには、MNP転出とMNP転入があり、
1. MNP転出手続き
- 「MNP予約番号」を取得する手続きです。取得した予約番号は、楽天モバイルでのMNP転入手続きの際に必要となります。
- ドコモ、au、あるいはソフトバンクで手続きを行います。ショップ、電話、WEB上で自分自身で行う方法がありますが、自分自身で行う以外は有料です。
ドコモ、au、ソフトバンク各社ごとのMNP転出手続きの詳細は、こちらをご覧ください。
2. MNP転入手続き
楽天モバイル契約申込みの際に手続きを行います。
⑥ 楽天モバイルの申込み・契約
遂に、楽天モバイルを申し込むところまできました。
申し込む前に次のものが必要になりますので、ご準備ください。
- クレジットカード、あるいは銀行口座など
- 本人確認書類(運転免許書、パスポートなど)
- MNP予約番号(他のキャリアからの乗り換えでそのまま電話番号を引き継ぐ場合)
楽天モバイルの申し込み方法は2つあります。
- 楽天モバイルショップ
- WEB経由で申し込む
楽天モバイルショップで申し込む
楽天モバイルショップ(実店舗)は、現在のところ、全国に500店舗を展開中です。
対面形式で、担当の方に相談しながら申し込みができるので安心です。また、端末を手に取って実物を確認することもできるので、端末の同時購入をお考えの方にはとてもありがたいです。
また、MNPの際、キャリアの回線切り換えも短時間で済むので、不通時間を極力短くできることもショップで手続きをするメリットですね。
ただ、ショップが近くにないという方や、ショップが混んでいると長時間待たされてしまうというデメリットもあります。
WEB経由で申し込む
楽天モバイルの公式ページの申し込みはとてもわかり易いので、意外と簡単に申し込みが出来ます。
ただ、注意しておきたいのが、電話番号を継続して使用される場合の「MNPの開通手続き」です。
WEB経由で申し込みの中の「MNP開通手続き方法」では、「ご自宅MNPを利用する(楽天モバイル開通受付センターに電話して開通)」にチェックを入れると、不通時間を極力短くすることができます。
申し込みと同時にMNPの手続きをしてしまうと、SIMカードが到着して開通作業が完了するまでの数日間、スマホが使えない期間が発生してしまいます。
⑦ SIMが届いたら
WEB経由で申し込みが完了すると、数日後(2日程度)にはご自宅にSIMが届きます。
SIMカードが届いたら、
- MNPの切り換え手続き
- APNの設定
を行います。
MNPの切り換え手続き
電話番号を引き続き使用したい場合は、このMNP切り換え手続きを行う必要があります。新規申し込みやデータSIMの場合は、この手続は不要です。
楽天モバイル開通受付センターに電話して、音声ガイダンスに従って開通作業を行ってください。数十分後には回線が切り替わります。
その後、SIMカードを入れ替えれば、楽天モバイルで通話が可能になります。
APNの設定
MNPの切り換え手続き完了で通話ができるようになりましたが、まだ、インターネットやLINEは使えません。
APN設定を行うことにより、インターネットが使えるようになります。
APNの設定方法は、
楽天モバイルでご購入の端末の場合は、こちら。
それ以外のiPhoneの場合は、こちら。
Android端末の場合は、こちら。
を参照してください。
乗り換え時に購入可能な格安スマホ(機種)とは?
楽天モバイルでの取り扱いスマホ(2020年1月現在) |
OPPO A5 2020 Galaxy Note10+ AQUOS sense3 plus Xperia Ace arrows RX HUAWEI P30 lite Reno 10x Zoom |