2023年6月20日、NTTドコモより新料金プランの発表がありました。
新料金プランはeximo、irumoの2つで、2023年7月1日より、以下のプランがスタートしました。
- eximo(小容量~大容量の無制限):従来のギガホ プレミア/ギガライトの後継
- ahamo(中容量:20GB~大容量:100GB):そのまま継続
- irumo(小容量:9GBまで):OCNモバイルONEの後継
ここでは、eximoとirumoについて徹底比較しています。併せて、ドコモ回線をサポートしている格安SIMについても解説。それぞれの
- メリット・デメリット
- おすすめはこんな方
もご紹介しています。
是非、ご覧ください。
eximo、irumoの月額料金は?
2023年7月1日より、ドコモのプランは、
- eximo(小容量~大容量):従来のギガホ プレミア/ギガライトの後継。これにより、ギガホ プレミア/ギガライトの新規受付は、2023年6月30日をもって終了。
- ahamo(中~大容量):従来のまま継承。
- irumo(小容量):従来のOCNモバイルONEの後継。これにより、OCNモバイルONEの新規受付は、2023年6月26日をもって終了。
の3つとなりました。
まず気になるのが、月額料金ですね。値上げ?それとも値下げ?
そこで、eximoとirumoの月額料金はどうなったのか?をみてみましょう。
ahamoの詳細については、

をご覧ください。
eximoの月額料金はどう変わった?
eximoは、ドコモのメインとなる料金プランです。
従来のギガホ プレミア/ギガライトがeximoに受け継がれますが、月額料金はどう変わったのか?とても気になります。
従来のギガ プレミア/ギガライトの月額料金は?
- ギガ プレミア:
データ容量無制限のプラン。小容量から無制限まで幅広く使える。 - ギガライト:
使ったデータ容量に応じて支払えるプラン。
でした。両プランの月額料金(税込)は以下の通りでした。
月間の データ 容量 | 1GB | 3GB | 5GB | 7GB | 7GB ~ 無制限 |
---|---|---|---|---|---|
5Gギガ プレミア | 3,278円 ~ 5,665円 | 4,928円 ~ 7,315円 | |||
5G ギガライト | 2,178円 ~ 3,465円 | 2,728円 ~ 4,565円 | 3,278円 ~ 5,665円 | 4,378円 ~ 6,765円 | 最大 128kbps |
両プランとも、
- ご家族3回線以上がドコモ:▲1,100円
- ドコモ光セット割:▲1,100円
- dカードお支払い割:▲187円
の割引が適用されることによって、月額料金が安くなる料金体系でした。
eximoの月額料金は?
一方、2023年7月1日より開始されるeximoの料金プランは、以下のようになっています。
1GB | 3GB | 5GB | 7GB | 7GB ~ 無制限 | |
---|---|---|---|---|---|
eximo | 2,178円 ~ 4,565円 | 3,278円 ~ 5,665円 | 4,928円 ~ 7,315円 |
eximoの月額料金は、
- 従来のギガホ プレミアとギガライトを統合した料金プラン。
- 1GB/3GB/無制限の3段階のデータ容量!
- ギガホ プレミア/ギガライトと同じ3種類の割引が適用可能。
- 料金は、使ったデータ容量分に応じて支払える。
- 従来のギガライトと比較すると、0-1GB/3-5GBでは、実質の値上げ!
となっています。
従来のギガライトと比較すると、0-1GB/3-5GBでは実質の値上げ!と言えます。
eximo小容量の料金は高い!
eximoは、小容量から無制限まで多くのユーザーをカバーするプランですが、その中で、特に気になるのが小容量の料金ですね。
eximoの料金プランをみると、上記のように5GB未満の料金が高めとなっています。
加えて、ドコモ自身の調査で、スマホユーザーの約半数は3GB/月未満!であることが判明したにも関わらず、
- 今まで、MNOとしてのドコモが直接提供する小容量プランが無かった(OCNモバイルONEはMVNO)。
- eximoの小容量料金は、au系のUQモバイルやソフトバンク系のワイモバイルと比較すると高め!
