「工事がいらない」「置くだけ」というキャッチで有名になったSoftBank Air。まさに「おうちのWiFi」なのですが、ホームルーターと呼んでも良いでしょう。
実は、SoftBank Air と同じような形状で「おうちのWiFi」と呼んでも良いホームルーターがあります。WiMAXのホームルーターです。
SoftBank Air ほど宣伝による派手さはありません。でも、着実にテレワークに欠かせないWiFiルーターとして浸透しているのが、このWiMAXホームルーターです。
ここでは、WiMAXホームルーターとSoftBank Air を徹底比較してみました。おすすめはどっち?
是非、ご覧ください。
WiMAXホームルーターとSoftBank Air。おすすめはどっち?
最初に、結論から申し上げると、
WiMAXのホームルーターの方がおすすめ!
です。
理由:WiMAXの方が通信速度が安定していて通信品質が良い。
に尽きます。以下の、

をご覧ください。
確かに、月額料金や契約期間・解約金、乗り換えキャンペーン、最大2ヶ月のお試し等で比較すると、モバレコAir(SoftBank Airのプロバイダー)経由でSoftBank Air を契約される方がお得です。
でも、その前に、「安定したデータ通信が出来ること!」。これがまず大前提。契約条件がどんなに有利でお得でも、「遅い」「繋がらない」では話になりません。
とは言っても、WiMAXは問題なし!とも言い切れないので、ホームルーターをご検討中の方は、
- まず、WiMAXを試す。
UQコミュニケーションズがサービスしている15日間の「Try WiMAX」を活用し、設置場所や通信速度をしっかり検証する。 - OKであれば、「GMOとくとくBB」経由で、WiMAXホームルーター「Speed Wi-Fi HOME L02」を契約する。
- NGであれば、SoftBank Air を試す。
モバレコAir(実態はSoftBank Airです)の最大2ヶ月のお試し(但し、レンタルのみ申し込み可能)で、同じ様に設置場所や通信速度をしっかり検証する。 - OKであれば、そのままモバレコAir を契約する。
- NGであれば、WiMAXもSoftBank Air も諦め、固定の光回線を検討する。
という流れで購入を検討されることをおすすめします。
ホームルーターならNTTドコモの「HOME 5G HR01」もおすすめです。
まだ5Gが利用できないという方も、4G(Xi LTE)で高速通信が可能。5Gが使えるようになれば、そのままスムーズに移行できるので、投資を無駄にすることはありません。

WiFiホームルーターとは?
写真をご覧いただいてお分かりの通り、外見を見てもWiFiホームルーターは「据え置き型」。家庭用の電源コンセントに接続して使用します。
日本で代表的なWiFiホームルーターといえば、上の写真で取り上げた、
- auやKDDIの子会社であるUQコミュニケーションズの、回線にWiMAXを利用したWiFiホームルーター。
- SoftBankのSoftBank AirというWiFiホームルーター。回線にはSoftBank回線(厳密には、AXGPという通信規格がメイン)を使用。
の2種類です。
TV-CMで頻繁に見かけるSoftBank Airが、「工事がいらない」「置くだけ」というキャッチで大々的に宣伝されていますが、固定の光回線と比較すると、設置が楽で設定もとっても簡単。
WiMAXのホームルーターも、形状や大きさはSoftBank Air とほぼ同じです。こちらも「工事がいらない」「置くだけ」ですので、SoftBank Airとの区別が付きにくいかもしれません。
ただ、両者では、インターネットへアクセスする回線が異なります。そのため使えるエリアが微妙に違いますし、設置する場所によって通信速度も大きく変わってきます。
なので、どちらが良いかを検討される際には、使用する回線の違いからくるサービスエリアと通信速度(特にネットが混む時間帯)がカギとなります。その他の項目の違いはわずかなので、さほど重要ではないと言っても良いでしょう。
WiFiホームルーターの特徴
上記でも幾つか説明していますが、据え置き型WiFiホームルーターの特徴は、
- 固定の光回線と違って、工事不要、設置が楽、設定も簡単
- データ通信速度が早い
- 多くの端末(スマホやタブレット、PCなど)を同時に接続できる
- 持ち運びが出来ない
- 家庭用コンセントにつないで利用する。電源コンセントの近くに設置する必要あり
などが挙げられます。
WiFiモバイルルーターとの違いは?
