格安スマホの端末のみを購入する場合の購入方法と注意点

格安スマホの端末のみを購入する場合の購入方法と注意点

ドコモやau、ソフトバンクといった携帯キャリアでスマホ本体のみを購入したいと思っても、通信契約をすることが前提で不可能です。

しかし、格安スマホの場合、モノとして単体で購入することが可能で、格安SIMという通信契約を行うこと無く本体のみを購入するということもできます。

つまり、家電量販店でパソコン等を購入する際に、特に契約が必要ないのと同じで、支払いさえ済ましてしまえば直ぐに持ち帰ることが出来ます。

ただ、Android端末とiPhoneでは事情が異なります。
また、本体のみを購入する際には注意しておくべきこともあります。

Android端末を購入する

購入方法には幾つかあります。

ただ、ヤミクモにメーカーや価格だけで本体を選んでも、後になって後悔することもありますので、まず、自分は格安スマホではどんな使い方をする予定なのか(例えば、カメラで美しい風景を頻繁に撮ってみたいなど)、どんな機能が欲しいのかなどを確認し、そこからある程度機種を絞った上で購入されるのが良いでしょう。

 

Android端末(本体)の場合、以下のような購入方法があります。

 

スマホを開発したメーカーが運営する直販サイト

P30、P20などの人気機種を開発しているHUAWEIの直販サイト、ZenFoneシリーズを開発しているASUSの直販サイトなどが、これに該当します。

 

Amazonや楽天等のECサイト

格安スマホの本体のみでしたら、このようなECサイトでも購入することが可能です。

 

家電量販店

ホームページだけの情報では不安だ、実際にスマホ本体をみて触って購入を決断したいという方は、お近くの家電量販店へ出かけてみましょう。最近では、SIMフリースマホコーナーが設けられている店舗も多いようです。

 

MVNO

殆どの格安SIM(MVNO)がSIMの契約を前提としていますが、イオンモバイルでは、本体のみの購入も可能です。

 

楽天モバイル等のMVNOの実店舗

格安SIMは、その名の通り、格安でSIM及び端末を利用できるというのが謳い文句であるため、大手キャリアのように実店舗の出店を極力控えて必要経費を抑え、格安を実現するいうビジネスモデルが主流でした。

しかし最近では、ワイモバイルUQモバイル楽天モバイルのような大手MVNOでは、実店舗の展開を行っているところもあります。

ここでも、上記家電量販店と同じように、スマホ本体を自分の目で確認し触ってみるということが可能になっています。

但し、この場合は契約が必要なこともあります。

 

iPhoneを購入する

iPhoneも「6」以降、SIMフリー版が販売されるようになりました。しかし、販路は限定的で、直販や一部のMVNO(但し、格安SIMの契約が前提のようです)に限定されます。

一つ目が、アップルが運営する「Apple Store」のサイトで、もう一つが実店舗のApple Storeになります。いずれもSIMフリーのため、通信の契約は不要、本体のみの購入が可能です。

 

本体のみを購入する際の注意点

購入したい本体が、格安SIMに対応しているかどうかを確認する

既にご存知の通り、格安スマホ本体のみを購入しても、通話やデータ通信はできません。格安SIM会社(MVNO)経由でSIMを購入し、そのSIMをスマホ本体に組み込むことが必要です。

つまり、いずれはMVNOと格安SIMの契約を行う必要があります。

そして、このMVNOは、ドコモ回線系/au回線系/ソフトバンク系と分かれていますので、ドコモ回線系のMVNOで使えるスマホ本体、au回線系のMVNOで使える本体、あるいはソフトバンク系のMVNOでは違ってきます。

ですから、スマホ本体を購入する前に、予め契約したいと思っているMVNOを絞り込んでおくと良いでしょう。

ただ、まずスマホ本体ありき、その本体が動作可能なMVNOであればどこでも良いという方は別ですが…

 

また、各MVNOの公式ページには、「動作確認済機種」のリストが掲載されていますので、購入を検討している本体が動作確認済であるかどうか、制限事項にはどのようなものがあるかなどもチェックしておく必要があります。

 

格安SIMを購入する際の注意点

格安スマホ本体を購入したら、MVNO経由で格安SIMを購入する必要がありますが、特に、以下の点については注意が必要です。

□データ通信専用/SMS付きSIM/音声SIM
□SIMのサイズ(mini/micro/nano)

詳細は、

格安スマホ・格安SIMの種類と選び方
格安スマホでは、スマホ本体と、音声やデータ通信のサービスを提供するMVNO(格安SIM)の両方を自由に選ぶことが出来ます。ここでは後者の格安SIMの種類とその選び方のコツをご紹介します。

をご覧ください。

 

中古の格安スマホ本体を購入する際の注意点

今では、中古品店だけでなく中古の格安スマホ本体を、ネットショップやオークションで購入することも出来るようになりました。

ただ、注意しておきたいのが、SIMフリーの端末であるかどうか、契約したいMVNOの「確認済端末リスト」の対応機種かどうか。そして、もう一つ、本体自体に不具合がないかどうかです。

中古品店で購入する場合は、実物を目で確認できますし、店員に確認出来ますが、ネット経由で購入するとなるとそう簡単ではありません。できるだけ連絡をとって確認した上で購入するのが良いでしょう。

ショップによっては、外観の状態がランク付けされていたり、不具合情報が記載されてたりするので、うまく活用するようにしましょう。

 

保証について

上記の購入方法によって、スマホ本体に対する保証内容が大きく違ってきますので、購入の際には充分確認しておくことが必要です。

その点、MVNOのスマホセットであれば、万が一本体が故障して買い替えが必要となった場合でも、保証に入っておけば、本体を交換してもらえうサービスもあります。

しかし、中古の格安スマホ本体を中古店やネットショップ等で購入する場合は、MVNOのような保証サービスは期待できません。従って、故障した場合には買い換えるという覚悟をもっておくことが必要です。

 

まとめ

格安スマホは、「格安」と謳っているだけあって、本体の購入方法や経路は様々。ユーザーの事情に合わせて、スマホ本体を手に入れることができます。

ただ、逆にリスクを伴うことも事実です。充分な確認を怠ってしまうと、せっかく購入したスマホ本体が動作しない、使いづらい、意図したものと違ったというトラブルも発生しかねません。

通常は、MVNOが販売している「スマホセット」を利用してスマホ本体も同時購入した方が、リスクを最小限に抑えることができるのでおすすめの方法と言えますが、スマホ本体にこだわりのある方にとっては、このスマホセットに満足できない方も多いと思われます。

本体の購入の際には、充分に確認を行って購入するようにしましょう。