という状態のままでは、ドコモ自身が今後小容量ユーザー獲得するのは難しいのでは?と思えてしまいます。
そこで、その弱点を補うために新しく誕生したのが、以下でご紹介する小容量プランのirumoです。
irumoの月額料金は?
irumoの料金を、
- au系のUQモバイル/ソフトバンク系のワイモバイル
- 従来のOCNモバイルONE
と比較してみました。
UQモバイル・ワイモバイルとの比較
irumoの料金を、UQモバイルのミニミニプラン、ワイモバイルのシンプルプランと比較してみました。
ご注意:
■ irumoの料金は、0.5GB/3GB/6GB/9GBの4段階。
■ UQモバイルのミニミニプランは、4GBのみ。
■ ワイモバイルのシンプルプランは、3GB/15GB/25GBの3段階。
となっています。
3つのプランとも、基本料金(割引前の料金)から割引を適用して安くなるという料金体系になっています。
まず、割引適用前の料金(基本料金)を比較してみます。
0.5GB | 3GB | 4GB | 6GB | 9GB | |
---|---|---|---|---|---|
irumo | 550円 | 2,167円 | 2,827円 | 3,377円 | |
UQ モバイル | 2,365円 | – | |||
ワイ モバイル | 2,178円 | 3,278円 |
次に、全割引を適用した場合の料金比較です。
0.5GB | 3GB | 4GB | 6GB | 9GB | |
---|---|---|---|---|---|
irumo | 550円 | 880円 | 1,540円 | 2,090円 | |
UQ モバイル | 1,078円 | 通信速度を 最大300kbpsに制限 | |||
ワイ モバイル | 990円 | 2,090円 |
3社のプランを比較してみると、
- スマホユーザーが1番多いとされる3GB迄の料金は、irumoが1番安い。
- 3GB~9GBにおいても、irumoはワイモバイルより安いもしくは同等レベル。
と言えるでしょう。
ドコモがeximo/irumoの発表をした時、「スマホユーザーの約半数は3GB/月未満」との調査報告がありましたが、上記irumoの3GB以下の月額料金がライバルのUQモバイルやソフトバンクより安いのは、このことを反映しているのでしょう。
UQモバイルのミニミニプランの詳細は、

ワイモバイルのシンプルプランの詳細は、

をご覧ください。
OCNモバイルONEとの比較
ただ、ネット上でも話題となっているのが、OCNモバイルONEとの価格差です。
今まで、ドコモ系の小容量プランとしてMVNOのOCNモバイルONEがありましたが、残念ながら、irumoの料金が高くなっています。
まず、OCNモバイルONEの料金プランをみてみます。
0.5GB | 1GB | 3GB | 6GB | 10GB | |
---|---|---|---|---|---|
OCN モバイル ONE | 550円 | 770円 | 990円 | 1,320円 | 1,760円 |
シンプルで分かりやすいです。
irumoの料金プランは、
0.5GB | 1GB | 3GB | 6GB | 9GB | |
---|---|---|---|---|---|
irumo | 550円 | 880円 ~ 2,167円 | 1,540円 ~ 2,878円 | 2,090円 ~ 3,377円 |
0.5GB以外の料金に幅がありますが、
- ドコモ光自宅セット割もしくはHOME5Gセット割:▲1,100円
- dカードお支払い割:▲187円
- (注意:家族割の適用はありません)
の割引を適用することにより安くなります。3GB以外、2つの割引を適用しても、OCNモバイルONEより高くなっています。
- ドコモはMNO、OCNモバイルONEはMVNO。データ通信の高速性や安定性が違う。
- ドコモショップの申込みやサポートに関して。irumoは利用可能、OCNモバイルONEは不可。
という違いはあるものの、この価格差は痛いですね。
以上のような料金の違い以外にも、OCNモバイルONEには、irumoには無い幾つかの特徴がありました。
OCN モバイル ONE | irumo | |
---|---|---|
500MB | 月20分の通話料 低速は | 最大3Mbpsの 低速は |