形状や使い勝手のか観点から分類すると、WiFiルーターには、
- 上記のWiFiホームルーター(据え置き型)
- 形状がスマホによく似たWiFiモバイルルーター(持ち運びが出来る携帯型)
の2種類があります。
WiMAXでは、この携帯型も販売されています。
SoftBank Air も、そのモバイル版としてソフトバンクやワイモバイルから販売されているPocket WiFiがあります。
WiMAX版とSoftBank版それぞれで、代表的な機種を取り上げ比較してみました。
WiMAXのWiFiルーターを比較
KDDIの子会社であるUQコミュニケーションズ(UQWiMAX)から販売されているWiMAX WiFiルーターの中から、代表的なものを取り上げ比較してみました。
ホームルーター | モバイルルーター | |
---|---|---|
写真 | ![]() | ![]() |
製品名 | Speed Wi-Fi | Speed Wi-Fi NEXT W06 |
メーカー | HUAWEI | HUAWEI |
サイズ | 93(W)× 178(H)× 93(D) mm | 128(W)× |
重さ | 436g | 125g |
通信方式 | WiMAX 2+ au 4G LTE | WiMAX 2+ au 4G LTE |
規格上の 送受信 通信速度 | 下り: 1.0Gbps 上り: 75Mbps | 下り: 1.2Gbps 上り: 75Mbps |
有線LAN | 10BASE-T、 100BASE-TX、 1000BASE-T (ギガビット対応) /2ポート | なし |
WiFi | 2.4GHz: n/g/b 5GHz: ac/n/a | 2.4GHz: n/g/b 5GHz: ac/n/a |
同時接続 台数 | 40台 | 16台 |
その他 | 電源はACアダプタのみ バッテリー動作非対応 | 【連続通信時間 (WiMAX 2+、スマート設定時)】 約540分 【連続待受 (WiMAX 2+、スマート設定時)】 約800時間 |
通常価格 | 15,000円 (税込:16,500円) | 15,000円 (税込:16,500円) |
ホームルーターとモバイルルーターの大きな違いは、
- サイズ
- 端末の接続台数とLANポートの有無
- 電源(AC電源かバッテリー搭載か)
といったところですね。通常価格が両者共同じ15,000円(税込:16,500円)というのは、ちょっと驚きです!
ソフトバンク・ワイモバイルのWiFiルーターを比較
ソフトバンク及びワイモバイル(Y!mobile)から販売されているWiFiルーターの中から、代表的なものを取り上げ比較してみました。
ホームルーター SoftBank Air | モバイルルーター Pocket WiFi | |
---|---|---|
写真 | ![]() | ![]() |
製品名 | SoftBank Air4 | Pocket WiFi 801HW |
メーカー | – | HUAWEI |
サイズ | 103(W) x 225(H) x 103(D) mm | 128.4(W) × 65.6(H) × 13.8(D)mm |
重さ | 約635g | 約145g |
通信方式 | 4G方式: 4G LTE方式: | FDD-LTE / AXGP / TDD-LTE |
規格上の 送受信 通信速度 | 下り最大: 962Mbps | 下り最大: 972Mbps 上り最大: 46Mbps (但し、4Gの場合) |
有線LAN | 10BASE-T、 100BASE-TX、 1000BASE-T (ギガビット対応) /2ポート | なし |
WiFi | a/b/g/n/ac | a/b/g/n/ac |
同時接続 台数 | 64台 | 16台 |
その他 | 電源はACアダプタのみ バッテリー動作非対応 | バッテリー要領: 3,000mAh |
通常価格 | 54,000円 (税込:59,400円) | 28,800円 (税込:31,680円) |
ホームルーターとモバイルルーターの大きな違いは、こちらも、
- サイズ
- 端末の接続台数とLANポートの有無
- 電源(AC電源かバッテリー搭載か)
といったところですね。通常価格は両者の間で異なります。
ホームルーターのメリット
モバイルルーターと比較した場合のホームルーターのメリットは、
- 接続できる端末の台数が多い。ご家族で共有したり、スマホの他、タブレットやパソコンも同時に接続できる。
- WiFi機能のないパソコンもLANポート経由で繋げられる。
といったところでしょう。
ホームルーターのデメリット
モバイルルーターと比較した場合のホームルーターのデメリットは、
- モバイルルーターと違って外出先で使えない。ホームルーターは据え置き型で自宅で使うWiFiルーター。
