3大携帯キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)から格安SIM(MVNO)へ乗り換える最大のメリットは、毎月の通信料が大幅に安くなること!
ということは、逆に「安かろう悪かろうじゃないの?」と思われる方がいるかも知れません。でも、最近の格安SIMは、そのサービス内容がとても充実してきています。
もちろん、大手携帯キャリアにはかなわないところもありますが、「えっ、そんなサービスも格安SIMで提供しているの?」と、新しい発見にビックリすることがあります。
ここでは、格安SIM(MVNO)を8社に絞り、サービス内容ごとに徹底比較しランキングしてみました。
格安SIMを選ぶ基準は、一人ひとり違います。ご自身の選定基準を満たしてくれる格安SIM(MVNO)を、是非、このページから見つけてください。
おすすめの格安SIM(MVNO)ランキング
格安SIMを選ぶポイントは、人それぞれ様々です。価格重視の方もおられれば、とにかく通信速度重視という方も。
このサイトの後半では、目的別におすすめの格安SIM(MVNO)をご紹介しています。
ただ、総合的にみておすすめは?という方のために、携帯キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)回線別に、おすすめの格安SIMをランキングしてみました。
★ 「乗り換え」をお考えの方に朗報! ★
2021年4月1日より、MNP(※)転出手数料が無料となっています。
MNPがよりやりやすくなりました。
※)MNP:Mobile Number Portability。電話番号はそのままで携帯電話会社のサービスを乗り換えること。
NTTドコモ回線系の格安SIMランキング
ラン キング | 格安SIM (MVNO) | おすすめポイント |
---|---|---|
No.1 | OCN モバイル ONE | ■新料金プランのスタートで ■最近通信速度が速くなった ■取り扱っている端末の種類 ■ミュージック系のデータが 公式サイトは、こちら。 |
No.2 | mineo | ■1GBから20GBまで幅広く、 ■ 小容量から中容量ユーザー ■様々なパケット節約モード ■コミュサイトのマイネ王の 公式サイトは、こちら。 |
No.3 | IIJmio | ■ ご家族みんなで乗り換えを ■ 20GB/30GBのデータ増量 公式サイトは、こちら。 |
au回線系の格安SIMランキング
ラン キング | 格安SIM (MVNO) | おすすめポイント |
---|---|---|
No.1 | UQ モバイル | ■ auのサブブランドとして ■自前の携帯網(MNO)なの 公式サイトは、こちら。 |
No.2 | Biglobe モバイル | ■KDDIグループの一員です。 ■通信速度とその安定性に ■エンタメ系のトラフィック 公式サイトは、こちら。 |
No.3 | mineo | ■1GBから20GBまで幅広く、 ■ 小容量から中容量ユーザー ■様々なパケット節約モード ■マイネ王というサポート 公式サイトは、こちら。 |
ソフトバンク回線系の格安SIMランキング
ラン キング | 格安SIM (MVNO) | おすすめポイント |
---|---|---|
No.1 | ワイ モバイル | ■ソフトバンクのサブブラン ■自前の携帯網(MNO)なの ■「国内通話かけ放題」等、 ■ 家族割やおうち割との併用 ■ガラケーもサポートしてい ■無料でYahoo!プレミアム 公式サイトは、こちら。 |
No.2 | mineo | ■1GBから20GBまで幅広く、 ■ 小容量から大容量ユー ■様々なパケット節約モード ■マイネ王というサポート 公式サイトは、こちら。 |
携帯キャリアと格安SIMって何が違う?
携帯キャリアと格安SIMの違いをもう少し詳しくみてみます。
料金の安さばかりに気を取られ、後になって後悔することのないよう、事前に両者の違いをしっかり押さえておきたいですね。
通信速度や通信の安定性は?
