- 工事不要!
- コンセントに挿すだけ。
- 届いたその日から使える。
といったキャッチで、話題となっているWiFiホームルーター。
次世代の通信規格である5Gにも対応した製品・サービスが、NTTドコモ、au・UQコミュニケーションズ、ソフトバンクの各携帯キャリアから出揃い、今、注目を集めています。
ここでは、
- ドコモのHOME 5G
- au・UQコミュニケーションズのWiMAX+5G
- ソフトバンクのSoftBank Air5
という工事不要・コンセントに挿すだけのWiFiホームルーターを徹底比較!おすすめをランキングしてみました。
機種・サービス選定の際の参考にして頂ければ幸いです。
工事不要のWiFiホームルーターをランキング!
おすすめランキングの基準は?
2021年8月に、NTTドコモから「HOME 5G」の販売が開始され、
- au・UQコミュニケーションズのWiMAX+5G
- ソフトバンクのSoftBank Air5
含めて、次世代の通信規格である5Gにも対応したWiFiホームルーターが、各携帯キャリアから出揃いました。
ここでは、おすすめの工事不要なホームルーターをランキングするにあたり、価格・料金以外にも以下のポイントを重視してランキングしています。
1. サービスエリアが広く、安定した通信が行えること
まず、WiFiホームルーターは、安定した高速な通信を提供してくれることが大前提です。
都市部だけでなく地方にお住まいの方も安定して使える、ビルの影や奥まった部屋、マンションの高層階であっても、出来るだけ安定した高速通信が可能なサービスや方式を採用しているWiFiホームルーターが求められます。
WiFiホームルーターは、インターネットとの接続に「無線」という携帯キャリアが提供する回線(電波)を使用しますが、目に見えないだけに、場所によってつながる・つながらない、速い・遅いという問題が発生します。
特に、WiMAX+5GやSoftBank Air5の場合、au、SoftBankの5G及び4G/LTE網とは異なる独自のデータ回線も使用するので、いつものスマホ環境とは違う通信を行います。
従って、「スマホが問題なく使えるから、ホームルーターも問題なく使えるのでは?」と安易に考えてしまうのは危険です!
2. 評判・口コミも参考にしています
実際にホームルーターを使っている方の評判や口コミも重要なポイントです。
ここで取り上げているWiFiホームルーターは、いずれもツイッター上で大きく取り上げられており、「良い評判・口コミ」だけでなく「悪い評判・口コミ」もツイートされています。
もちろん、「そのまま鵜呑みにしてはいけない!」ツイートもありますが、全体の傾向をつかんで判断すれば、各ホームルーターの実情がつかめると思います。
工事不要WiFiホームルーターのおすすめランキング
以上の2点を主なポイントに、携帯キャリア3社から提供されているホームルーターをランキングしてみました。
おすすめルーター:HOME 5G HR01 | |
使用する回線 | ドコモ5G、 ドコモ4G LTE |
送受信速度 | ドコモ5G: ドコモ4G LTE: |
販売価格(税込) | 39,600円 |
回線サービス | |
データ容量 | 無制限 |
月額料金 (税込) | ドコモ |
メリット・デメリット: | |
メリット | ドコモの5G、4G/LTEが使える プレミアム4G(※)でも高速 契約期間なし、解約料0円。 月々サポートの割引適用 スマホセット割の適用で |
デメリット | 事前に登録した場所以外では レンタルもしくは短期間の |
(※)プレミアム4G:NTTドコモがスマホやタブレット向けに提供している超高速データ通信サービス。受信・送信速度共、大幅にグレードアップしています。

おすすめルーター:Speed Wi-Fi HOME 5G L12 | |
使用する回線 | WiMAX 2+、 au 5G、 au 4G LTE |
送受信速度 | 下り:最大2.7Gbps |
販売価格(税込) | 11,088円 |
回線サービス | |
データ容量 | スタンダードモード: プラスエリアモート: |
月額料金 (税込) | UQコミュニケーションズの 但し、現在、はじめる割(▲682円) (別途、機種代金が発生) |
メリット・デメリット: | |
メリット |
|
デメリット |
|