- AC電源を必要とするので、設置できる場所が限られる。
といったところでしょう。
WiFiホームルーターと固定の光回線との違い
固定の光回線と違って、WiFiホームルーターのメリットは、テレビコマーシャルでも言われている通り、
- 工事がいらない。届いたその日から使える。
- 置くだけ。設置が楽、設定も簡単。
というところです。
ただ、通信速度は、圧倒的に光回線のほうが速いです。
スペックをみると、WiFiホームルーターの最大受信速度は1Gbpsに近い数値が掲載されていますが、これはあくまでもスペック上の話。実使用環境で期待できる数値ではありません。良くて70~80Mbpsといったところでしょう。
一方の光回線は、一戸建てであれば100Mbps超えが期待できます。
ご参考記事:




WiMAXホームルーターとSoftBank Air を徹底比較
ではここから、WiMAXホームルーターとSoftBank Air を徹底比較していきます。
ルーター(機器)のスペックで比較
WiMAXホームルーターとSoftBank Air の機器としてのスペックを比較してみました。
WiMAX ホームルーター | SoftBank Air | |
---|---|---|
写真 | ![]() | ![]() |
製品名 | Speed Wi-Fi | SoftBank Air4 ターミナル |
メーカー | HUAWEI | – |
サイズ | 93(W)× 178(H)× 93(D) mm | 103(W) x 225(H) x 103(D) mm |
重さ | 436g | 約635g |
通信方式 | WiMAX 2+ au 4G LTE | 4G方式: 4G LTE方式: |
規格上の 送受信 通信速度 | 下り: 1.0Gbps 上り: 75Mbps | 下り最大: 962Mbps |
有線LAN | 10BASE-T、 100BASE-TX、 1000BASE-T (ギガビット対応) /2ポート | 10BASE-T、 100BASE-TX、 1000BASE-T (ギガビット対応) /2ポート |
WiFi | 2.4GHz: n/g/b 5GHz: ac/n/a | a/b/g/n/ac |
同時接続 台数 | 40台 | 64台 |
その他 | 電源はACアダプタのみ バッテリー動作非対応 | 電源はACアダプタのみ バッテリー動作非対応 |
通常価格 | 15,000円 (税込:16,500円) | 54,000円 (税込:59,400円) |
上表のように、WiMAXのホームルーターとSoftBankのホームルーターであるSoftBank Air4ターミナルをスペック上で比較しても、通信方式を除いて大きな差はありません。
でも、この「通信方式」、言葉を変えれば「使用する回線」が大変重要になります。
WiMAXの場合は、WiMAX2+というUQコミュニケーションズのデータアクセス網を使用します。auの「4G LTE」と比較すると、使用する電波の周波数が高いので直進性が高くなり、ビルの影に当たる所や奥まった部屋では電波が届きにくくなったり届かないという事態を招いてしまうことも。
また、こちらの総務省の資料にもある通り、WiMAXの基地局数は、auの「4G LTE」の基地局数と比較すると約半分。つまり、電波のサービスエリアが狭い、また、サービスエリア内であっても電波が届かない空白地帯が出来てしまうことがあります。
顕著なのが地下街です。auのスマホや携帯が使えるところであっても、WiMAXの場合、電波が届かないエリアがあります。
従って、同じ宅内であっても設置場所には十分気を使う必要があります。できるだけ窓際を選んだり、北側と南側(あるいは東側と西側など)に設置してみて、通信速度の一番速い設置場所を見つけるようにしましょう。
実は、SoftBank Airも同じ事情を抱えています。SoftBank Airが利用する回線サービスは、Wireless City Planingというソフトバンクのグループ会社が整備・管理しているサービス網を使用します。
やはり、WiMAX2+と同じで、使用する電波の周波数が高く、基地局数がSoftBankの4G LTE網の場合と比較して約半数となっています。
WiMAXの場合と同じ様に、SoftBank Airを設置する際には、まず、宅内でもいろんな場所で試してみて下さい。設置場所に気をつけて、通信速度の一番速いところに設置するようにしましょう。
回線のサービス内容で比較
WiMAXのサービスは、UQコミュニケーションズ以外にもプロバイダー(正規代理店)と呼ばれるところからも提供されています。代表的なプロバイダーは、「GMOとくとくBB」です。
