2019年10月の法改正で、乗り換えが加速する!?
思い返せば2018年の夏。
政府官房長官の「日本の携帯電話料金は高すぎる、4割程度下げる余地がある」という発言で、携帯料金の値下げに関して、国民の関心が大いに高まりましたよね。
そして2019年10月、改正電気通信事業法が施行された訳ですが、結局は、月額の携帯料金に関しては、殆ど変わっていない!
では、この改正電気通信事業法のポイントは何だったのかをみてみると、
施行前
1. 解約金は10,000円程度かかる。
2. 端末の割引は、ショップによって異なる。
3. 月額の携帯料金は、8,000~ 10,000円。
施行後
1. 解約金は1,000円に値下げ。
2. 端末の割引の上限は、20,000円。
3. 月額の携帯料金は、8,000~ 10,000円。
結局は、私含めて多くの方が期待していた携帯料金の大幅な値下げは、空振り!だった訳です。
でも、
解約の縛りが大きく緩和され、『乗り換え』がしやすくなった!
というところは、評価に値するでしょう。
そのせいか、「現在の携帯料金の値下げに期待してたのに…あまり変わらないなら格安スマホ(格安SIM)へ乗り換えてしまえ!」という流れが、また、復活しつつあるようです。
■ 2021年注目ポイント ■
2021年に入ってから、携帯やスマホの料金値下げが一気に進みました。
20GBまでの新料金にフォーカスしたNTTドコモのahamo、KDDIのpovo、ソフトバンクのLINEMO。
これらに加え、格安SIMの料金も下がっています。各社の新料金プランに目が離せません。
以下では、2021年3月現在の最新情報をお伝えしています。
乗り換えの注意点
とは言え、ドコモ、au、ソフトバンク(以下、キャリアと呼びます)という携帯キャリアを契約している人が、格安SIM(MVNO)へ乗り換える際には、幾つかの注意が必要です。
■ 2021年乗り換えのポイント ■
スマホ会社を乗り換える際には、契約解除の際の解約料の他、MNP転出料、登録事務手数料等が発生し、最悪15,000円程の費用が発生。乗り換えが進まない理由の一つにもなっていました。
2021年に入ってからは、スマホの月額料金の値下げに加え、同じ会社間の乗り換え(SoftBank -> LINEMO、SoftBank -> ワイモバイルなど)であれば、解約料、MNP転出手数料、登録手数料が不要になるなどの大幅な改善も見られるようになりました。乗り換えもやりやすくなってきています。
新プランには移行済?
2019年10月から施行された各キャリアの「違約金が1,000円以下」が適用されるためには、条件があります。
それは、格安SIM(MVNO)へ乗り換える前に、各キャリアが新しく用意した「新プラン」に乗り換えておく必要があること。これを忘れると、今まで同様の高額な違約金を支払う必要があります。
この新プランへの移行は即可能なものの、プラン変更が適用されるのは翌月。ですから、新プランが適用されてから格安SIM(MVNO)への乗り換えを行う必要があります。
ドコモの場合は、ここに注意
また、ドコモの場合ですが、1,100円という違約金が適用されるには、もう一つ条件があります。
ドコモの場合、上記のように新プランに変更したとしても、旧プランの2年縛りが引き続き残るので、最初の契約更新まで、違約金は10,450円のままになっています。
このような条件がついているので、特にドコモユーザーの方は、現契約期間を事前にチェックしておく必要があります。
端末割引の条件は2万円まで
上記の改正法では、端末購入時の割引が上限2万円までに変更されています。
施行前は、高額な端末でも2年縛りなどを条件に、かなりの割引を受けることが出来たのですが、施行後の端末の割引額は2万円まで。
今までは10万円以上もした高額なiPhoneにも手が出せたかもしれませんが、これからは5万円以下のミッドレンジのスマホに人気が集まりそうです。
乗り換え先の各格安SIM(MVNO)の特徴
各格安SIMを提供する会社(MVNO)は、ドコモ、au、ソフトバンクから回線を借り受けてサービスを提供しています。従って、通話・通信可能な地域やサービス品質については、これらのキャリアとほとんど変わりません。
ただ、格安SIMによって、どのキャリアの回線に対応しているかが違ってきます。
対応しているキャリア別に、各格安SIM(MVNO)の特徴を簡単にまとめてみました。
楽天モバイル
2020年3月3日、スマホ・携帯業界に衝撃が走りました。楽天モバイルが、「UN-LIMIT」というサービスを発表したのです。
3大携帯キャリアから4大携帯キャリアの1社へ!そして、同年4月8日、その新たなサービスが始まりました。
「UN-LIMIT」。その名の通り、データ容量無制限という使いたい放題、通話アプリを使えば国内通話が無料でかけ放題。なのに、月額の通信料は2,980円(税込3,278円)。
UN-LIMITの対象となる楽天回線は、まだ地域限定のサービスですが、地域外エリアは、パートナー回線としてau網が使えます(但し、データ容量は5GB/月)。
これから1~2年かけて徐々にパートナー回線を巻き取って楽天回線が広がっていきます。データ容量無制限、月額2,980円のサービスが全国に広がっていきます。
■ 2021年4月からはUN-LIMIT VIがスタート!