おすすめルーター:SoftBank Air ターミナル 5 | |
使用する回線 | ソフトバンクの AXGP、 ソフトバンクの 5G、 4G LTE |
送受信速度 | 下り:最大2.1Gbps |
販売価格(税込) | 71,280円 |
回線サービス | |
データ容量 | 無制限 |
月額料金 (税込) | 分割回数によって、月額料金 【36回分割の場合】 |
メリット・デメリット: | |
メリット |
|
デメリット |
|

工事不要のWiFiホームルーターについて
工事不要のWiFiホームルーターとは?
工事不要のWiFiホームルーターは、
- 携帯キャリア(ドコモ、au、SoftBank)が提供している5G/4G・LTE網のほか、
- au及びUQコミュニケーションズの場合、WiMAX2+(専用のデータ通信回線)
- SoftBank Air5の場合、AXGP(専用のデータ通信回線)
を経由して、ネットへの高速アクセスを可能にしてくれます。
スマホをはじめタブレット、パソコン等は、主にWiFi(無線LAN)を経由してこのWiFiホームルーターに接続します。これで、インターネットから配信される動画や映画等のデータにアクセス出来るようになります。
「工事不要」「コンセントに挿すだけ」「届いたその日から使える」等のキャッチでご存知のように、WiFiホームルーターは、電源を入れれば直ぐに使える簡易さと、直ぐに繋がる即効性という至便さでとても評判がよく、今話題となっています。
WiFiルーターは、形状や利用形態から分類すると、
- WiFiホームルーター:据え置き型。ご自宅、オフィス、学校等に設置して使用(NTTドコモのHOME 5Gなど)
- モバイルWiFiルーター:小型・軽量の携帯型。持ち運び出来る(AiR-WiFiなど)
の2種類がありますが、ここでは、前者のホームルーターについて詳しくご紹介します。
モバイルWiFiルーターについては、

をご参照ください。
工事不要のWiFiホームルーターは3種類
ここでご紹介している工事不要のWiFiホームルーターは、
- NTTドコモのHOME 5G
- au・UQコミュニケーションズのWiMAX+5G
- ソフトバンクのSoftBank Air5
の3種類です。
ドコモのHOME 5Gとは?
NTTドコモが提供する5G/4G LTE網を使用したWiFiホームルーターです。
私達が、日常、スマホやタブレット等で使用する携帯・スマホ回線(5G/4G LTE)を利用します。
ドコモのスマホをお使いの方は、これら無線の受信状況を詳しく把握されているのではないでしょうか?(スマホのアンテナピクトが4本立って受信状況が非常に良いとか、部屋の奥に行くと受信レベルが少し悪くなるなど)
HOME 5Gも同じ回線を利用するので、導入しやすくなっています。
また、総務省の資料(PDFファイル、16ページ目)をみると、NTTドコモの基地局数(5Gと4G/LTEの総数)は約25万。基地局シェア約35%と、No.1の基地局シェアを誇っています。
ここからも、ドコモなら繋がりやすく安定した通信が期待できると言えそうです。
私も、実家でこのドコモのHOME 5Gを利用していますが、5Gを使わなくても4G/LTEのみで、下り90M~100Mbpsの高速な通信が可能になりました。
ドコモHOME 5Gの詳細及び評判・口コミは、