多くの格安SIM(MVNO)の会社は、大手携帯キャリアから回線を借り受けてサービスを提供しています(自前の網を持たない)。従って、契約者の伸びに携帯網の増築や整備が思うように出来ないというデメリットがあり、通信速度や通信の安定性が携帯キャリアにはかなわないというところがあります。
ですから、通信速度が重要で通信速度の変動が少ない安定性を求めるビジネスユーザーの方は、携帯キャリアの使用をおすすめします。ただ、これらが多少犠牲になっても毎月の月額料金が大幅に安くなるなら格安SIMでもOK!という方であれば、格安SIMのご利用をおすすめします。
ワイモバイルはソフトバンクの、UQモバイルはauのサブブランドとなりました。つまり、携帯キャリアと同じ自前のネットワーク網を所有し管理できることになり、通信速度や安定性は携帯キャリアと同じです!しかも、データ量が小容量の領域においては、LINEMOやpovoと比べても安く、他の格安SIM並み!
ワイモバイルとUQモバイルが人気の理由はここにある、といっても良いでしょう!
ライトユーザーなら格安SIMがおすすめ!
携帯キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)と格安SIM(MVNO)の違いをもう一つあげると、
- データ使用量が小容量・中容量のライトユーザーなら、格安SIM。
- データ使用量が大容量のヘビーユーザー・ビジネスユーザーなら、携帯キャリア。
と言えます。
詳細は後述していますが、
- 毎月のデータ使用量がだいたい10GB以下であれば、格安SIMの料金の方が大幅に安くなることが期待できる。
- しかし、20GBを超える大容量の使用になると、携帯キャリアの料金の方が安くなることもある。
と言えます。
通話中心なら格安SIMがおすすめ!
格安SIMのサービスがスタートした当初、「格安SIMの弱点は通話」とも言われていました。格安SIMを使って通話をすると、22円/30秒の課金が当たり前だったからです。
でも最近では、ワイモバイルやUQモバイルでキャリアと同様の「国内通話かけ放題」のサービスが行われており、その追加料金は、
■ ワイモバイル:月額1,700円(税込1,870円)
■ UQモバイル:月額1,700円(税込1,870円)
と、キャリアと同等の料金になっています(携帯キャリアの月額料金は、1,870円~1,980円(税込)です)。
しかも、ソフトバンクやauと同じ携帯網を使用しているので、通話のサービス品質やサポートエリアはキャリアと同じです。
「通話が弱点」と言われてきた格安SIMですが、今では「通話中心の方は、格安SIMも引けをとらない!」と言えるようになりました。
(ただ、ドコモ系の回線に対応しているMVNOで、このようなサービスを提供しているところはまだありません)
新しいiPhoneを使いたいなら…
残念ながら、格安SIMの各社で新しいiPhoneの発売後すぐに購入することはできません。
新しいiPhoneを直ぐに使いたいなら、携帯キャリアの方がおすすめです。キャリア経由なら購入可能。しかも分割で購入できますし、端末補償等も充実しているからです。
ただし、新しいiPhoneが格安SIM(MVNO)で使えないと言っているのではありません。
新しいSIMフリーのiPhoneは、Apple Store やAppleの実店舗で購入できます。そして、格安SIMでは、動作確認済端末として確認済。
新しいiPhoneは、端末セットで購入・契約ができないという弱点はありますが、格安SIMの「SIMのみの購入」で問題なく使用できます。
2020年8月以降、あの大人気のiPhoneSE2やiPhone12、iPhone12 miniが格安SIMでも購入可能になっています。


一方、今使っているiPhoneを持ち込んで格安SIMに乗り換えたいという方もおられるでしょう。

の記事を参考にしてください(ワイモバイルへの乗り換え方法になっていますが、参考にはなると思います)。
格安SIMのおすすめ8選
今では非常に多くの格安SIM(MVNO)の会社があります。このサイトでは、以下のような人気のある8社に絞ってご紹介しています。
■ 楽天モバイル(UN-LIMIT)
■ UQモバイル
■ ワイモバイル
■ mineo
■ OCNモバイルONE
■ BIGLOBEモバイル
■ IIJmio
■ イオンモバイル
どのキャリアの回線に対応している?