UN-LIMIT VIでは、月間のデータ容量が、
- 0 ~ 1GB:無料
- 1GB ~ 3GB:980円(税込1,078円)
- 3GB ~ 20GB:1,980円(税込2,178円)
- 20GB以上:2,980円(税込3,278円)
と、さらに安くなっています。
詳細は、こちらをご覧ください。
ドコモ回線
OCNモバイル ONE |
|
BIGLOBE モバイル |
|
IIJmio |
|
mineo |
|
イオンモバイル |
|
au回線
UQモバイル |
|
BIGLOBE モバイル |
|
IIJmio |
|
mineo |
|
イオンモバイル |
|
ソフトバンク回線
ワイモバイル |
|
mineo |
|
使い方。目的別おすすめ格安SIM(MVNO)
- 格安スマホはここが重要と思う!
- こんな使い方がメイン
- 選択のポイントはここ!
人それぞれ、格安スマホに期待していることや使い方・目的は違います。
使い方や目的別に格安SIM(MVNO)を取り上げると次のようになります。
データ容量無制限 | 楽天モバイル UN-LIMIT |
通信速度や安定性重視
| ワイモバイル UQモバイル |
通話中心で使いたい
| ワイモバイル UQモバイル |
60歳以上のシニア層に
| ワイモバイル UQモバイル イオンモバイル |
サポートがしっかり
| mineo |
ポイントを有効利用したい
| 楽天モバイル ワイモバイル |
格安スマホ(端末)と
| OCNモバイルONE イオンモバイル |
動画等エンタメ系重視
| BIGLOBEモバイル |
家族で使いたい
| ワイモバイル IIJmio |
さらに詳しい比較情報は、

をご覧ください。
格安スマホへ乗り換えのメリット・デメリット
「毎月のスマホ代が安くなるから!」と価格ばかりに目が向いてしまう格安SIM(MVNO)への乗り換え。大変有り難いことですが、ここはもう一度冷静になって、格安SIMへ乗り換えるメリット・デメリットをしっかり抑えておきましょう。
後になって、「こんなはずじゃ…」と後悔しないようにしたいものです。
メリット
スマホ代が安くなる場合が多い
あなたの今の月額スマホ代はいくらぐらいでしょう?7,000円?8,000円?いや10,000円!という方も多いのでは?
下表は、本サイトで取り上げている格安SIMの月額料金の例です。どうでしょう、かなり安くなりませんか?