をご覧ください。
au・UQのWiMAX+5Gとは?
WiMAX+5Gは、auの5G/4G LTE網とUQコミュニケーションズのWiMAX2+を使用してインターネットに接続します。
WiMAXは、もともと職場や家庭にあるパソコンやタブレット、あるいはスマホ等の機器を、高速でネットに接続するためのデータ専用の無線通信技術の一つとして生まれたものです。有線ではなく無線なので工事不要、設置がとても簡単で楽というメリットがあります。
そして今では、auやUQコミュニケーションズが提供するモバイルWiFiのサービス名(UQWiMAXなど)にも、この名称が頻繁に使用されるようになりました。
ソフトバンクやワイモバイルのモバイルWiFiを「ポケットWiFi」と呼んでいるように、auやUQコミュニケーションズのモバイルWiFiを「WiMAX」と呼ぶイメージですね。
ちなみに技術的な観点でみると、WiMAXの利用が開始されたのは2009年。その後、WiMAX2、WiMAX2+へと高速化が図られています。
今ではその通信速度は、下りで最大440Mbpsと超高速!非常に快適な通信が可能になっています。
5G対応のWiMAXホームルーター(WiMAX+5G)も既に販売されています。
WiMAX+5Gのもっと詳しい情報は、

WiMAXの評判や口コミは、

をご覧ください!
ソフトバンクのSoftBank Air5とは
SoftBank Air5は、ソフトバンクの5G/4G LTE網とAXGPというデータ専用回線を使用してインターネットへ接続します。
ソフトバンクが、初代SoftBank Airの提供を開始したのは2014年12月。ここでご紹介している5G対応のAir5(ターミナル5)は、6代目のホームルーターになります。
SoftBank Airでは、AXGPと呼ばれる専用のデータ回線を使用しています(AXGPのサービスエリアは、こちら)。
このAXGPでは、2.5GHzの高い周波数を利用しているため、障害物に阻まれると遠くに飛びにくい性質があります。ビルの影にあたる住宅や宅内でも奥まった部屋などでは、最悪、電波が届かないこともあります。
また、基地局数も4G/LTEと比べると少なく(こちらの総務省の資料16ページを参照)、サービスエリアもその分狭くなっているので、導入場所には十分気を使う必要があります。
このように、SoftBank Air5は、5Gのサービス含めて設置エリアが限定されやすいので、導入前には、公式サイトに設置予定場所の住所を入力して、設置の可否や期待できる通信速度を確認する必要があります。
高層マンション等での11階以上の宅内では、導入を断られる場合もあるようです(こちらをご参照ください)。
SoftBank Airの詳細及び評判・口コミは、

をご覧ください。
導入のメリットは?
そもそも、この工事不要のWiFiホームルーターは、なぜこんなに人気なのでしょうか?
理由は、
1.設置・設定が簡単。光回線の場合、光ファイバーを引き込むには工事等で数ヶ月の期間を要する場合もあるが、WiFiホームルーターは、工事不要!届いたその日に使うことも可能。
2.携帯キャリアより回線利用料が安い。月額料金が2/3程度になることも!
詳細は、

をご覧ください。
3. データ容量が無制限
このページでご紹介しているホームルーターは、利用可能な月間のデータ容量がいずれも無制限です。
4. 5Gに対応済
このページでご紹介しているホームルーターは、いずれも次世代の通信規格5Gに対応済みです。
■ 5Gサービスの現状 ■
- 高速通信・大容量
- 同時多数接続
- 低遅延
が目玉の第5世代(5th Generation)の無線通信規格、5Gのサービスが始まっています。NTTドコモも、auも、そしてソフトバンクも、2020年4月に5Gのサービスをスタート。サービスエリアの拡大も着実に進んでいます。
NTTドコモの5Gサービスエリアは、こちら、
auの5Gサービスエリアは、こちら、
ソフトバンクの5Gサービスエリアは、こちら
で確認できます。
とは言っても、まだ、5Gが使えるエリアは限定的。5Gの恩恵を受けることができる方は、2022年11月現在、少数であることも事実です。
ただ、5G網の拡大は着実に進んでいます。
ここでご紹介する各携帯キャリアのホームルーターは、現行の4G/LTEにも対応しているので、4Gを利用しながらサービスが整い次第5Gへと簡単・スムーズに移行することができます。投資を無駄にすることはありません。
光回線と比較してみると…
WiFiホームルーターと同じ様に、自宅からインターネットへアクセス出来るようにする手段として、光回線があります。自宅まで光ファイバーを引き込むため、高速のデータ通信が可能になります。
(WiFiホームルーターの場合、光ファイバーは基地局まで。基地局から自宅(ホームルーター)間は、5G/4G LTE等の無線回線を利用する。
一方の光回線は、一般的に、光ファイバーを自宅まで直接引き込むため高速通信が可能)