データ繰越し | あり | なし |
通信速度の 制限 | データの上限を超 えると、最大 200kbpsに制限 される | eximoやahamo データの上限を超 |
通話 | 11円/30秒 かけ放題: 10分かけ放題: | 22円/30秒 かけ放題: 5分かけ放題: |
カウント フリー | spotify、 | なし |
購入できる 端末 | 最新iPhoneの購入 | オンラインでの |
このように、OCNモバイルONEは低料金だったことに加え、痒いところに手が届くような機能が備わっていたので、irumoに置き換わってしまうのはとても残念ですね。
eximo、ahamo、irumoの詳細比較
次に、eximo/ahamo/irumoの間での違いを徹底比較してみました(料金は税込)。
eximo | ahamo | irumo | |
---|---|---|---|
基本仕様 | |||
利用可能な 回線 | ドコモの 5G、 4G/LTE | ドコモの 5G、 4G/LTE | ドコモの (0.5GBは |
位置付け | 小~大容量 | 中~大容量 | 小容量 |
データ容量 | 1GB、 の3段階 | 0 ~ 20GB ahamo大盛り | 0.5GB、 の4段階 |
基本料金 (割引 適用前) | 0~1GB使用時: 1~3GB使用時: 3GB~無制限 | 20GBは、 ahamo大盛り | 0.5GB: 3GB: 6GB: 9GB: |
適用可能な 割引 | みんな ドコモ光 dカード | なし | ドコモ光 dカード |
全ての割引 適用後の 料金 | 0~1GB使用時: 1~3GB使用時: 3GB~無制限 | 基本料金 と同じ | 0.5GB: 3GB: 6GB: 9GB: |
特徴 | 料金は、 データ容量は | ■5分かけ放題付き ■海外での利用も ■ ahamo大盛り | 0.5GB: |
5G対応 | ○ | ○ | ○ (但し,0.5GB を除く) |
容量超過時 の通信速度 | – | 最大1Mbps | 0.5GBは それ以外は |
キャリア メール (@docomo. ne.jp) | あり | なし キャリアメール | オプション 330円/月 |
eSIM | ○ | ○ | – |
各種割引 | みんな ドコモ光 dカード など | ファミリー割 申込み可能 (但し割引特典 対象外) | みんな ドコモ光 dカード |
通話 | |||
通話料 | 22円/30秒 家族間通話は 無料 | 5分無料。 超過後 22円/30秒 | 22円/30秒 家族間通話も 22円/30秒。 |
国内通話 5分 かけ放題 | オプション 880円/月 | 無料 | オプション 880円/月 |
国内通話 完全 かけ放題 | オプション 1,980円/月 | オプション 1,100円/月 | オプション 1,980円/月 |
留守番 電話 | オプション 上記かけ放題 | なし | オプション 上記かけ放題 |
各種サービス | |||
テザリング | 無料 (無制限) | 無料 (20GBまで。 ahamo大盛りは 100GBまで) | 無料 |
サービス関係 | |||
契約申込 み方法 | オンライン、 ドコモショップ、 家電量販店 | 基本は 店舗は有料 | オンライン、 ドコモショップ、 家電量販店 |
サポート 対応 | オンライン、 ドコモショップ | オンライン のみ | オンライン、 ドコモショップ (但し、有料と なる場合が多い) |
手数料 | 契約事務手数料 MNP転出料0円 契約解約料0円 | 契約事務手数料 MNP転出料0円 契約解約料0円 | 契約事務手数料 MNP転出料0円 契約解約料0円 |
dカード 特典 | dカードお支払い 割り、あり。 | あり 1,000円で10pt が貯まる | dカードお支払い 割り、あり。 |
端末 | |||
新しい iPhoneの 販売は? | iPhone14、 iPhone13の 全て。 iPhoneSE3 全て。 | iPhone 14 Pro iPhone 14 Pro Max iPhone 14 iPhone 14 Plus iPhone SE3 | オンラインなし、 ドコモショップ のみ |
その他 | |||
法人契約 | 可能 | 不可 | 可能 |