このサイトでご紹介している格安SIMの8社が、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天のどの回線に対応しているかを図にしてみました。
- ドコモのみは、OCNモバイルONE
- auのみは、UQモバイル(auのサブブランド)
- ソフトバンクのみは、ワイモバイル(ソフトバンクのサブブランド)
- 2020年4月より、楽天モバイルが独自の回線サービスを開始しました。
これらは、それぞれのキャリアと深い関係にあります。
各格安SIMの特徴
このサイトでご紹介している格安SIMの会社の特徴を簡単にまとめてみました。
楽天モバイル |
|
UQモバイル |
|
ワイモバイル |
|
mineo |
|
OCN モバイルONE |
|
BIGLOBE モバイル |
|
IIJmio |
|
イオン モバイル |
|
ではここから、おすすめの格安SIM8社を徹底比較していきます。
以下の項目で比較してみました。
月額通信料で比較。おすすめは?
2021年に入って、各格安SIMの会社から新料金プランの発表がありました。以下では、この新料金をもとに比較しています。
特に、10GBまでの料金は、格安SIM各社が一番注力しているデータ容量です。そこで、データ容量を「10GBまで」と「10GB以上」に分けグラフで表示してみました。
各料金は全て月額基本料(税込)で比較しています。また、通話等のオプションや各種割引は考慮していません。
音声通話SIMで比較!
ドコモ回線系(10GB以下と10GB超)
ドコモ系の料金比較(10GB以下)の場合
2021年2月以降に各格安SIMの会社から発表された新料金は、従来に比べて更に安くなっています。NTTドコモ回線系の格安SIM(MVNO)で料金が安いのは、OCNモバイルONE、IIJmioとイオンモバイルですね。
ドコモ系の料金比較(10GB以上)の場合
10GBから20GBまでは、IIJmio、mineo、イオンモバイルが安く、NTTドコモのahamo(税込月額2,970円)よりも安くなっています。
20GB超の大容量になると、上のグラフでは表示していませんが、BIGLOBEモバイルとイオンモバイルのみとなります。
au回線系(10GB以下と10GB超)
au系の料金比較(10GB以下)の場合
UQモバイルがちょっと高めですが、「24時間国内通話かけ放題」が1,870円(税込)/月で追加できます。
通話中心の方には、この料金を3GBの1,628円に追加した3,498円(税込)/月で話し放題が可能になります。
NTTドコモ回線と同じくau回線系でも、特にIIJmioとイオンモバイルが安くなっています。
au系の料金比較(10GB以上)の場合
20GBまでは、IIJmio、mineo、イオンモバイルが安く、auのpovo(税込月額2,728円)よりも安くなっています。
20GB超の大容量になると、BIGLOBEモバイル、イオンモバイルとUQモバイル(但し、25GBまで)のみとなります。
ソフトバンク回線系(10GB以下と10GB超)
ソフトバンク回線に対応している格安SIMの会社は、
■ ワイモバイル
■ mineo
(■ LINEモバイルは、3月31日で新規受付終了)
の3社になりますが、下図ではLINEモバイルを省略し、SoftBank(メリハリ無制限)とLINEMOも同時に比較してみました。
ソフトバンク系の料金比較(10GB以下)の場合
特に10GB以下の料金では、ワイモバイルとmineoとも、ソフトバンクの約半額近くになっていることがお分かりでしょう。
ワイモバイルの強みは、ソフトバンクのサブブランドであることと通話の「かけ放題」があること。
通話中心の方は、3GB以下の2,178円(税込)/月に「24時間国内通話かけ放題」の1,870円/月をプラスした4,048円(税込)/月で、国内通話完全かけ放題が可能になります。
ドコモ系の料金比較(10GB以下)の場合
20GBまではmineo、20GB超から25GBまではワイモバイルがおすすめですが、25GB超の大容量になるとソフトバンクがおすすめになります。
楽天のアンリミット
2020年4月8日、楽天モバイルは、楽天独自の携帯網を整備し「UN-LIMIT」という新しい携帯サービスを開始しました。
特長は、
1.楽天回線は、データ容量無制限で月額最大2,980円(税込3,278円。サービスと料金はこれだけ。とってもシンプルです)。
2.Rakuten Link という通話アプリを利用すれば、国内通話かけ放題。
3.現在、楽天回線のサービス提供エリアはまだ限定的ですが、パートナー回線(= au)もサポートしているので、将来、楽天回線へのスムーズな移行が可能。
4.パートナー回線の月額データ容量は、5GB。これを超えた場合、通信速度は最大1Mbpsに制限されるが、動画以外であれば結構使えます。
5.今なら、最大25,000の楽天ポイント還元中!