光回線とWiFiホームルーターを比較してみました。
光回線 | WiFi ホームルーター | |
---|---|---|
メリット | 高速通信が可能 通信制限が無い 低遅延なため、ゲーム | 工事不要、 設定もほとんど不要 |
デメリット | 光ファイバーを引き込む 場所によっては、光ファ | 光回線と比べて通信 遅延が光回線より大 一気に大量のデータ |
光回線の大きな強みは、「WiFiホームルーターに比べて通信速度が速く低遅延」なことです。しかし、この差は徐々に縮まりつつあります。
まず、ドコモのHOME 5Gでは、4G/LTEであっても下りで100Mbps以上の高速通信を計測出来ているケースが増えています。そして今後、本格的に5Gが使えるようになれば、両者の差は更に縮まるでしょう。
ホームルーターのおすすめを徹底比較!
ここからは、
- NTTドコモのHOME 5G
- au・UQコミュニケーションズのWiMAX+5G
- ソフトバンクのSoftBank Air5
という、おすすめのWiFiホームルーターをもう少し具体的に徹底比較しています。
比較内容は、以下の2点です。
本体スペックを比較!
まず、ホームルーター本体の仕様を比較してみましょう。
NTTドコモ HOME 5G | au、UQ WiMAX+5G | ソフトバンク SoftBank Air5 | |
---|---|---|---|
写真 | ![]() | ![]() | ![]() |
機種 | HOME 5G HR01 | HOME 5G L12 | Air5 |
メーカー | シャープ | NEC プラットフォームズ | 不明 |
外形サイズ W x H x D | 95 mm x | 101 mm x 179 mm x 99 mm | 103 mm x |
重量 | 720g | 446g | 1,086g |
消費電力 | 最大約22W | 最大約20W | 最大36W |
対応する 回線 | NTTドコモの 5G、 4G LTE | WiMAX 2+、 au 5G、 au 4G LTE | AXGP、 ソフトバンク 5G、 4G LTE |
通信速度 | 下り: 最大4.2Gbps 上り: 最大218Mbps | 下り: 最大2.7Gbps 上り: 最大183Mbps | 下り: 最大2.1Gbps 上り: 不明 |
端末数 | 65台 | 有線LAN 2台、 無線LAN 5GHz:20台 2.4GHz:20台 | 128台 |
特徴 | ドコモ 5G対応、 高速通信が可能 エリアが広い | au 5G対応、 高速通信が可能 | ソフトバンク 5G対応、 高速通信が可能 |
端末価格 (税込) | 39,600円 | 11,088円 | 71,280円 |
回線サービスを比較!
WiFiホームルーターを設置しただけでは、ネットへの通信を行うことはできません。同時に、携帯キャリアが提供する回線サービスも契約する必要があります。
ここでは、ホームルーターを提供している携帯キャリアの回線サービスを比較しています。
NTTドコモ HOME 5G | au、UQ WiMAX+5G | ソフトバンク SoftBank Air | |
---|---|---|---|
使用する 回線 | ドコモ 5G、 ドコモ 4G LTE | au、UQの WiMAX2+、 au 5G、 au 4G LTE | ソフトバンクの AXGP、 5G、 4G LTE |
データ容量 | 無制限 | WiMAX2+: au4G LTEの | 無制限 |
容量が 超過すると… | – | 128kbps に制限 | – |
3日で15GB という制限 | なし | 速度が低下 | 速度が低下 する場合 あり |
対象 ルーター | HOME 5G HR01 | HOME 5G L11 | SoftBank Air5 |
月額料金 | 4,950円 | 4,950円 現在、はじめる割 (▲682円)の適用 で、契約当月から 25ヶ月間は、 4,268円となります。 | 5,368円 |
スマホ+ ルーターの 月額料金 | セット割あり (スマホ代 1,100円 割引) | スマホプランと | スマホ代が 月額1,000円 割引 |
契約期間 | なし | なし | なし |
違約金 | なし | なし | なし |
メリット | 5G対応 利用できるエリア 高速 | 5G対応 高速 | 5G対応 高速 |
デメリット | 登録した場所しか 使えない | WiMAX2+は エリアが狭い | AXGPは エリアが狭い |
購入経路 (プロバイダ、 代理店なども 含む) | ドコモ GMOとくとくBB | UQコミュニ Biglobe、 | ソフトバンク N’sコミュニケー |
詳細ページ | こちら | こちら | こちら |
NTTドコモ HOME 5G | au、UQ WiMAX+5G | ソフトバンク SoftBank Air |
回線サービスのメリット・デメリットは?
ホームルーターで利用される各回線サービスのメリット・デメリットについて、比較しててみました。
メリット | デメリット | ||
---|---|---|---|
NTTドコモ HOME 5G |
|
| |
au・UQの WiMAX+5G |
|
| |
ソフトバンク (SoftBank Air5) |
|
|
WiFiホームルーターそれぞれのもっと詳しい情報は、
■ NTTドコモ HOME 5G