■ データ通信量=3GBの場合
(通話かけ放題オプション、キャンペーンや割引期間の料金等は考慮していません)
格安SIM 会社名 | 月額料金 | 備考 | |
---|---|---|---|
ド
| OCNモバイル ONE | 900円 (税込990円) | 新料金プラン |
IIJmio | 980円 (税込1,078円) | 新料金プラン | |
mineo | 1,380円 (税込1,518円) | 新料金プラン 「マイピタ」 | |
BIGLOBE モバイル | 1,200円 (税込1,320円) | 新料金Dプラン | |
1,180円 (税込1,298円) | 新料金 さいてきプラン | ||
au | UQモバイル | 1,480円 (税込1,628円) | くりこしS |
mineo | 1,380円 (税込1,518円) | 新料金プラン 「マイピタ」 | |
BIGLOBE モバイル | 1,200円 (税込1,320円) | Aプラン | |
1,180円 (税込1,298円) | 新料金 さいてきプラン | ||
ソ フ ト バ ン ク | ワイモバイル | 1,980円 (税込2,178円) | シンプル「S」 |
mineo | 1,380円 (税込1,518円) | 新料金プラン 「マイピタ」 | |
楽 天 回 線 | 楽天モバイル | 980円 (税込1,078円) | UN-LIMIT VI |
■ データ通信量=6GBの場合
(通話かけ放題オプション、キャンペーンや割引期間の料金等は考慮していません)
MVNO名 | 月額料金 (税抜) | 備考 | |
---|---|---|---|
ド
| OCNモバイル ONE | 1,200円 (税込1,320円) | 新料金プラン |
IIJmio | 1,380円 (税込1,518円) | 新料金プラン | |
mineo | 1,780円 (税込1,958円) | 「マイピタ」10GB で代用 | |
BIGLOBE モバイル | 1,700円 (税込1,870円) | 新料金Dプラン | |
イオンモバイル | 1,480円 (税込1,628円) | 新料金 さいてきプラン | |
au | UQモバイル | 2,480円 (税込2,728円) | くりこし「M」 |
mineo | 1,780円 (税込1,958円) | 「マイピタ」10GB で代用 | |
BIGLOBE モバイル | 1,700円 (税込1,870円) | 新料金Aプラン | |
イオンモバイル | 1,480円 (税込1,628円) | 新料金 さいてきプラン | |
ソ フ ト バ ン ク | ワイモバイル | 2,980円 (税込3,278円) | シンプル「M」 |
mineo | 1,780円 (税込1,958円) | 「マイピタ」10GB で代用 | |
楽 天 回 線 | 楽天モバイル | 1,980円 (税込2,178円) | UN-LIMIT VI |
もっと分かりやすい(↓↓↓)のが、auとpovo、UQモバイルの料金比較です。
(下図では、通話かけ放題オプション、キャンペーンや割引期間の料金等は考慮していません)
SoftBankとLINEMO、ワイモバイルも比較してみました。
このように、格安SIMへ乗り換えた場合、通常の使い方で月額3,000円 ~ 4,000円ほど安くなることがお分かり頂けると思います。
ただ、特殊な使い方をされる方は、次のデメリットもご覧ください。
通話もかけ放題が始まった
以前、格安スマホ・格安SIMのデメリットとされてきた通話。でも今では、携帯キャリアと同じような「かけ放題」のサービスが始まっています。
格安SIMでは、基本的に30秒22円の通話料金がかかる昔ながらの通話方式が用いられています。
そのため長電話をすると、あっという間にキャリアと同程度かそれ以上にまで、月額料金はふくれあがってしまいます。
そこで、多くの格安SIM(MVNO)でスタートしたのが、1回の国内通話が10分以内であればかけ放題というサービス。月額850円程度の追加料金で加入できます。
そして遂にスタートしたUQモバイルとワイモバイルの「国内通話かけ放題」サービス。ワイモバイルとUQモバイルでは月額1,700円(税込1,870円)の追加料金で利用できるようになります。
携帯キャリアのかけ放題サービスに全く遜色ない料金で提供されています。
ただ、今の所、この通話時間を制限しないかけ放題のサービスは、上記2社だけです。
リアル店舗も拡大中
もう一つ、格安スマホのデメリットとされてきたのが、リアル店舗の少なさ。格安スマホのサービスが始まったころは、リアル店舗はほとんどありませんでした。
なぜなら、格安SIMが格安料金でサービスを提供出来る理由の一つが、「実店舗をできるだけ構えず、WEB経由で申し込みや契約を行えるようにした」から。経費を極力抑えることで、格安なスマホサービスを可能にしたのです。
でも、このようなWEB経由での申込みに不慣れなユーザーの方にとっては、登録の仕方が良くわからなかったり、購入後も何かと不安になってしまって、結局、格安SIM普及の大きな壁にもなっていたようです。
でも最近では、ワイモバイルやUQモバイルのように、日本全国にショップ(実店舗)を展開している格安SIMの会社(MVNO)が現れてきました。
あるいは、家電量販店や携帯量販店と提携して、対面形式で申し込み・契約、あるいは購入後のサポートが出来るようにした格安SIM(MVNO)も増えてきました。
店舗数においては、まだ大手携帯キャリアには及びませんが、対面でのサポートも充実してきています。
さらに、こんな工夫も!