楽天モバイルは、2021年1月末、さらに戦略的な料金プラン「UN-LIMIT VI」を発表しました。
- 0から1GB:無料
- 1GB ~ 3GB:980円(税込1,078円)
- 3GB ~ 20GB:1,980円(税込2,178円)
- 20GB超:2,980円(税込3,278円)
この「UN-LIMIT VI」は、既に2021年4月1日から適用されています!
詳細は、

をご覧ください(アンリミットの楽天回線を実際に使ってみた口コミも掲載しています)。
通信速度や通信の安定性で比較!おすすめは?
格安SIM(MVNO)各社のデータ通信速度やその安定性を比較するのは、結構難しいです。
ある人が、ある場所である時間帯に通信速度を計測して、速い・遅いと言ってもあまり意味がありません。その理由は…
スマホを利用した一般的なWEBの閲覧、Youtube等動画の視聴、現在地や地図のチェックなどのデータ通信は、「インターネット」という全世界の人と共有するネットワークを経由します。そして、このインターネットの混み具合は、時間や場所等によって大きく変化するからです。
有名人のコンサートのチケット販売などでアクセスが極端に遅くなるのは、一気に大勢の人がインターネットを経由して特定のサーバーにアクセスが集中するから。
12:00から13:00の時間帯、夕刻の18:00から20:00の時間帯は特に反応が悪くなります。場所によっても通信速度は変化します。東京の新宿駅周辺と地方都市ではアクセスの集中度が違います。これも同じ理屈で、インターネットへのアクセスが集中するからです。
既に、いろんな方がいろんなところで通信速度をテストされていて大変有り難いのですが、当然測定データの値は違いますし、違った結果が出ることも頻繁にあります。
通信速度や通信速度の安定性が気になる方は、以上のような事情から、出来るだけ多くのデータを参考にされるのが良いと思います。
ご参考:
⇨ 大手携帯キャリアからMVNOまで計11社の通信速度比較(xera.jp)は、こちら。
⇨ MMD研究所「2019年3月格安SIMサービス通信速度調査結果」は、こちら。
⇨ RBB SPEED TESTは、こちら。

総じて通信速度が良い・安定していると言われてる格安SIMの会社は、ワイモバイルとUQモバイルです。
ワイモバイルはソフトバンクのサブブランド、UQモバイルもauのサブブランドなので、会員数の伸びに合わせてネットワークの増強がしやすいという利点があるためです。
ドコモ系には、ワイモバイルやUQモバイルに似た格安SIMの会社やブランドがないので、通信速度で目立って速いと言えるところがないのがちょっと残念(ただ最近、「OCNモバイルONEが結構速くなった」と評判のようです)。
格安SIMの会社を選ぶ際に通信速度にこだわりがあるのなら、ワイモバイル(ソフトバンク系)かUQモバイル(au系)がおすすめです。
ワイモバイルの詳細は、

UQモバイルの詳細は、

を参考にしてみてください。
国内通話かけ放題で比較。おすすめは?
格安スマホあるいは格安SIMは、そのサービスが始まったころは、「通話のサービスが貧弱」と言われ続けてきました。
大手携帯キャリアでは当たり前だった「24時間国内通話かけ放題」がなく、22円/30秒で課金されていたからです。
このような事情から、スマホを通話中心で利用する方に、MVNOの魅力を感じてもらうことはできませんでした。
でも今では、大手キャリアを凌駕する通話サービスが複数の格安SIMの会社から出てきています。ワイモバイルとUQモバイルです。
ワイモバイルは、「24時間国内通話かけ放題」が、追加料金1,870円(税込)/月で可能。
UQモバイルも同じく、追加料金1,870円(税込)/月で可能。
携帯キャリアの場合、1,870円~1,980円/月ですから、両社のこの通話サービスは携帯キャリアに引けを取りません。
ただ、残念なのは、他のMVNOから同等の通話サービスを提供しているところが無いこと。しかし、
- 1回の国内通話が10分以内のかけ放題
- 1回の国内通話が5分以内のかけ放題
- 1ヶ月の通話時間が30分・60分の通話パック
といったサービスが登場しています。これだけでも充分という方は、

も併せてご覧ください。
ガラケーのサポートで比較。おすすめは?