■ WiMAX+5G

■ SoftBank Air5

工事不要WiFiホームルーターの選び方
ではここから、上記のおすすめランキングで取り上げたWiFiルーターの選び方についてご紹介していきます。
WiFiルーターを選ぶ時、ルーター本体とそのルーターが使用する回線の両方を考慮する必要があります。
の順でみていきましょう。
1. 回線はどこの携帯キャリアにするか?
WiFiホームルーターを選ぶにあたっては、どこの携帯キャリアの回線を利用するか?が重要です。これにより、
- サービスエリア
- 通信速度
が大きく違ってくるからです。
各WiFiルーターが使用する回線には、
- ドコモ HOME 5G:
NTTドコモの5G/4G LTE - WiMAX+5G:
UQのWiMAX2+及びauの5G/4G LTE - SoftBank Air5:
ソフトバンクのAXGP及び5G/4G LTE
があります。
まず、これらを大まかに比較してみました。
ホームルーターが使用する回線の比較 | |||
---|---|---|---|
NTTドコモ HOME 5G | WiMAX +5G | SoftBank Air5 | |
使用する 回線 | ドコモ 5G、 ドコモ 4G LTE | au、UQの WiMAX2+(※)、 au 5G、 au 4G LTE | ソフトバンクの AXGP(※)、 5G、 4G LTE |
データ容量 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
速度制限 | なし |
プラスエリア | あり |
メリット | 5G対応 利用できるエリア 高速 | 5G対応 高速 お試しが出来る | 5G対応 高速 |
デメリット | 登録した場所で お試しが出来ない | WiMAX2+は エリアが狭い | AXGPは 登録した場所で |
(※)WiMAX2+及びAXGPは、独自のデータ専用回線です。
まず、導入前に、利用されるエリアの電波状況を確認しておきましょう。
■ au エリア
ただし、サービスエリア内だから問題なく使えるとは限りません。地下街が良い例ですが、地図上はOKでも、実際に地下街に入ってみると電波の届かないところはたくさんあります。近くに高いビルがあるところも同様ですし、奥まった部屋で使用すると電波が届かないかもしれません。
また、一つの基地局に多くのアクセスが集中してしまえば、通信速度は一気に落ちてしまいます。場所、時間、接続先のサーバー等によって通信速度は毎回変わるので、携帯キャリア選びは結構難しいと言えるでしょう。
そこで活用したいのが、契約前の「お試し」。お試し期間中に、自宅や外出先の接続状況や通信速度がテストできます。
WiMAX+5Gには、UQコミュニケーションズの「TryWiMAX」があります。