ワイモバイルの正規販売代理店に「ヤングモバイル」があります。このヤングモバイルのサポートが好評です。その理由は、WEB経由なのに電話であたかも対面しているかのようにユーザーの方をサポートしてくれるからです。詳細は、

デメリット
格安SIMに乗り換えると、ほとんどの場合月額料金が安くなります。そのため一見素晴らしいように思えるのですが、必ずしも良いことばかりではありません。
月額料金が抑えられるという大きなメリットは得られますが、その代わりにデメリットも幾つかあります。
キャリアメールが使えない
キャリアメールが使えなくなってしまうことは、人によっては、格安スマホに乗り換える最大のデメリットとなるでしょう。
今では、LINEやフリーメールなど、ほかの利用手段が普及していますので、友人同士での連絡などでキャリアメールを使う機会は昔よりも減ってきています。
しかし、それでもまだまだガラケーを使っている、LINEなどは使っていないといった人もおられるでしょう。
キャリアメール宛にフリーメールからメールを送っても、フィルタリング機能によって相手に届けることができないケースがしばしばあります。そのため、格安SIMに乗り換えたら、特定の相手とは電話でしかやりとりできなくなる場合があるでしょう。
この問題を避けるためには、事前にフリーメールを受信許可してもらえば良いのですが、ちょっと手間がかかりますよね。
ちなみに、格安SIMに乗り換えたいけれどキャリアメールが必要なら、次のような手段があります。
■キャリアでガラケーを別に契約してキャリアメールを維持する
■ワイモバイルやUQモバイルのような、キャリアメールを使える会社を選択して乗り換える
多くの格安SIMではキャリアメールが提供されていませんが、ワイモバイルでは通常の契約でフリーメールが使えますし、UQモバイルは、手持ちのスマホが対応している場合に限られるものの、月額200円でキャリアメール(○○○○@uqmobile.jp)が使えます。
契約したデータ通信量が小さい場合、データ超過に注意
格安SIMに乗り換える際に契約する通信量を選ぶことになりますが、もしも500MBや1GB、2GBといった通信量で契約する場合、データ超過に気をつけなければいけません。
通信量を多く消費するサービスとして挙げられるのは、
・動画
・音楽(高音質なもの)
・アプリのダウンロード
とくに動画は、画質によっては数十分見た程度で通信量を使い切ってしまう可能性があります。
そして2GB程度までの通信量で契約している場合は、ブラウザ閲覧やアプリの使用のようなちょっとした動作でもどんどん通信量を消費していってしまい、一ヶ月経たないうちに速度制限がかけられてしまう可能性があるので気をつけましょう。
格安スマホの通信速度は安定していない
格安スマホの通信速度は、携帯キャリアと比較すると、まだまだ安定していないと言えるでしょう。回線が混雑していない時間帯は速度が速いのですが、混雑しているときは鈍足です。
お昼や夜には回線が混雑し、速度が低下してしまいがちです。そのため、24時間常に快適に通信をしたいヘビーユーザーやビジネスユーザーの方には、格安SIMへの乗り換えは向いていません。
乗り換えた方がいい人、乗り換えない方がいい人
乗り換えをおすすめしたい人
格安SIMは、「格安」という言葉だけが独り歩きして、万人に「格安」の恩恵が授かれるようなイメージですが、この格安SIMの利用に適している方とそうでない方がいます。
ここでは、特に、格安SIMにするとメリットが大きくなる人のポイントをまとめてみました。
月額のスマホ代金をできるだけ抑えたい人
大手キャリアから格安SIMに乗り換えるだけで、月々の通信代を半分から3分の1以下に抑えることができます。
スマホ代というと、多くの方が月額8,000円から10,000円程度は支払っていることでしょう。この金額は、生活費の中で結構なウェイトを占めるため、通信固定費を節約するだけでも、日々の生活が楽になりますね。