「通話がメインの自分には、スマホは使いづらい。その点ガラケーは軽いしバッテリーの持ちも良いし、折りたたみ式で使いやすい。何と言っても、ドコモやau、ソフトバンクの最大の魅力は、このガラケーでかけ放題が出来ること。料金の安さが魅力!」
ガラケーユーザーがスマホや格安スマホに興味を示してくれない理由は、こんなところにあるようです。
でも、最近の格安SIMは、そんなガラケーユーザーにも魅力的になってきています。
- 上記のように格安SIMにも、国内通話が24時間かけ放題サービスがでてきた。ガラケーでも使える!
- 格安SIMの会社からも、ガラケーとSIMがセットで販売されるようになった
特にワイモバイルには、この2つが揃っているので、ガラケーユーザーにも格安SIMの魅力を感じて貰えそうです。
そしてもう一つ忘れてならないのが、ドコモ、au、ソフトバンクから「3Gのサービス終了」がアナウンスされたこと。
サービス終了が一番早いのがauで、2022年3月末となっていますので、携帯の契約更新月を迎えるタイミングで、格安SIMへの乗り換えを検討されたほうが良いでしょう。
詳細は、

をご覧ください。
iPhoneの取り扱いは?
iPhoneを格安SIM(MVNO)で使用するにあたり、2つのケースが考えられます。
- 格安SIMに乗り換えるので、iPhoneも新規で購入!
- 今までキャリアで使ってきたiPhoneをそのまま持ち込む
iPhoneを新規に購入する場合
新しいモデルを使いたいという方!
キャリアから格安SIMへ乗り換えるにあたり、新しいモデルのiPhone(SE2、12、11)を使いたいという方もおられるでしょう。
TVのコマーシャルでも良く見かけるように、新しいモデルは、ドコモ、au、ソフトバンクの携帯キャリアで購入することができます。しかし、格安SIMでは購入できません(但し、iPhoneSE2を除く)。
ドコモやau、ソフトバンクでは、サービスも同時に契約することが前提となっていますので、MVNOで新しいモデルのiPhoneを使うとなると、Apple Store で購入するか、Appleの実店舗で購入するしか方法はありません。この場合、SIMフリーの端末を購入することになります。
SIMフリーの新しいiPhoneについては、既に多くの格安SIMの会社で動作確認ができているので、問題なく使用できます(念の為、各MVNOの「動作確認済端末」でご確認ください)。
2020年8月以降、格安SIMでもiPhoneSE2やiPhone12、iPhone12 miniの購入が可能になっています。


型落ちiPhoneでも良いという方
各MVNOで最新のiPhoneを購入することはできませんが(但し、iPhoneSE2を除く)、型落ちや中古品であれば、下表のように購入可能です(2021年3月現在。入荷待ちや中古品の機種も含みます)。
搭載メモリや価格については、各MVNOの公式サイトでご確認ください。
(iPhone12やiPhone12 mini、iPhone SE2は型落ちではありませんが、下表に含めています)
MVNO | 販売中のiPhone |
---|---|
楽天モバイル | なし |
UQモバイル | iPhone 12 iPhone XR 64GB/128GB |
Y!モバイル | iPhone 12 iPhone 12 mini iPhoneSE2 64GB/128GB |
mineo | (中古品、入荷待ちを |
OCNモバイルONE | 【新品】 【中古品や整備品を含む】 iPhone 11 Pro (64/256GB) iPhone XR (64/128GB) iPhone XS (64/256GB) iPhone X (64/256GB) iPhone 8 (256GB) iPhone 7 (32/128/256GB) iPhone SE (32/128GB) |
BIGLOBEモバイル | iPhoneSE2 64GB/128GB |
IIJmio | 中古品、美品になります iPhone SE2 64GB iPhone XR 64GB iPhone 8 64GB |
LINEモバイル | なし |
イオンモバイル | なし |