eximo/irumoとahamoの違い
サポートされるデータ容量に関して、3つのプランの間で重複する部分があるので、ドコモの料金プランを検討中の方の中には、どれが良いのか?迷われる方も多いと思います。
eximo/irumoとahamoの大きな違いは、
- 月額料金の割引:ahamoには、みんなドコモ割やドコモ光セット割等の割引がない。
- ドコモショップの利用:ahamoは、基本、ドコモショップでのサポートがない。設定等は有料で対応可能だが、アドバイスのみ。実際の設定はご自身で行うなど制限あり。
- 留守番電話:ahamoでは、留守番電話が使えない。
があげられます。
従って、ahamoがターゲットとするユーザーは、
- スマホの設定やネット接続等のトラブルに対して、オンライン等でやり取りしながら対応できる、デジタルネイティブな方
- お一人でお住まいの若い方
- ドコモ光やホームルーターのHOME 5Gは使っていないという方
になります。
ahamoの詳細については、

をご覧ください。
eximoとirumoの違い
小容量のデータ領域で、eximoとirumoのどちらにしようか?迷っておられる方も多いと思います。
そこで、両者には、上表以外にも細かな違いがありますので、具体的にみていきます。
eximo | irumo | |
---|---|---|
利用可能な 回線の制限 | なし | 0.5GBでは、5Gが 使えない |
通信速度 制限 | 特になし | 0.5GBでは、最大 3Mbpsの制限あり |
混雑時の 通信優先度 | 優先的に処理 される | ネットワーク混雑時 eximoやahamoより 先に、通信速度の 制限がかかる場合 あり (お昼の混雑する 時間帯などでは、 通信速度の低下が 懸念される)。 |
キャリア メール | 無料 | オプション 330円/月 |
みんな ドコモ割 の適用 | あり | なし |
家族間の 電話 | 無料 (eximo -> irumo でも無料) | 有料(22円/30秒) (irumo -> eximo でも有料) |
ドコモショップ店頭サポート | ||
初期設定 サポート (データ移行) | 2,200円/回 | 2,200円/回 |
アプリ設定 サポ―ト | 1,650円/回 | 1,650円/回 |
フィルム貼付 サポート | 1,100円/回 | 1,100円/回 |
初期設定 サポート (OSアカウント 設定) | 無料 | |
設定サポート (バックアップ) | ||
設定サポート (OSアップ デート) | ||
設定サポート (スマホ 初期化) | ||
設定サポート (容量オーバー 解消) | ||
設定サポート (生体認証 設定) | ||
設定サポート (ウェアラブル 設定) |
このような違いから、小容量のデータ領域でも、それぞれオススメするユーザーが違ってきます。
eximoを おすすめする方 | irumoを おすすめする方 |
---|---|
ドコモショップの対面 ご家族みんなでドコモを 高品質の通信が必要な方 | ドコモショップは余り利用 データ通信は殆ど利用され |
eximoについて
それでは、それぞれのブランドについて、特徴やメリット・デメリット、どんな方がおすすめかを比較してみました。
eximoの特徴は?
- NTTドコモが直接提供するサービス。通信速度や安定した通信品質に期待が持てる。
- データ容量3段階(1GB/3GB/無制限)の料金体系。小容量ユーザー(3GB/月まで)には、データ使用量に応じた支払いが適用される。
- みんなドコモ割、ドコモ光セット割/HOME5Gセット割、dカードお支払い割を活用すれば、大きな割引が期待できる。
- データ容量は、無制限(テザリングもOK!)。
- 申し込み、サポート等にドコモショップ(実店舗)が利用できる。
- 通話かけ放題のオプションあり。
- 最新のiPhoneが販売開始直後にも購入可能。
eximoのメリット・デメリット
メリット
- データ容量は無制限(テザリングでもOK!)。大容量ユーザーには最適!
- みんなドコモ割、ドコモ光セット割/HOME5Gセット割、dカードお支払い割を活用すれば、大きな割引が期待できる。
- 5Gを利用したいという方にはおすすめ!
- 5G対応の端末が購入しやすくなっている。
- 最新のiPhoneが購入可能!