格安SIMは、データ量最小プランにもなると、月々1,000円を切るサービスもあり、これまでのスマホ代金の常識が一変する、様々な料金プランが提供されています。
また端末代金も、海外製の安いスマホを選べば、一括で1万円から2万円ほどで入手できます。通信費とセットで毎月の端末代金を支払っていっても、月額2,000円台から3,000円ほどでスマホが使えるようになります。
スマホであまり通話をしない人
2014年6月から開始された大手キャリアの「通話し放題」というプラン。
NTTドコモの「カケホーダイ」、auの「カケホとデジラ」、ソフトバンクの「スマ放題」といったプランが該当しますが、大手キャリアが薦めるスマートフォンのスタンダードプランは、基本的にすべて通話定額となりました。
でもこれって、スマホを使ってあまり通話しない人にとっては、実質的には値上げ。ただでさえ高いと思っていたスマホの料金が、このプランによって益々高くなってしまったといえるでしょう。
格安SIMの場合、音声対応の格安SIMを選べば、もちろん、通話は可能。基本は従量制課金なので、通話分のみの料金が発生し、30秒あたり22円が課金されます。
「通話を利用するのは、よほどの時だけ!」という人は、通話料を抑えることが出来るので、格安スマホはおすすめです。
ただ、通話しすぎると、格安スマホにした意味がなくなるので、この点は注意しておきましょう。
外出先でライトな使い方しかしない人
キャリアのスマホでメールやネットをしても、毎月5GBや7GBのデータ量をたくさん余らせてしまうようなライトな使い方の人に、格安SIMはピッタリです。
格安SIMの料金プランは、データ量1GBから小刻みに用意されています。スマホでYouTube 等の動画はほとんど見ることはないという人なら、月に1GBあれば十分ではないでしょうか。
自宅にネット回線を引いていて、お家では無線LANを使うようにしておけば、料金プランにカウントされるデータ量を節約することができます。
1GBってどれくらい?
以下は、日本通信のサイトで公開されている1GBあたりの目安です。
◇Yahoo!スマホ版トップページなら、4,654回表示可能
◇メールに換算すると、20万4800通相当
◇電話アプリ(Skype)なら、1852分通話可能
◇地図なら833回表示可能
◇動画なら、125分
大手キャリアのメリットを得たい人
格安SIMは、主に、NTTドコモやauといった大手キャリアの通信回線を借りてサービスを提供しています。従って、格安SIMでも通信品質は高く、通信エリアもとても広くカバーされています。
毎月の料金はうんと安くなるのに、サービスの品質はこれまで通り!とても魅力的ですね。
乗り換えない方がいい人
ビジネスユーザー・ヘビーユーザー
月間50GB近くもデータ通信を行うような、ヘビーユーザーやビジネスユーザーの方は、格安SIMに乗り換えるのではなく、今までの携帯キャリアのサービスをご利用になったほうが良いでしょう。
以前は、格安スマホ・格安SIMをおすすめしない方として、
- 通話が主体の方
- サポート窓口をよく利用されている方
をあげていましたが、上の格安SIMのメリットで述べたように、通話の問題もサポートの問題も徐々に解決されてきています。携帯キャリアと格安SIMの間に、大きな差がなくなってきたように思います。
ただ、通信スピードと安定性、そして料金の観点からみると、
- ライトユーザーには格安SIM
- ヘビーユーザーには、従来のキャリア
と言えるでしょう。
月間50GB近くも消費するようなビジネスユーザーやヘビーユーザーの方は、従来のキャリアのスマホサービスが向いているようです。
実際ソフトバンクでも、こちらで説明しているように、
- ビジネスユーザー・ヘビーユーザー:ソフトバンク
- ライトユーザー:ワイモバイル
と、差別化しています。
最新のiPhoneを使いたい人