格安SIM各社で購入するメリットは、
- 既に動作が確認されている
- 型落ちや中古品なので価格が安い
- 分割で購入できる
- 新規購入なので、SIMロック解除手続きの必要がない
といったことがあげられます。
乗り換え後もそのままiPhoneを持ち込んで使用する
現在、携帯キャリアで使用しているiPhoneを、乗り換え後の格安SIMでも継続して使用する場合です。
ワイモバイルへ持ち込む場合の例になってしまいますが、

に、乗り換えの際の手順や注意点などをまとめてみました。是非、ご覧ください。
格安SIMを目的別で選ぶ
格安SIMへ乗り換える理由やきっかけは一人ひとり違います。「へぇ~、MVNOの魅力ってそんなところにもあるんだ」というところをご紹介していきます。
出来るだけ料金を抑えたい
「格安」と謳っているだけあって、多くの場合、月額料金を大きく削減することができます。中には、大手携帯キャリアの月額料金と比較して1/2~1/3に削減できたという方も。
特におすすめは、データ通信量が少なめの方。だいたい10GB/月以下なら、月額料金を大幅に削減できます。逆に30GBから50GBといった大容量を消費される場合は、乗り換えないほうが良い場合もあります。
通話が中心という方におすすめは?
既に上記の「国内通話かけ放題で比較」でもご紹介していますが、ワイモバイルやUQモバイルでは、携帯キャリアと同様の「24時間国内通話かけ放題」が可能になっています。
しかも、追加料金は、
ワイモバイル(ソフトバンク系)で1,870円(税込)/月、
UQモバイル(au系)で1,870円(税込)/月。
キャリアの場合、1,870円~1,980円(税込)/月。
なので、逆に通話中心の方はこの2社はおすすめです。
「格安SIMでガラケーを使いたい」という方には、ワイモバイルがおすすめ!
- ガラケー端末が購入できる
- 通話かけ放題が、1,934円/月(税込2,127.4円/月)から可能
といったメリットがあります。詳細は、

をご覧ください。
学生の方へおすすめは?
中高生の学生の方におすすめの格安SIMといったら、LINEモバイルです。
ご注意)
LINEモバイルは、2021年3月31日をもって新規受付を終了しました。
LINEモバイルは、SNSが使い放題の格安SIMと言っても過言ではありません。
LINEモバイルには、基本となる「ベーシックプラン」に、用途に応じて以下のオプションを追加していきます。
■ LINEデータフリー
■ SNSデータフリー
■ SNS音楽データフリー
LINEフリー:LINEアプリの通話、トーク、画像・動画の送受信、タイムラインが使い放題(データ消費量ゼロ)。
SNSデータフリー:LINE、Twitter、Facebook、Instagramといったアプリのデータ消費量がゼロ(但し、一部の機能を除きます)。
SNS音楽データフリー:LINE MUSICとLINE、Twitter、Facebook、Instagramがデータ消費量ゼロ(一部の機能を除く)。
このように、今や学生の情報収集に欠かせない主要なSNSのデータ消費量がゼロになるので、SNSをメインで利用している中高生であれば、スマホの料金が抑えやすいですね。
ご家族みんなで使いたいという方は?
この格安SIMの中にも、ファミリープランというご家族でご利用される際にお得になるものが幾つかあります。
大きく、
■ 容量シェアタイプ
■ 家族割
に分けられます。
容量シェアタイプ
大容量の月額データ(20GB、30GBなど)をご家族でシェアするというものです。
例えば、お父さんが月額20GBで契約。その容量を、お父さんには3GB、お母さんにも3GB、息子さんには8GB、娘さんには6GBと割り振ります。
上記の場合、容量の契約はお父さんの月額20GBのみ。お母さんと二人のお子様はSIMカードの追加料金ですむので、とってもお得です。
IIJmioなどが導入しています。
家族割
親回線と子回線という考え方を導入。親回線に対して子回線の月額料金がある一定額割り引かれるというタイプです。
ワイモバイルがこちらのタイプになります。
ファミリープランの詳細は、

をご覧ください。
ポイントをとにかく貯めたいという方は?