SoftBank Air のサービスも、ソフトバンクとそのプロバイダーから提供されています。代表的なプロバイダーは「モバレコAir」です。
以上4社について、回線サービスを比較してみました。
販売 会社 | WiMAX | SoftBank Air | ||
---|---|---|---|---|
UQ コミュニ ケーションズ | GMO とくとく BB | ソフトバンク | モバレコ Air | |
通信方式 | WiMAX 2+ au 4G LTE | 4G方式: 4G LTE方式: | ||
サービス エリア | こちら | こちら | ||
データ通信 容量 | WiMAX2+: 4G LTE: | ギガ放題 7GB/月 | 無制限 | 同左 |
10GB/3日 制限 | あり 最大1Mbpsに 制限される | 同左 | 速度が低下 する場合 あり | 同左 |
その他の 通信制限 | LTEを併用する と、データ容量 が7GB/月に 制限される。 | 同左 | なし | 同左 |
キャッシュ バック | なし | 3,000円と 30,000円 がある | なし | 17,000円 |
乗り換え キャンペーン | なし | 同左 | 他回線から SoftBankAir への乗り換え で、 違約金等最大 100,000円 キャッシュ バックあり。 | 同左 |
ルーター 代金 | 15,000円 (税込: 16,500円) | 0円 | 一括購入、 分割購入の レンタル時は、 | 同左 |
月額料金 (税込) | 【ギガ放題】 期間条件なし: | 【ギガ放題】 【7GB/月】 | 【分割払い】 【レンタル】 | 【分割払い】 【レンタル】
|
LTE オプション | 1,105円/月 | 0円 | – | – |
契約期間 | ・2年自動 更新あり ・2年自動 更新なし ・期間条件 なし が選べます。 | 3年 自動更新 | 2年契約の 自動更新 | 同左 |
解約料 | 1,100円 期間条件 | 1~12ヶ月: | 契約期間中 の解約は、 10,450円 | 同左 |
事務手数料 | 3,300円 | 3,300円 | 3,300円 | 3,300円 |
お試し | 「Try WiMAX」 | 8日間と 20日間 がある | 8日間の お試しあり | 8日間 2ヶ月間 のお試し あり |
支払い方法 | クレジット カード 口座振替 | クレジット カード | クレジット カード 口座振替 | 同左 |
公式サイト | こちら | こちら | こちら | こちら |
販売 会社 | WiMAX | SoftBank Air | ||
UQ コミュニ ケーションズ | GMO とくとく BB | ソフトバンク | モバレコ Air |
回線について
WiMAXの場合、通信方式にWiMAX2+とLTEを併用します。
WiMAX2+のみを使用する場合、データ通信容量はギガ放題(無制限)です。ただ、4G LTE と比較してサービスエリアが狭いので、WiMAX2+の電波が届きにくい・届かないエリアでは、LTEも使用できます(ハイスピードアンドエリアモード)。このモードを使用すると、データ通信容量が7GB/月に制限されてしまうので、ご注意下さい。
SoftBank Airでは、データ通信容量に制限はありません。ただ、通信量が10GB/3日以上を超えると、通信速度が制限される場合があります。
WiMAXの制限速度は最大で1Mbps、制限される時間帯も翌日のほぼ18:00~26:00と表記されているのに対し、SoftBank Air では、具体的な制限速度や制限される時間帯の表記がなく曖昧です(単に、「制限される場合があります」という表記のみ)。
月額料金について
WiMAX GMOとくとくBB | SoftBank Air モバレコAir | |
---|---|---|
ルータ代金 | 0円 | 59,400円 一括購入、分割購入、 分割購入の場合、 レンタル時は、 |
キャッシュバック | 3,000円と30,000円 がある。 | 17,000円 |
月額料金 (税込) | キャッシュバックが 【ギガ放題】 【7GB/月】 | 【分割払い】 【レンタル】 |
ルーター代金は、WiMAXの「GMOとくとくBB」の場合、0円になります(UQコミュニケーションズ経由では16,500円)。
SoftBank AirをモバレコAirで分割購入すると、ルーター代金59,400円を36回払いで毎月1,650円ずつ支払うようになりますが、月月賦で帳消しになります。ただ、途中解約すると残債が発生するのでご注意下さい(詳細は、下記解約の項をご参照下さい)。
解約と解約料について
WiMAX GMOとくとくBB | SoftBank Air モバレコAir | |
---|---|---|
