au回線に対応したおすすめの格安SIM(MVNO)は?

au回線に対応したおすすめの格安SIM(MVNO)は?

au回線に対応している格安SIM(MVNO)が増えています。

代表的な格安SIMの会社は、UQモバイル。他にもBIGLOBEモバイルIIJmioなどもそれぞれが持つ特徴を活かして急伸中です。

ここでは、au回線に対応した格安SIMと特徴やおすすめのポイントの他、乗り換えの際の注意項目や手順などについてもわかりやすく解説しています。

格安SIM移行へのメリット・デメリット

格安SIMの料金を比較してみた

まず、一番気になる料金について、auとau回線に対応した格安SIM各社の料金を比較してみました。

auの料金は、

  • 使い放題MAX4G 0~ 3GB:5,080円(税込5,588円)
  • 使い放題MAX4G 3GB以上:6,580円(税込7,238円)

です。

新しく始まったauブランドの「povo」は、20GBまでで、2,480円(税込2,728円)

各格安SIMについて、データ容量を10GB以下と10GB以上に分け比較してみました。
ご注意)下図では、通話オプションをはじめ他のオプション料金は反映していません。

(データ容量が10GB以下の場合)

格安SIMがターゲットすべきデータ容量は、小容量。特に10GB以下の料金では、上図でお分かりの通りIIJmioイオンモバイルが安いですね。

UQモバイルの料金は、3GB から10GBの間で、povoと同じ2,480円(税込2,728円)。

auの料金は、0 ~ 3GBでも5,080円(税込5,588円)、それ以上は6,580円(税込7,238円)なので、格安SIMの料金が如何に安いかがお分かりいただけるでしょう。

 

(データ容量が10GB以上の場合)

10GB以上については、20GBまでなら、IIJmiomineoイオンモバイルが安く、povoよりも安くなっています。

 

格安SIMへの移行のメリット

1.毎月の通信費が安くなります。上述のように、特に10GB以下のデータ容量であれば、大きく削減できます。

2.au回線に対応した格安SIMにはそれぞれ特徴があります。エンタメ系、SNS系、ファミリープランなど。これらの特徴を活かすことによって、さらに通信費を削減できる可能性があります。

3.テザリング」が、格安SIMでは無料で使えます。

 

格安SIMへの移行のデメリット

1.通信速度とその安定性が携帯キャリアと比較して劣る場合があります。ただし、UQモバイルはauのサブブランド、BIGLOBEモバイルはKDDIグループの一員でもあるからか、比較的評判は良いようです。

2.携帯キャリアと比較して料金プランがデータ容量に応じて細かく設定されています。データ容量を超過した場合、通信速度が低速に陥るので注意が必要です。データ容量を追加することで回避はできますが…

3.キャリアメールが使えなくなります(詳細は、後述しています)。

 

 

au回線に対応している格安SIM6選

ここでは、au回線に対応している、

  • UQモバイル
  • BIGLOBEモバイル
  • 楽天モバイル
  • mineo
  • IIJmio
  • LINEモバイル

をご紹介します。

各社それぞれ特徴がありますので、ご自身の毎日のスマホの使い方に合わせて格安SIMの会社(MVNO)を選ぶと、より経済的・効果的なスマホの使い方ができますよ!

UQモバイル

UQモバイルは、2020年にauのサブブランドになり、自らがau網を運営・管理するMNO(Mobile Network Operator)という立ち位置にシフト。更なる通信速度や通信の安定性に期待が持てます。

実際ネット上の口コミをみても、他のMVNOに比べて通信速度が速い、回線のスピードが安定しているなど評価が高いことでも知られています。

料金は特別安いという訳ではありませんが、au回線に対応した格安SIMの中では、唯一、国内通話がかけ放題」のサービスを提供しています

 

 

 

楽天モバイル

楽天モバイルでは、

  • 楽天回線
  • パートナー回線

という2つの回線が提供されていますが、パートナー回線がau回線に対応しています(楽天回線は、楽天独自のサービスです)。

楽天モバイルの大きな魅力は、楽天ポイントです。この楽天モバイルを利用することによって楽天ポイントが貯まりますし、楽天ポイントで支払いを行うことも出来ます。

今や楽天ポイントが生活に欠かせないという方には、この楽天モバイルは大きな魅力と言えるでしょう。

 

 

mineo

mineoという格安SIMのサービスを提供している会社は、(株)オプテージ
関西電力100%出資の会社で、格安SIM以外にも、光回線やエネルギー関連のサービスを提供しています。