ポイントを貯めるなら楽天モバイルです。
他のどのMVNOも凌駕するお得さを見せています。料金から1%のポイント還元を受けることが出来ますし、楽天のポイントでの支払いも可能となっています。
ポイントを全て楽天ポイントに集約しているという人にとっては、見逃すことは出来ません。
もう一つは、ワイモバイルです。
ワイモバイルで「スマホ ベーシックプラン」を契約すると、無料で「Yahoo!プレミアム会員」になれます(通常は、月額462円(税抜)の有料サービスです)。
Yahoo!ショッピング、PayPayモール、LOHACOでのお買い物で、いつでも対象金額の5%相当(Tポイント1%+PayPayボーナスライト4%)が戻ってくるのでお得です!
タブレット向きの格安SIM。おすすめは?
データ通信対応のタブレット用としてMVNOを利用するなら、イオンモバイルのタイプ2プランがおすすめです。
データSIMのみとなりますが、1GBで480円/月(税込528円/月)、4GBのプランで880円/月(税込968円)と激安。通信速度も比較的安定しているのでおすすめです。
スマホでYoutubeをよく観る。おすすめは?
BIGLOBEモバイルがおすすめです。
BIGLOBEモバイルの特徴といえば、「エンタメフリーオプション」。
- 音声通話SIMなら480円/月(税込528円/月)
- データSIMなら980円/月(税込1,078円/月)
の追加料金でこの「エンタメフリー」が利用できます。
カウントがフリーとなるアプリには、
- 動画系:Youtube、AbemaTV等
- 音楽系:radiko、Google Play Musicなど
- その他Facebook Messsenger
なども含まれます。
カウントフリーで比較。おすすめは?
Youtubeを観すぎて毎月速度制限にかかってしまうという方。データチャージをして高い月額料金を支払う前に「カウントフリー」を検討してみましょう。
「カウントフリー」とは、対象となるサービスのデータ通信量を消費しない機能のことで、格安SIMによって呼び方が異なります。
OCNモバイルONEでは「カウントフリー」、BIGLOBEモバイルでは「エンタメフリー」、LINEモバイルでは「データフリー」と呼んでいます。
料金は、プラン料金内に含まれているところ(OCNモバイルONE)や、オプションとして追加していくところがあります(BIGLOBEモバイルやLINEモバイル)。
毎月データチャージをして2,000円から3,000円も追加料金を払うくらいなら、このカウントフリーをうまく利用することで、思ったより安く済ませることもできますよ。
スマホの利用が、動画や音楽、あるいはSNSなどが中心の方は、是非検討してみてください。
カウントフリーのある格安SIMとフリー対象のパケット
格安SIM | SNS | 動画 | 音楽 | 電子 書籍 | ゲーム その他 |
---|---|---|---|---|---|
(プラン | なし | なし | Amazon Music AWA Spotify Google Play Music dヒッツ LINE Music | なし | 050Plus マイポケット OCN |
BIGLOBE モバイル (480円/月 から) | Messenger | Youtube Youtube Kids U-NEXT abemaTV | Google Play Music Apple Music Amazon Music Spotify LINE Music radiko など | dマガジン dブック | なし |
LINE モバイル | LINE | なし | LINE Music | なし | なし |
サポートで比較。おすすめは?
料金や機能にばかり気を取られて契約したのはいいけれど、いざ使い始めたら「こんなはずじゃ~」とならないためにも、サポートは重要です。
ここでは、
- 申込み・契約、購入後のサポートもしてもらえるリアルショップ
- 外出先でデータ通信量を削減できるWi-Fiの展開状況
についてご紹介します。
まだクレジットカードを持っていないという学生の方や若い方で気になる「口座振替」についてもご紹介しています。
リアル店舗を比較
格安SIM | 状況 |
---|---|
楽天モバイル | 楽天モバイルショップが、全国に 詳細は、こちら。 |
UQモバイル | UQモバイルショップが、全国に 詳細は、こちら。 |
ワイモバイル | ワイモバイルショップが、ソフト 詳細は、こちら。 |
mineo | mineoショップ、mineoお渡し店、 詳細は、こちら。 |
OCN モバイルONE | ヨドバシカメラ、GEO、ビックカメラ、 詳細は、こちら。 |
BIGLOBE モバイル | 日本全国に、BIGLOBEモバイルの即日 詳細は、こちら。 |
IIJmio | ビックカメラ、イオンのSIMコーナー、 店舗によりご契約方法やサポート可能な 詳細は、こちら。 |
イオン モバイル | 全国のイオン店舗で申込みが可能です。 詳細は、こちら。 |
Wi-Fiのサポートで比較
携帯のキャリアから格安SIM(MVNO)へ乗り換える最大の理由は、月額料金の削減!