2. 本体価格と回線の月額料金は?
WiFiホームルーターの価格は、
- ホームルーター本体の価格
- 使用する回線の月額料金
で構成されます。
ホームルーターの本体価格と回線の月額料金
WiFiホームルーター(本体)の価格で気をつけたいところは、以下の通りです。
- NTTドコモのHOME 5GとSoftBank Air5の場合、端末代金は「月々サポート」等で割引が適用され実質0円になりますが、途中解約するとタイミングによっては残債が発生します。
- UQコミュニケーションズのWiMAX+5Gオンラインショップで直接契約する場合、端末代金の支払いが発生します。途中解約の場合、残債を支払う場合があります。
- プロバイダーや代理店経由で契約する場合は、端末代金を0円としているところが多い。但し、その分、契約の縛りを設け高価な解約料を設定しているところもあります。
■ ホームルーターの端末代金
ホームルーター | オンラインショップ で購入する場合 | 代理店経由で 購入する場合 |
---|---|---|
NTTドコモ HOME 5G | 39,600円 途中解約時は、残債が | 回線の月額料金で 途中解約時は、残債が |
UQコミュニケー ションズ WiMAX+5G | 有料 | 実質無料のところや |
ソフトバンク SoftBank Air5 | Air 5(5G対応): 回線の月額料金で 途中解約時は、残債が | 回線の月額料金で 途中解約時は、残債が |
■ ホームルーターの回線月額料金
ホームルーター | オンラインショップ で契約する場合 | 代理店経由で 契約する場合 |
---|---|---|
NTTドコモ HOME 5G | ルーター代金は、 4,950円 | 同左 |
UQコミュニケー ションズ WiMAX+5G | 【期間条件なし】 | 販売代理店によって 【BIGLOBEの場合】 (端末代金含む) |
ソフトバンク SoftBank Air | 端末の分割購入回数 36回払いの場合、 | 同左 |
3. 代理店経由の契約ってどうなの?
WiFiホームルーターは、各携帯キャリアのオンラインショップ以外にも、販売代理店経由で申し込み・契約することができます。
販売代理店を利用するメリットは、
- より高額なキャッシュバックを提供しているところが多い
- 申し込み・契約に際して、不明な点は電話で問い合わせが出来る
- WiMAX+5Gの代理店の中には、本体価格が0円のところがある
があげられます。
もちろん、デメリットもあります。
特に、WiMAX+5GやSoftBank Airの代理店の中には、高額のキャッシュバックを提供する代わりに、2年・3年という契約の縛りを設け、途中解約すると高額の解約料が発生するところがあるので、ご注意ください。
代理店の詳細は、
■ ドコモ HOME 5Gの場合、