デメリット
- 毎月のデータ使用量が20GB以下という方には、高すぎる料金!
- 特に、小容量ユーザー(10GB/月以下)には高すぎる。
eximo、おすすめはこんな方!
- ヘビーユーザー(とにかく動画や映画を頻繁に視聴される方)。
- ビジネスユーザー(テレワーク等お仕事で利用される方)など。
- ご家族でドコモをご利用の方、ドコモ光やホームルーターのHOME 5Gをご利用の方。
- データの消費は小容量でも、ドコモショップの対面サポートを必要とされる方(シニア層の方など)
- 最新のiPhoneを使いたい方。
ドコモ eximoの公式サイトは、
irumoについて
irumoの特徴は?
- NTTドコモが直接提供するサービス。通信速度や安定した通信品質に期待が持てる。
- データ容量は4段階(0.5GB/3GB/6GB/9GB)。料金は、UQモバイルのミニミニプラン、ワイモバイルのシンプルプランに十分対抗できる。
- ドコモ光セット割/HOME5Gセット割、dカードお支払い割を活用すれば、大きな割引が期待できる。
- 申し込み、サポート等にドコモショップ(実店舗)が利用できる。但し、有料となる場合が多い。
- 端末の購入は、ドコモショップのみ。オンラインでの購入は、現在不可。
irumoのメリット・デメリット
irumoのメリット
- ドコモが直接提供する小容量の料金プラン。
- ドコモショップの利用が可能(但し、有料サポートとなる場合あり)。
- スマホデビュー方に、0.5GB/月:550円はおすすめ(但し、5Gは使えない、最大通信速度:3Mbpsという制限あり)。
- 3GB/月未満の料金は、UQモバイルやワイモバイルより安い。全割引を適用すれば、3GB:880円からと大変お得!
irumoのデメリット
- スマホデビュー方に、0.5GB/月:550円はおすすめだが、5Gは使えない、最大通信速度:3Mbpsという制限あり(その他のデータ容量では、特に制限なし)。
- ドコモショップが使えるが、eximoで無料サポートの場合でもirumoでは有料となる場合あり。
- ネットワーク混雑時、eximoやahamoより先に通信速度制限が行われる場合あり。
- 家族ぐるみでドコモユーザーであっても、あまり優遇されない(料金の割引に「みんなドコモ割の適用なし、家族間通話は無料ではなく有料など)
- キャリアメールは有料(330円/月)
irumo、おすすめはこんな方
- ドコモから直接提供される小容量プランに期待されている方
- ご自宅でドコモ光やHOME 5Gを使っているので、スマホのデータは小容量で十分という方
- ドコモショップは余り利用しないという方
- スマホの利用は、通話がメインという方
irumoの詳細は、

をご覧ください。
格安SIMってどうなの?
以上、eximoとirumoの新料金プランを中心にご紹介してきましたが、
- eximoは、小容量で、以前より実質値上げ。
- irumoは、確かに、UQモバイルやワイモバイルより安い。しかし、OCNモバイルONEと比較すると実質の値上げ。加えて、機能不足。
という感想を持たれた方も多いのではないでしょうか?
そんな方におすすめしたいのが、格安SIMです。IIJmio、mineo、イオンモバイル、HISモバイルが、ドコモ回線をサポートしています。
いずれもMVNO(ドコモから回線を借りてサービスを提供している事業者)なので、通信速度や通信の安定性については、eximoやirumoにはかないませんが、何と言っても月額料金が安い!