2021年2月より、新しい料金プラン「マイピタ」がスタート。音声付きモード5GBプランで月額1,380円(税込1,518円)という破格のサービスを提供中。

さらにmineoには、データの消費量を抑える様々なサービスが提供されていますので、うまく利用すれば、結果的にはもっと料金を低く抑えることが出来るというメリットを生み出せます。

パケットギフト」「パケットシェア」「フリータンク」と呼ばれる様々なサービスを提供していますので、これらをうまく活用すれば、データの消費を極力抑えることができます。

 

 

IIJmio

IIJmioのサービスの特徴は、

  • 2021年の新料金プランでは、月額料金が更に安くなっている。
  • ご家族でデータをシェアできる「ファミリープラン」が充実している。

ことがあげられます。

例えば、データ容量12GBの「ファミリーシェアプラン(音声通話機能付きSIM)」を選ぶと、ドコモ、auに関係なく3,260円/月(税込3,586円、一人で利用した場合)から。

これを

  • 2人で利用した場合、3,960円/月(税込4,356円/月)から
  • 3人で利用した場合、4,660円/月(税込5,126円/月)から
  • 4人で利用した場合、5,760円/月(税込6,336円/月)から

と、とっても格安。

通話機能も充実していて、

  • 家族となら30分以内の国内通話がかけ放題:830円/月(税込913円/月)
  • 家族となら10分以内の国内通話がかけ放題:600円/月(税込660円/月)

と、こちらも大変お得!

大手携帯キャリアの現在のご家族の通信料金がどれくらいでしょうか?

それが、上記の場合、4人で5,760円(税込6,336円、上記で説明している通話機能は含まれていません)で済むんですから大変おトクですよね!

 

 

料金を比較

各格安SIM(MVNO)には、具体的にどうのような料金プランがあっていくらなのかを調べてみました。

音声SIMの料金比較

au回線に対応した格安SIM(MVNO)の料金プランをまとめてみました。

下表は、20201年4月現在の料金です。
また、下記料金には、「10分以下の国内通話かけ放題」等の通話オプションは含まれていません。

MVNOデータ容量月額料金
UQ
モバイル
くりこしS:3GB1,480円
(税込1,628円)
くりこしM:15GB2,480円
(税込2,728円)
くりこしL:25GB3,480円
(税込3,828円)
mineo1GB1,180円
(税込1,298円)
5GB1,380円
(税込1,518円)
10GB1,780円
(税込1,958円)
20GB1,980円
(税込2,178円)
IIJmio2GB780円
(税込858円)
4GB980円
(税込1,078円)
8GB1,380円
(税込1,518円)
15GB1,680円
(税込1,848円)
20GB1,880円
(税込2,068円)
イオン
モバイル
(さいてき
プラン)
0.5GB930円
(税込1,023円)
1GB980円
(税込1,078円)
2GB1,080円
(税込1,188円)
3GB1,180円
(税込1,298円)
4GB1,280円
(税込1,408円)
5GB1,380円
(税込1,518円)
6GB1,480円
(税込1,628円)
7GB1,580円
(税込1,738円)
8GB1,680円
(税込1,848円)
9GB1,780円
(税込1,958円)
10GB1,880円
(税込2,068円)

注)色々な割引やキャンペーン価格は適用していません。価格は税抜です。

例えば、データ容量3GBでみてみると、月額:980円(税込1,078円) ~ 1,480円(税込1,628円)で格安SIMを利用することができます。

10分以下の国内通話かけ放題というオプションは850円/月程度ですから、これを加えても2,000円(税抜)以下で利用できます。

 

データ通信SIMの料金比較

次に、データ通信SIM(SMSなし)の料金で比較してみました。

このSIMでは、通常の通話を行うことは出来ません。

  • タブレット等のデータ端末で利用する

という方におすすめの格安SIMです。

ただ、UQモバイルには、このタイプのSIMの料金プランがありませんのでご注意下さい。

MVNOデータ容量月額料金
mineo1GB800円
(税込880円)
5GB1,150円
(税込1,265円)
10GB1,550円
(税込1,705円)
20GB1,750円
(税込1,925円)
IIJmio
(タイプA
の場合)
2GB680円
(税込748円)
4GB880円
(税込968円)
8GB1,280円
(税込1,408円)
15GB1,580円
(税込1,738円)
20GB1,780円
(税込1,958円)
イオン
モバイル
1GB480円
(税込528円)
2GB680円
(税込748円)
3GB780円
(税込858円)
4GB880円
(税込968円)
5GB980円
(税込1,078円)
6GB1,080円
(税込1,188円)
7GB1,180円
(税込1,298円)
8GB1,280円
(税込1,408円)
9GB1,380円
(税込1,518円)
10GB1,480円
(税込1,628円)

音声通話SIMと比べて数100円/月程度安くなっていることがお分かり頂けると思います。

月額のデータ容量3GBが1,000円以下で利用できるMVNOもあるので、見逃せませんね!