最新のiPhoneのほとんどは、格安SIM(MVNO)のサイトやショップで購入することはできません。購入できるのは、旧モデルがほとんどです。
最新のiPhoneが購入できるのは、ドコモ、au、ソフトバンクのオンラインショップかショップ、あるいは家電量販店です。
ただ、Apple Store やAppleのリアル店舗で最新iPhoneのSIMフリー端末を購入し、格安SIM(MVNO)を利用することはできます。
■ 格安SIMの会社でも最新iPhoneが買えるようになってきた
ワイモバイルでは、
iPhone 12 64GB/128GB/256GB
iPhone 12 mini 64GB/128GB/256GB
iPhone SE2 64GB/128GB
UQモバイルでも、
iPhone SE2 64GB/128GB
iPhone XR 64GB/128GB(au Certified)
iPhone 8 64GB(au Certified)
が購入できます。
他の格安SIMでも、新しいiPhoneが購入できるようになってきています。
詳細は、こちら。
乗り換えの手順・方法は?
格安スマホへ乗り換える手順・流れは次のようになります。
- 格安スマホに乗り換えるべきかどうかを見極める。
- 乗り換えるタイミングをチェック
- スマホ本体と格安スマホ会社(MVNO)を決める。
- MNP予約番号を取得する。
- MVNO会社と契約する。
- SIMカードの開通手続きを行う。
- 電話帳を移行する。
- IP電話や格安でんわを導入する。
詳細は、

をご参照ください。
乗り換えのタイミングは?
既にご説明している通り、2019年10月に改正電気通信事業法が施行され、ドコモ、au、ソフトバンクでも、新しい料金プランがスタートしました。
乗り換えで一番気になるのが、これらキャリアの現契約の解約です。今まで、契約更新月以外に解約すると、10,450円という解約料が発生していました。
新プランでは、この解約料が1,100円(ソフトバンクは0円)に値下げされています。
ただ、旧プラン(2019年9月30日以前に契約された方)のままで、契約更新月以外に解約すると、従来通り10,450円が発生します。
そこで、まず、現在のキャリアの契約を旧プランから新プランに移行すること。その新プランが適用されるのは、翌月です。乗り換えは、適用後に行う必要があります。
ただ、ドコモの場合、新プランに乗り換えても旧プランの契約更新月を迎えるまでの解約では、10,450円が発生してしまいますので、結局は、契約更新月まで待つしかなさそうです。
あなたに最適なおすすめの格安SIMは?
では、具体的に格安SIM(MVNO)へ乗り換える際の注意点や手順等をみてみましょう。
以下のご興味のある項目をクリックしてください。詳細ページへ移行します。
まとめ
2010年10月の改正電気通信事業法の施行を受け、大手携帯キャリアでは、そろって新プランがスタートしました。しかし残念ながら、携帯料金そのものの大幅な値下げは空振りに終わったようです。
多くの方が、携帯料金の大幅な値下げに期待していたと思いますが、今後は、格安SIM(MVNO)への乗り換えが加速するのではないでしょうか。
特に、月額通信データ容量が小・中域のところでは、キャリアとMVNOの価格差は大きいです。
また、今まで、MVNOの弱点とされていた通話料金や、実店舗の展開についても大きく改善が行われています。
SIMロック解除という作業は発生するものの、乗り換えの際に携帯キャリアが異なるような場合でも、そのまま使える端末が増えてきました。
このように、格安SIMへの乗り換えのハードルは低くなってきています。今後の3Gサービスの終わりが、その乗り換えを加速させるかもしれません。
既に、格安SIMヘ乗り換える環境は整っています。
一旦、乗り換えに様子見だったユーザーも、ここに来て格安SIMへの乗り換えに動き出すのではないでしょうか。