■ WiMAX+5Gの場合、

■ SoftBank Air5の場合、

をご参照ください。
4. 工事不要のWiFiホームルーター、ここは気をつけよう
1. スペックに記載の通信速度に惑わされるな!
製品とサービスの差別化を図るために、WiFiホームルーターのメーカーや携帯キャリアは、通信速度や通信速度を向上させるための新しい技術を前面に大きく謳っています。
今では、1Gbps(=1,000Mbps)を超える通信速度を達成する機種も出てきました。
でも、このような送受信の速度は、あくまでも最大値であり技術上のスペック値です(必ず、細かい字で注意書きがあります)。実際、表示されている最大速度が期待できるケースは殆どありません。
ただ、高速になる傾向にはあるようなので、
- PCやタブレットをつないで、通信速度や応答速度に敏感なアプリの利用をお考えの方。
- 多くの台数の端末を同時に接続してネットにアクセスしたいとお考えの方(ビジネスユーザーなど)
このような利用をお考えの方には、通信速度や応答速度は無視できません。
単に、「一人で動画や映画を楽しみたい!」というような方には、上記のような高速性や高度な通信技術はそれ程必要ないでしょう(もちろん、速いに越したことはありませんが…)。動画や映画は、10Mbps程度あれば十分楽しめます。
「hulu」のサイトには、次のように記載されています。
パソコン:下り速度 6Mbps 以上を推奨
スマートフォン/タブレット:下り速度 3Mbps 以上を推奨
テレビ/ブルーレイプレーヤ/ゲーム機/メディアプレーヤー:下り速度 6Mbps 以上を推奨
2. データ容量と速度制限
NTTドコモのHOME 5Gの場合、月間データ容量は無制限です。今のところ、速度制限に関して明確な記述はないようです。
SoftBank Air5も、NTTドコモとほぼ同じですが、「ご利用が集中する時間帯(夜間など)は、サービス安定提供にともなう速度制限のため、通信速度が低下する場合があります。」という注意書きがあります(詳細は、こちら)
UQコミュニケーションズのWiMAX+5Gの場合、
直近3日間で15GBを超えると、最大1Mbpsに制限される- 「プラスエリアモード」では、ひとたびこの「プラスエリアモード」を使用すると、データ容量が月間15GBに制限される
という2つの通信制限がありましたが、2022年2月から前者の「直近3日間で15GB」の制限は緩和されました。
3. 可能なら1ヶ月程度お試しを!
- どこの携帯キャリアが良いかよくわからない
- 実際、どれくらいの通信速度がでるの?
しかも、代理店経由で申し込み・契約される場合、契約の縛りや違約金が発生する場合もあるので、ホームルーター選びは慎重にならざるお得ません。
このような疑問や不安に対しては、1ヶ月ほど「試してみる」ことです。
そこで、「お試し」ができるところはないか調べてみました。
WiMAX+5Gの場合、UQコミュニケーションズで「Try WiMAX」という15日間無料でお試しができるプログラムが用意されています。自宅や外出先で電波がつながるか、通信速度はどうか、実際にスマホやパソコンをつないでみて使用感(動画が問題なく再生できるなど)はどうかなどが事前に確認できます。
ホームルーターおすすめランキングまとめ
月間のデータ容量は、30GBや50GBでも足りない!というヘビーユーザーが増えています。主に、動画や映画の視聴、ゲーム等が主な使い方だと思われます。
スマホ代が安くなってきたとはいえ、通常のスマホの回線を使っていては、まだまだ高額な料金と言わざるおえません。
「ネットへの接続は、自宅の場合が多い」という方には、光回線を導入するという選択肢があります。しかし、そもそも設置できない、工事が大変、直ぐに光回線を引けない等の理由から、光回線の導入を諦める方も多いようです。
そこで、そんな方々におすすめしたいのが、ここで取り上げた工事不要のWiFiホームルーターです。NTTドコモ、au・UQコミュニケーションズ、ソフトバンクから5G対応の製品と回線サービスが提供中。ここでは、徹底比較してランキングしてみました。
WiFiホームルーターは、
- 工事不要だから設置・導入が簡単。設定もほとんど不要ですぐに繋がる
- ホームルーターなら、光回線の置き換えとして代用することも可能
- ドコモ、au・UQ、ソフトバンクと3大携帯キャリアが提供中で、受信状態に合わせて選択可能
というメリットがあり、今、注目を浴びています。
ホームルーターの場合、「契約の縛り」がなく「速度制限」も殆ど無いため、導入がやりやすくなりました。次世代の通信規格5Gにも対応済みです。
このページを、WiFホームルーターの製品やサービス選びに活かして頂ければ幸いです。