「携帯料金を安くしたい!」とお考えの方には、これら格安SIMを検討してみる価値はあると思います。
格安SIMのサービス概要
格安SIM4社のサービスを比較してみました。
IIJmio | mineo | イオン モバイル | HIS モバイル | |
---|---|---|---|---|
プラン名 | ギガプラン | マイピタ | さいてき プラン | 自由自在 290 |
提供会社 | (株) インターネット イニシアティブ | (株) オプテージ | イオン リテール(株) | H.I.S. Mobile(株) |
データ容量 と 月額料金 | 2GB: 5GB: 10GB: 15GB: 20GB: | 1GB: 5GB: 10GB: 20GB: | 0.5GB: 1GB: 2GB: 3GB: のように、
| 100MB: 1GB: 3GB: 7GB: 20GB: 50GB: |
通話料 | 11円/30秒 | 22円/30秒 | 11円/30秒 | 9円/30秒 |
かけ放題 オプション (月額料金) | 通話定額5分+: 通話定額10分+: かけ放題+: | 10分かけ放題: 550円 無制限かけ放題: 1,210円 | 5分かけ放題: 10分かけ放題: フルかけ放題: | 5分かけ放題: 完全かけ放題: |
格安SIMの月額料金を比較
上記格安SIM4社の月額料金を、ahamo/irumoと比較してみました。
まず、20GBまでの料金比較です。
※irumoは、割引適用前の基本料金で表示しています。
データ容量10GBまでについて比較してみました(上のグラフの0~10GBについて見やすくしたもの)。
※irumoは、割引適用前の基本料金で表示しています。
こうしてグラフでみると、格安SIM各社の料金は、ahamo/irumoと比べて安いことが改めてお分かりいただけたと思います。
格安SIMのメリット
- 上図をみてもお分かりの通り、月額料金が安い。
- 通話料が安い。
IIJmioとイオンモバイルの通話料は11円/30秒と半額。HISモバイルに至っては9円/30秒と半額以下。かけ放題オプションも安い。 - データ容量の追加、データ容量の繰越し等、ユーザーに嬉しい細かな機能がある。
- eximoで扱っていない端末を購入できる(中古iPhone等の購入も可能)。
格安SIMのデメリット
- ドコモから回線を借りてサービスを運用しているMVNOなので、eximoやirumoと比較すると、回線混雑時(お昼の12:00~1:00の時間帯など)に通信速度が遅くなる場合がある。
- 実店舗(ドコモショップ)の利用が出来ない。
- 最新のiPhone(iPhone14シリーズ)は購入できない。
格安SIM、おすすめはこんな方!
- 月額料金をできるだけ安くしたい方。
- 通話料を減らしたいという方(IIJmio、イオンモバイルの通話料は11円/30秒、HISモバイルは9円/30秒)。
- スマホは、通話メインで使っているという方
- デュアルSIM端末のバックアップ回線を検討されている方
- 月間のデータ使用量が少ない方。例えば、会社や自宅ではWiFiを利用するので、回線経由のデータ使用量は数ギガあれば十分という方など。
- 実店舗は殆ど利用されない方。オンラインのサポートがあれば十分という方。
IIJmioの詳細は、

mineoの詳細は、

イオンモバイルの詳細は、

HISモバイルの詳細は、

乗り換え方法
★ MNPワンストップに対応 ★
MNPの手続きが、更に簡単になりました。予約番号の取得が不要になりました。
今まで、Aキャリア(移転元)からBキャリア(移転先)へ乗り換える(MNP)場合、
- まず、移転元のAキャリアで、MNPの予約番号の発行手続きをする。
- その後、移転先のBキャリアでMNPの契約手続きをする際、その予約番号を申請する。
という2段階の手続きが必要でした。
ドコモは、既に、「MNPワンストップ」方式に対応済み!