契約期間 | 3年の自動更新 | 2年の自動更新 |
解約料 (税込) | 1~12ヶ月: 20,900円 13~24ヶ月: 15,400円 25ヶ月以降: 10,450円 (但し、更新月 は0円) | 契約期間中の解約は、 10,450円 |
残債 | なし | 分割購入の場合、 36ヶ月で完済となる |
その他 | 解約期間や解約料 | – |
契約期間や解約料を比較すると、モバレコAirのほうがお得です。
ただ、モバレコAirで分割購入し途中解約すると、残債が発生する場合があります。
SoftBank Airターミナルの代金59,400円は、毎月1,650円ずつ消化され、36回で完済となります。
例えば、10ヶ月目で解約した場合、残りの26回分の残債(1,650円 x 26回 = 42,900円)が発生するのでご注意下さい。
詳細はこちらで解説していますが、24ヶ月以内で解約する可能性が高い場合(2年以内に引っ越す可能性が高いなど)は、分割購入よりもレンタルの方がお得になります。
解約料の10,450円と合わせると高額な金額になるので、ご注意下さい。
お試しについて
WiMAX GMOとくとくBB | SoftBank Air モバレコAir | |
---|---|---|
お試し | 8日間と20日間 がある | 8日間 2ヶ月間(レンタルの 場合) のお試しあり |
WiMAXもSoftBank Air も、使用している通信方式がスマホで使用する4G LTEと異なり、サービスエリアが狭くなります。
また、使用する電波の周波数が高いので直進性が高くなり、ビルの影に当たるエリアや奥まった部屋では、電波が届きにくくなったり届かないこともあり、「繋がらない」「遅い」という事態になりかねません。
ホームルーターを設置する場所に由来する問題なので、「繋がるか?」「通信速度は十分か?」は、実際に試してみないとわかりません。
購入していざ設置してみたら「電波が届いていなかった!」となると、全く使えないホームルーターになります。そして、上記のような高額な解約料や残債が発生してしまいます。
このような事態を避けるためにも、購入前にしっかりと「お試し」されることをおすすめします。
WiMAXの場合、UQコミュニケーションズには、15日間の「Try WiMAX」というサービスがありますし、「GMOとくとくBB」には、8日間と20日間の「お試し」が出来るようになっています。
モバレコAirでは、8日間もしくはレンタルの場合、最大2ヶ月間の「お試し」が出来るようになっています。
この「お試し」制度をうまく活用して、しっかりと事前検証を行うようにしましょう。
特にSoftBank Air の場合、評判や口コミをみると「繋がらない」「遅い」という投稿が多く見られます。このようなトラブルは、お試しで事前検証をしっかりと行っていれば、多くの場合回避出来ると思われます。

でも詳しくご紹介していますので、是非、参考にして下さい。
プロバイダーで比較
WiMAX、SoftBank Air ともに、多くのプロバイダー(正規販売代理店)があります。
それぞれの代表的なプロバイダーとプロバイダーを利用するメリット・デメリットをまとめてみました。
WiMAX | SoftBank Air | |
---|---|---|
代表的な プロバイダー | GMOとくとくBB | モバレコAir N’sカンパニー エージェント ポケットモバイル |
おすすめの プロバイダー | GMOとくとくBB | モバレコAir |
メリット |
|
|
デメリット |
| 特になし |
詳細な解説 | こちら |
評判や口コミで比較
SoftBank Air の場合、テレワークの急増とTVコマーシャルの影響もあって、ユーザーが一気に増えたのでしょうか?特に最近、下の口コミにもあるように、通信速度に制限がかかる頻度が高まっているようです。
いやぁ~Softbank Airがこんなに使えないとは思わなかった……
制限はない、でも、夜間帯などアクセスの集中するときは速度を落とすことがあるとは言われたか、夜間帯だけでなく常にじゃん……大失敗…これならWiMAXの3日連続データ使用料合計で制限される方がマシだったわ~
— はっしーさん (@parcyeuph) June 29, 2020
安定の #WiMax
25G組になってから安定の #どんなときもWiFi
最近速度に問題ありになってきた #SoftBankAir 雨の日は特に遅い pic.twitter.com/ehTfXWUUeA— 塩対応な黒犬 (@kuroinu_salt) July 9, 2020
また繋がらなくなった。絶対に1Mbpsきっている。Softbank Airの制限えげつないな。こりゃ制限ありを明確にしている分だけwimaxの方がマシなのか?