MVNOの料金プランでは、月単位の通信データ量とその料金が小刻みに設定されています。当然使用量が少なければ料金も安くなります。
なので、月額料金を出来るだけ抑えるためには、データ使用量を出来るだけ抑える!ことです。
そのデータ使用量を節約する方法の一つが、「公衆無線LAN(Wi-Fi)の利用」です。
特に外出する機会が多くて、外出先から頻繁にデータアクセスされる方は、駅やカフェ、コンビニ、ファストフード店頭などに設置されている公衆無線LANを最大限利用されるといいですね。
「格安SIMへ乗り換える。さらに通信量を減らし通信料を節約する裏技!」で詳しく解説していますので、是非ご覧ください。
口座振替で比較
「クレジットカードを所有していないので、口座振替で支払いたい」という方はたくさんいらっしゃいます。
なのに、格安SIMの支払い方法の主流は、クレジット決済。口座振替に対応しているところは少ない、というのが現状です。
特に、格安SIM(MVNO)を利用したいという方で多いのが、20歳未満や大学生。このような方は、銀行口座は持っているけど諸事情でクレジットカードは未所有という方が多いんですね。
そこで、格安SIMの会社で「口座振替」が出来るところは無いか調べてみました。
格安SIM | 状況 |
---|---|
楽天モバイル | 以下の3つの支払い方法に対応して
但し、口座振替の場合、端末代金の 詳細は、こちら。 |
UQモバイル | 口座振替は可能ですが、オンライン 詳細は、こちら。 |
ワイモバイル |
であれば、口座振替可能です。 詳細は、こちら。 ワイモバイルの正規代理店に ヤングモバイルの詳細は、こちら。 Yステーションの詳細は、こちら。 |
mineo | 「eo光ネット」の支払い方法を口座 支払いはクレジットカードのみと 詳細は、こちら。 |
OCN モバイルONE | クレジットカードのみ、口座振替は 詳細は、こちら。 |
BIGLOBE モバイル | BIGLOBE会員でない場合、データ 詳細は、こちら。 |
IIJmio | 支払い方法は、クレジットカード 詳細は、こちら。 |
イオン モバイル | 支払い方法は、クレジットカード 詳細は、こちら。 |
このように、口座振替に対応している格安SIMの会社は少ないというのが現状です。
WEB経由のオンライショップで口座振替できるのは、
- 楽天モバイル
- ワイモバイル(但し、ヤングモバイル経由で契約の場合)
- LINEモバイル(但し、LINE Payカード決済)
- (BIGLOBEモバイルはデータSIMのみ)
だけのようです。
まとめ
格安SIM(MVNO)のメリットは、単に毎月の通信料が安くなるだけではありません。
最近の格安SIMはそのサービスも充実してきており、格安SIMの弱点だった通話も、今では逆に格安SIMの方がおすすめ!と言えるようになってきています。
カウントがフリーになるようなサービスが増えたり、ポイントが貯まるサービスもあります。
驚きは、実店舗も増えてきて、格安SIMもキャリアのショップのように対面でサポートしてくれるところが増えてきたということ。
ただ、闇雲に格安SIMに乗り換えるのはよくありません。
ヘビーユーザーやビジネスユーザーの方は、そのまま携帯キャリアでの利用を継続されたほうがよいかもしれません。
格安SIM(MVNO)に乗り換えた後に後悔することのないように、出来るだけ格安SIMのメリット・デメリットを理解し、「どこの格安SIMでどんなサービスを提供しているか?」もある程度把握しておくと、乗り換えもやりやすでしょう。