移転元Aキャリアでの予約番号の発行手続きなしで、乗り換えが出来るようになっています。
MNPワンストップの乗り換え手続きの詳細は、
をご覧下さい。
★ 「乗り換え」をお考えの方に朗報! ★
2021年4月1日より、MNP(※)転出手数料が無料となりました。
auやソフトバンクからNTTドコモのギガホ プレミア/ahamo/OCNモバイルONEへのMNPが、更にやりやすくなりました。
※)MNP:Mobile Number Portability。電話番号はそのままで携帯電話会社のサービスを乗り換えること。
◆◆ 契約解除料の免除について ◆◆
NTTドコモは、解約金や解約金留保の廃止を発表。2021年10月1日より適用されています。
詳細は、こちらの報道発表をご覧ください。
SoftBankも、2022年2月1日より解約金を廃止すると発表しています。
詳細は、こちらの報道発表をご覧ください。
auも、2022年3月31日をもって契約排除料を廃止すると発表しました。
詳細は、こちらの報道発表をご覧ください。
乗り換えに際して不都合な点が多々ありましたが、今では、以上のように改善され、乗り換えがよりやりやすくなりました。
乗り換えに際しては、まず、以下の点にご注意下さい。
- 現在の契約を解約される場合は、端末料金の残債もご確認下さい。
- auあるいはSoftBankから端末を持ち込んで乗り換える場合、動作確認済みの端末であるかどうかを、乗り換え先のeximo/ahamo/irumoのサイトで事前にご確認下さい。
- auあるいはSoftBankから端末を持ち込んで乗り換える場合、SIMロックの解除が必要な場合があります。乗り換え先のeximo/ahamo/irumoのサイトにてご確認下さい。
乗り換えには、
- auやSoftBankから乗り換え
- あるいはNTTドコモ系ブランド間の移行
の場合がありますが、いずれも、
- 端末を持ち込んでMNP(番号持ち込み)で乗り換え・移行
- 新規に端末を購入してMNP(番号持ち込み)で乗り換え・移行
- 新規に携帯番号を取得して乗り換え・移行
のケースが考えられます。
auあるいはSoftBankから乗り換える
- au(サブブランドやMVNO含む) ⇨ eximo / ahamo / irumo
- SoftBank(サブブランドやMVNO含む) ⇨ eximo / ahamo / irumo
の場合です。
1. 端末を持ち込んでMNP(番号持ち込み)で乗り換える
- 端末の残債が残っていないかの確認
- 端末の動作確認が取れているかを、乗り換え先のeximo / ahamo / irumoのサイトで確認する。
- 端末を持ち込む場合、SIMロック解除が必要な場合があります。
- MNP移転の手続き
を行う必要があります。
2. 新規に端末を購入してMNP(番号持ち込み)で乗り換える
- 今まで使っていた端末の残債が残っていないかの確認
- MNP移転の手続き
を行う必要があります。
3. 新規に携帯番号を取得して乗り換える
上記の手続きは、殆どの場合不要です(但し、乗り換え後、以前の契約を解約する場合は、その解約手続きを行って下さい)。
ご参考サイト
au / ソフトバンクからeximoへ乗り換える場合、こちらをご覧ください。
au / ソフトバンクからahamoへ乗り換える場合、こちらをご覧ください。
au / ソフトバンクからirumoへ乗り換える場合、こちらをご覧ください。
NTTドコモ系ブランド間で移行する
同じNTTドコモ系のブランド間で移行する方法です。
ギガホ プレニア/ギガライトからahamoへ移行する場合、こちらをご覧ください。
ギガホ プレミア/ギガライトからirumoへ移行する場合、こちらをご覧ください。
ahamoからeximoへ移行する場合は、こちらをご覧ください。
ahamoからirumoへ移行する場合は、こちらをご覧ください。
OCNモバイルONEからahamoへ乗り換える場合、こちらをご覧ください。
新料金プランeximo、ahamo、irumoのまとめ
小容量から大容量まで、全ての料金プランが、直接ドコモから提供されるサービスに変わったのは評価できます。
ただ、プラン名からどのようなサービスなのか?直ぐにイメージ出来ないのは、これからドコモに乗り換えようとする方には分かりづらく、混乱を招いてしまうのではないでしょうか?
今回、小容量というデータ容量で実質値上げとなっているようです。eximoだけでなくirumoも!
特に、irumoは、従来のOCNモバイルONEと比較すると、料金体系が分かりづらくなって料金も実質値上げ。しかも、OCNモバイルONEユーザーの間で好評だった機能が、幾つかサポートされなくなっています。
また、eximoとの差別化を図るためなのか、irumoには幾つかの制限が設けられているのも残念です。
今後、ドコモユーザー数は伸びるのか、現状のままか、それとも減少するのか?しばらく様子をみる必要がありそうです。