— にょ (@miyatoshi24) June 28, 2020
ご参考記事:




ホームルーターのおすすめは、どっち?
以上、WiMAXとSoftBank Air を細かく比較してきましたが、おすすめは、
WiMAXのホームルーターの方がおすすめ!
です。
理由:WiMAXの方が通信速度が安定しており、通信品質が良いから。
に尽きます。以下の、

をご覧ください。
月額料金や契約期間・解約金、乗り換えキャンペーン、25歳以下の限定割引、最大2ヶ月のお試し等を比較すると、モバレコAir(SoftBank Airのプロバイダー)経由でSoftBank Air を契約される方がお得です。
でも、その前に、「安定したデータ通信が出来ること!」。これがまず大前提。契約条件がどんなに有利でも、「遅い」「繋がらない」では話になりません。
とは言っても、WiMAXは問題なし!とも言い切れないので、
- まず、WiMAXを試す。
UQコミュニケーションズがサービスしている15日間の「Try WiMAX」を活用し、設置場所や通信速度をしっかり検証する。 - OKであれば、「GMOとくとくBB」経由でWiMAXホームルーター「Speed Wi-Fi HOME L02」を契約する。
- NGであれば、SoftBank Air を試す。
モバレコAirの最大2ヶ月のお試し(但し、レンタルのみ申し込み可能)で、同じ様に設置場所や通信速度をしっかり検証する。 - OKであれば、そのままSoftBank Air を契約する。
- NGであれば、WiMAXもSoftBank Air も諦め、固定の光回線を検討する。
という流れをおすすめします。
ホームルーターならNTTドコモの「HOME 5G HR01」もおすすめです。
まだ5Gが利用できないという方も、4G(Xi LTE)で高速通信が可能。5Gが使えるようになれば、そのままスムーズに移行できるので、投資を無駄にすることはありません。

ホームルーターまとめ
以上、WiMAXのホームルーターとSoftBank Air を細かく比較してきましたが、まとめると次のようになります。
WiMAX | SoftBank Air | |
---|---|---|
おすすめの 申込・契約先 | GMOとくとくBB | モバレコAir |
データ 通信容量 | ギガ放題(無制限) 7GB/月 | 無制限 |
10GB/3日の 通信制限 | 最大1Mbpsに制限 される | 速度が低下 する場合 あり |
その他の 通信制限 | LTEを併用すると 7GB/月に制限 される | なし |
キャッシュ バック | ◎ | ◎ |
乗り換え キャンペーン | なし | あり |
月額料金 | ○ | ◎ |
25歳以下 の方 限定割引 | なし | 終了 |
契約期間 | 3年自動更新 | 2年自動更新 |
解約料 | ☓ | △ |
比較表をみる限り、SoftBank Air (モバレコAir)が圧倒的にお得のようにみえます。
ただ、SoftBank Air の最大の欠点は、通信速度が安定しないこと。最近の急激なユーザー数増加によって、直ぐに回線網が混雑し通信速度が遅くなるようです(特に、2020年5月以降、この傾向が強い)。
以上の理由で、SoftBank Air よりもWiMAXホームルーターの方がおすすめです。