 

各格安SIMはこんな方におすすめ!

ここまでご紹介してきたau回線に対応している格安SIM(MVNO)の特徴をまとめると、次のようになります。

UQモバイル:通信速度と安定性を求める方

mineoデータ使用量をこまめに節約したい

IIJmioご家族みんなで加入するとおトク!

 

 

 

au回線の格安SIMに乗り換える際の注意点

au回線の格安SIM(MVNO)に乗り換えるあたり、幾つか注意しておきたいポイントがあります。まとめると次のようになります。

  • 今使っている端末(スマホ)が格安SIMで使えるか?事前確認
  • 携帯キャリアで使っていたサービスが使えなくなるものとは?
  • 解約料を抑えるためにも、「新プラン」に移行し適用されるまで待つ
  • 料金は安くなるけど、通信速度が遅くなるかも
  • SIMロックの解除について
  • 乗り換えに発生する費用

では、順次みていきましょう。

今のスマホは格安SIMでも使えるか

「現在、携帯キャリアで使っているスマホ(端末)を、そのまま格安SIM(MVNO)に持ち込んで使いたい」という場合は、事前の動作確認が必要です。

幸い、各格安SIMの公式サイトには、「動作確認済端末」のリストが公開されていますので、事前に確認しておきましょう。

例えばUQモバイルの例を挙げてご説明すると…まず、こちらをご覧ください。

1. 携帯会社を選択(現在利用している携帯キャリア)

2. メーカーを選択

すれば、その下に動作確認済端末の一覧が表示されます。そしてリスト上の端末をタップすれば、各端末の詳細(SIM種別、SIMロック解除の必要/不要等)も分かるようになっています。

併せて、UQモバイルの場合には、「動作不可端末一覧」のリストもあるので、必要に応じてご覧になると良いでしょう。

このように、まず、現在ご使用の端末(スマホ)が、乗り換えを検討している格安SIM(MVNO)で動作するかどうかを事前に確認しておきましょう。

 

SIMロックの解除が必要?!

併せて、SIMロックの解除が必要かどうかもチェックしておきます。

現在の携帯キャリアがauであれば、au回線系の格安SIMへ乗り換える際のSIMロックの解除は多くの場合必要ではありませんが、ドコモSoftBankから乗り換えられる場合は、SIMロックの解除が必要になります。

まず、上記の「動作確認端末一覧」で必ずSIMロックの解除が必要かどうかを確認して下さい。

必要であれば、SIMロック解除の手続きを行う必要があります。

 

格安SIMで使えなくなるサービスとは?

au回線系の格安SIM(MVNO)へ乗り換える最大のメリットは、「月額の通信費を大幅に削減できること」にありますが、乗り換えに伴うデメリットもあります。

その一つが、キャリアメールが使えなくなることです。

○○○@docomo.ne.jp
○○○@ezweb.ne.jp
〇〇○@softbank.ne.jp

格安SIMへ乗り換えると、このようなキャリアメールが使えなくなるので、予めご承知おき下さい。

UQモバイルの場合は、月額200円(税込220円)で「uqmobile.jp」が使えますが、他の格安SIMでは用意されていません。gmail等のメールをご用意下さい。

メールアドレスが決まったら、メールをやり取りされている方に「メールアドレス変更のお知らせ」を送っておきましょう。

 

携帯キャリアの解約料を抑えるには

携帯キャリアを変更する際にやっかいだったのが、「2年縛り」と「10,450円の解約料金」。この縛りのために、携帯キャリアの変更をためらっている方も多いのではないでしょうか。

そこで、2019年10月の法律改正により、この縛りと解約料が大きく改善され、解約料は1,100円以下となりました!

とはいっても、対象となるのは携帯キャリアが発表した「新プラン」のみ。しかも、「適用」されていることが必要です。

上記の法律改正に合わせて、各携帯キャリアでは「新プラン」を発表しています。概ね2019年9月中旬以降に発表されたプランが「新プラン」に該当しますが、解約の縛りがなく解約料1,100円以下が適用されるのはこの「新プラン」のみで、しかも適用されていることが必要です。

また、各携帯キャリアによって細部が少しずつ異なるので、必ずチェックしておきましょう。

 

通信速度が遅くなる?

携帯キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)そしてUQモバイルは、自らが携帯網を所有し運用しているMNO(Mobile Network Operator)です。

一方の格安SIMの会社は、上記MNOから携帯の回線を借り受けて運用しているMVNO(Mobile Virtual Network Operator)です。自らが携帯網を所有・運用している訳ではありません。

両者の運用面での違いは、ユーザー(お客様)の伸びに合わせて携帯網の拡張や増設・強化を適切に行えるかどうかにあり、この違いが通信速度やその安定性に大きく影響を与えているようです。

MVNOは自らが携帯網を所有していません。莫大な設備投資を行う必要がないので、その分、料金プランを格安に提供できているというメリットがあります。反面、携帯網の増強や強化をユーザーの伸びに合わせるのが難しく、通信速度やその安定性に影響を与えてしまっているというデメリットもあります。

お昼時の12:00~13:00、就業時刻を終えた18:00以降などで一気に通信速度が落ちるのは、非常に多くの方のネットアクセスが一気に増えてしまうから。そのアクセス増にMVNOの設備が追いつけていないというのが大きく影響しています。

ただ、UQモバイルBIGLOBEモバイルに関しては、通信速度やその安定性に関して評判が良いようです。

UQモバイルはauのサブブランドBIGLOBEモバイルは、au回線を所有しているKDDIのグループの一員であることが大きく影響していると思われます。

 

乗り換えに発生する費用は?

携帯キャリアからau回線系の格安SIMへ乗り換える際に発生する費用についてもまとめてみました。

以下の料金が発生します。

■ 解約金:0円から10,450円。端末を分割購入の場合は、その残債も発生します。

MNP手数料:3,300円
MNP(Mobile Number Portability)と言って、今まで使用していた電話番号をそのまま引き継ぎたい場合、現在の携帯キャリアにMNP転出料を支払います。

SIMロック解除費用:0円から3,300円
SIMロック解除が必要な場合に発生する費用で、現在の携帯キャリアに支払います。ご自身でSIMロック解除を行う場合、この費用は発生しません。

初期事務手数料:3,300円
au系に対応している格安SIM(MVNO)に支払う初期事務手数料です。キャンペーン等で無料の場合もあります。

 

MNPを行う場合、6,600円(MNP転出料+事務手数料)から20,350円(さらに、解約料10,450円とSIMロック解除費用が発生した場合)

新規で格安SIM(MVNO)との契約を行う場合:3,300円(初期事務手数料)から17,050円(さらに、解約料10,450円+MNP転出料(MNPが発生する場合))

の費用が発生します。

 

au回線の格安SIMに乗り換える方法

ここでは、乗り換えの手順について説明します。

以下の手順ですすめると良いでしょう。

  1. 格安SIMに乗り換えるべきかどうかを見極める
  2. 乗り換えのタイミングをチェック
  3. スマホ本体と格安SIM会社(MVNO)を決める
  4. MNP予約番号を取得する
  5. 端末あるいはSIMカードが届いたら
  6. 新しい格安スマホ本体に電話帳を移行する
  7. IP電話や格安でんわを導入する

詳細は、

格安SIMへの乗り換え手順・流れを理解する
格安SIMへ実際に乗り換えようとなると、どんな手順を踏めばよいのかわからないといった方の声を耳にします。ここでは、キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)から格安スマホへ乗り換えるための導入の手順や流れをまとめてみました。

で詳しく説明していますので、是非、ご覧ください。

 

 

まとめ

ここでは、au回線に対応した格安SIM(MVNO)6社を取り上げました。

データ容量が10GB以下くらいであれば、どのMVNOであっても携帯キャリアの月額料金より大幅に抑えることができます。

しかもau回線に対応したMVNO各社には、それぞれ特徴があります。通信速度とその安定性を重視したUQモバイル、エンタメ系中心の方におすすめしたいBIGLOBEモバイル、ご家族全員でスマホを効率よく使いたいという方にはIIJmio、といった具合です。

au回線に対応した格安SIMの乗り換えるのは、何だか面倒そう!?と思われているなら、まず、月額料金がどれ位削減出来るかをこのサイトでご確認下さい。

最初のうちは、乗り換えるのが「面倒そう~…」と思われるかもしれませんが、「えっ、こんなに削減できるの?」と思われること間違いなし!
いざ行動を起こしてしまえば、以外にもスムーズに乗り換え出来ることが出来るんですよ!

スマホ代を何とか安くしたいという方には、是非、行動を起こしていただきたいと思います。